ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

音と文字

2011-10-19 16:06:48 | 
先日来、録音CDに嵌っているが

藤岡琢也が朗読する「おはん」が絶妙だった。
宇野千代のこの作品を読んだことがなく、耳から入ったわけだが
そうして良かったとしみじみ思えた。

しょうもないオジサンの語りが、朗読にピッタリで
文字では味わえない京都弁のニュアンスにも聞き惚れた。


松本清張の「家紋」も聴いた。
これも初めての作品。
最後の方で、清張自身が作品を語っていた。
市原悦子の語り口は、特に印象的ではなかったが
登場人物で「ユキオ」という子供がいた。
私の中では、特に意識することなく男の子変換されていたが
途中で、女の子と出てきてビックリ!!
慌ててどんな文字かと思ったり(笑)
「オ」は「緒」だろうなぁ…


もう一つ、加藤武の朗読で
芥川龍之介の 「杜子春・トロッコ・蜘蛛の糸」
何十年ぶりかで、この作品たちに接した。


「読み聞かせ」という言葉は、
聞かせてやるという 上から目線を感じて、好きではないが、
聞くことを強制しないなら
子供に本を読んでやるのは、良いことだと
朗読を聴いていて改めて思う。
コメント
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