2018年4月1日
夕方に新千歳空港を発って、九州上空を過ぎて何も見えない海上飛行になってからはビールを飲みながら台湾のマップを見たりして過ごした。
20:00頃、明るく輝く台北の上空から桃園国際空港に到着。
空港周辺の道路は自転車に乗ることは出来ない。台北市内に出るにはMRT(地下鉄のような新交通システム)で30分くらいだが、宿を予約したところで夜の知らない町で自転車に乗って探すのは至難の業だ。
そこでどうするか。台湾自転車旅のブログを読むと、「空港に泊まった。」とある。さらに「入国審査の時に、その日の宿の予約書の提出を求められるが理由を話すと通過させてくれる。」とあったので気楽に考えていた。
ところが、入国ゲートで男性管理官がかん高い中国語でまくし立てる。どうやら宿泊予約書が無いので「入国させない!」と言っているらしい。これはハプニングだ。
あやしげな英語で日本語の分かる入国管理官をお願いすると、中年の女性がやってきて別室へ。
二日目は台中市のゲストハウスを予約していたので書類を見せるとOKになった。
係官;「空港に泊まるところはありませんよ。」
私;「長椅子で寝ます。」
係官;「お気を付けて。」
というわけで晴れて台湾に入国することが出来た。
荷物の受け取り場所に行くと既にコンベアは止まり、自転車とサイドバッグ二つが取り越されて壁に立てかけられていた。
3万円くらいを台湾ドルに替えて(1TWDは4~5円)、到着ロビーへ。
先着と思しき台湾人家族が長いソファで寛いでいて安心する。
そして何とソファにはUSBジャックの付いた小さなテーブルが附属していた。
やれやれ、これで眠れる。
環島は時計と逆回りにした。大陸側の南下も太平洋側の北上も風の吹き方が追い風になり易いらしい。
翌日は空港から台南市までバス輪行することにしていたので、乗り場を確認して寝袋に入ったのは23:00を過ぎていた。
(つづく)
ワクワクよりもドキドキするような場面が多いようですね。
その状況下では『お気をつけて』の一言は大きいですよね。
日常の生活では味わえない異国ならではの貴重な体験談を含むよもやま話を楽しみにしています。
いろいろありましたよ。お楽しみに。笑
shimaさんのバイク姿、カッコイイですね。
自転車→バイクの人には沢山お会いしました。今は別の楽しみがあってそれはそれで良いことだと思います。健康第一!