10分の１

被災地の夏休みは変則的だった。
始まりが遅かった分、今日あたりから２学期が始まったところが多いとのこと。

福島県の小・中学校では、夏休み中の転校が相次ぎ
通算して１０分の１の児童・生徒が転校したと
昼のニュースで聴いた。

毎日、放射能濃度が発表されているが、
確かに福島県の数値が突出している。
成長期の子供や孫がいる人は不安で堪らないだろう。

ツテがあるなら、転校させるだろうし、
残っている人だとて、出来るなら転校させたいと思っているだろう。

先行きが全く不透明な状態が続く。
農産物も家畜も売れず、このままでは県全体が立ち行かない。
できることなら、県まるごと移転したいくらいだろうが
そうもいかない。

政治家の不甲斐なさが情けない。
なにか前向きな方法はないものだろうか。