楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
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森元首相の国会証人喚問を !

2024年05月11日 | 日記
森喜朗元首相は、4月18日に240分にわたってノンフィクション作家の森功氏のインタビューを受けて、「(岸田首相から)『キックバックを知っていたか。』、あるいは『裏金システムそのものを作ったのではないか。』という質問は無かったのですか。」と確認されると、「はい」と認めたという。

さらに、岸田総理からの電話は、「『例の問題について、森先生の話を聞いたかどうか、質問が集中しますので、含みおいてください。』というような内容です。」とも語ったという。

岸田首相が「電話があったことは黙っていてくださいね。」と森氏に頼んだわけだ。全くいい加減な電話であったということである。
詳しい内容は5月10日発売の「文藝春秋」6月号に掲載されているらしい。


一方、岸田首相は4月4日に記者団に対し、森氏に電話し、不正還流について「森氏が関与したのか、話を聞かせてもらった。新たな事実は確認されなかった。」と説明し、「文藝春秋」が発売された5月10日にも「森氏の具体的な関与は確認できていない、と(これまで)言ってきた。この発言は全く変わることはない。」と従来の自身の説明を繰り返している。


国会も(メディアも)目は政治資金規正法の改正案に向いているが、どちらかの(元)首相ともあろう人物が大嘘を言っているわけで、どうしてこれだけ両者に真逆の食い違いがあるのに立憲民主党は森氏の国会シ証人喚問を要求し、真実を明らかにしようとしないのか。
不思議でならない。腰が引けているようにしか見えない。


裏金事件の解明が無いまま規正法改正に向かうのは間違っている。
しかも、自民党の〝小出し作戦〟で時間稼ぎされ、会期末に強硬採決といういつものパターンで。

立憲民主党は野党第一党としてしっかりして欲しい。