

2023年(令和5年)9月15日付 紀伊民報紙面より引用
https://www.agara.co.jp/article/305868
バイク免許取る高校生増える 和歌山県教委、「禁止」から指導方針を転換
⇧2023年(令和5年)9月15日付 紀伊民報サイト
和歌山県教育委員会が本年度、
高校生のバイク免許取得を原則禁止から生徒の判断に委ねるよう指導方針を転換したことを受け、
田辺市内の自動車学校では、免許を取得する高校生が増えている。
事故を心配する声もあるが、県教委は「交通安全教育を充実させていく」と話している。
■「三ない運動」見直し
法令上は16歳から原付きバイク(50cc以下)や普通二輪(400cc以下)、
18歳から普通自動車や大型二輪の免許を取得できる。
しかし、1970年代後半に若者のバイク事故が多発し社会問題化。
県教委は県高校PTA連合会の意向を受けて、
80年に運転免許に関する指導要領を定め、高校在学中は原則禁止の方針を掲げた。
その後、高校生のバイク利用について
「免許を取らせない・乗らせない・買わせない」のいわゆる「三ない運動」が全国で広まったが、
近年は他県などでその運動を見直し、
バイクを安全に利用させるための交通マナー指導に重点を置く教委が増えている。
■指導要領を廃止
指導要領の策定から40年以上が経過し、
県教委は成年年齢の18歳への引き下げなど高校生を取り巻く社会状況の変化などを考慮し、
昨年度末で指導要領を廃止した。今後は、各校での交通安全教育を充実させるとしている。
バイクの免許が自由に取得できるようになった一方、
紀南の高校では通学や課外活動での利用を原則禁止とする校則を今春新たに定めた。
そのため、免許を取得したとしてもバイクを使用できるのは休日などに限られている。
これまで通り、自宅が遠方にあるなど特別な場合には通学での利用を認めている。
PTA連合会は高校生の命を守るという観点から、
「三ない運動」に「親が子どもの要求に負けない」という項目を加えた
「三+(プラス)一ない運動」を本年度も継続しているが、
今後の運動の在り方については、経過を見ながら時間をかけて考えたいという。
■「職業選択も考えて」
田辺市新庄町の田辺自動車学校では、高校生の受講者が増加している。
16~18歳の受講生は4月以降、原付きバイクが約50人で、
すでに昨年度1年間の人数を上回り、
普通二輪も昨年度1年間で12人だったのに対してすでに10人だ。
田辺自動車学校の普通二輪教習生、神島高校(田辺市)2年の女子生徒(16)は、
バイクを持っている兄の影響で免許取得を目指している。
「すぐにバイクを購入する予定はないが、いつか兄とツーリングをしたい。安全運転で楽しみたい」。
同じく普通二輪教習生で同校1年の男子生徒(16)は職業選択の幅を広げたいと受講。
「二輪の免許を持っていれば、普通自動車免許の筆記試験が免除になる。
3年生になって進路のことで忙しくなる前に、余裕を持って取得できるのは良いことだと思う」と話した。
⇧2023年(令和5年)9月15日付 紀伊民報より引用
https://www.agara.co.jp/article/305868
バイク免許取る高校生増える 和歌山県教委、「禁止」から指導方針を転換
⇧2023年(令和5年)9月15日付 紀伊民報サイト
本年度から和歌山県でも三ない運動が見直しされ、
個人的には「(見直しされて)良かった!」と思うと同時に
「(見直しされるまでの時間が)長かった!」という印象です。

https://blog.goo.ne.jp/dosukoiya/e/dd067da0bdd9340c930b1490acc9220d
⇧高校生の二輪免許取得 について 紀伊民報 読者の欄に掲載されました
2022年4月22日 当ブログでも紹介させて頂きましたが、
三ない運動の見直しについて、賛否両論ある事は、重々承知しています。
私は、新聞投書でも書かせて頂きましたが、バイク免許取得を通して、
高校生に交通安全教育を学んで頂き、そして私たちより2年早く
大人になることになった今の高校生に対して、
少しでも可能性を伸ばせる環境を整備出来ればと思います。
二輪免許取得は、大人としての交通社会参加への一歩となります。
この思いに変わりは、ありません。
課題はありますが、良い方向へ進むよう
私も考えてみたいと思います(^^ゞ
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