イグノーベル

先日、NHKの国谷アナウンサーがある学者と《イグノーベル》について対談していた。

 (イグノーベル)は 初めて聞く言葉だったが、内容に共感した。

 学問や研究は通常専門へと分化していくが、学問や研究の対象を越え、広げて研究する《方法》のことらしい。

 学者も組織や生活がありすぐさま成果を求められる中にあっては、研究対象やフィールドを広げる人はあまりいないらしい。

  学者や専門家が縦割りで細分化され研究者の数ほど専門分野が異なるのを裏付けてくれた話だった。

    人は部分的にとらえても、いかなるものも部分的に存在するものは無いのに、つい忘れがち。

    偉い人の話をきいても、国や世界や地球の全体像が浮かばないのも仕方ないのかもしれない。

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 国益・世界益・地球益

オバマ大統領は新しく世界のどこへでも2時間以内にピンポイントで攻撃できるミサイル計画を指示したという。勿論、懸念の声は上がっている。

  国や主権を守るのに大国も小国もないだろう。

  世界の各国が《世界平和のため》だと言ってアメリカ同様のミサイル計画をしたら、世界は平和になるのだろうか?

  軍縮が平和への歩みであることは分かるが、軍拡が平和への歩みになるとは考えにくい。

影を射してきたとは言え世界へ最大の影響力をもつアメリカの(チェンジ)と訴えたオバマ氏がこんな論法で行動しているのだから、世界がややこしくなり紛争が起きるのも、仕方ないかもしれない。

   自らの不完全な民主主義を省みず、やたらに《民主主義)や《世界平和)を標榜すべきでない。

 国益と国益の衝突が戦争、世界益や地球益で考えないと平和へはつながらない。( ノーベル平和賞)にノーベルが泣いているかもしれない。

 それにしても、すごいことを考えるものだ。 

   

 

 

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