どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

吉野川サンライズ大橋に決定

2021-11-28 20:32:48 | 日記
先日(11/24)のニュースで、ネクスコ西日本が徳島市の吉野川河口部で工事を進めている
長大橋の名称が「吉野川サンライズ大橋」に決まったと報道がありました。
私は、以前この名称募集を知り「吉野川ゲートウェイ大橋」という名前で応募しましたが、
選考から漏れてしまいました。残念(T_T)

ただ私は、ゲートウェイというカタカナで応募しましたが、
選ばれたのがサンライズという事から自分では、良い線をいっていた?と思っています。
次回このような機会があれば、また挑戦してみたいと思います(^^ゞ
私が応募した吉野川ゲートウェイ大橋には、以下のような意味を込めていました。

名称:吉野川ゲートウェイ大橋
その名称とした理由や込めた思い
①同橋は、吉野川河口に掛かる橋長1,696.5mと最長であり、まさに吉野川の玄関口にあたる

②橋長1,696.5mは、四国最大の一級河川吉野川の源流部(支流:祖谷川)にある
徳島県最高峰剣山(標高1955m)と肩を並べるスケール感をゲートウェイという未来感で表現。

③県南部へこれから延びていく、徳島南部自動車道の玄関口にあたり、躍動する徳島のランドマーク的存在。

④鳥類の飛翔阻害軽減を考えた建設工法は、国内外からも吉野川へ飛んでくる
渡り鳥にも優しいゲートウェイであり、環境に配慮したオープンさを表現。

⑤同橋に込めたコンセプトは「結びつき」です。
徳島の人と地域を結び、吉野川と共に徳島の未来へ向けて飛躍するイメージを表現しました。



以下は、ネクスコ西日本サイトより引用
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/shikoku/r3/1124/

E55徳島南部自動車道の橋の名称が決定しました!
― 一級河川「吉野川」に架かる最長の橋「吉野川サンライズ大橋」 ―

令和3年11月24日
西日本高速道路株式会社

NEXCO西日本四国支社徳島工事事務所(徳島県徳島市、所長:浦 啓之)は、
工事を進めているE55徳島南部自動車道 徳島ジャンクション(JCT)~徳島沖洲インターチェンジ(IC)間の
一級河川「吉野川」河口部に架かる橋について、今年7月1日から8月31日まで名称を公募し、
総数2,070点の応募いただいた中から、名称選考委員会で審議した結果、
正式名称を「吉野川サンライズ大橋」に決定しました。

写真は、朝日に照らされる建設中の吉野川サンライズ大橋

1.決定名称等
優秀賞 「吉野川サンライズ大橋」 渡部 隆史さん(徳島県吉野川市)

2.応募状況及び選考方法等
(1)募集期間 令和3年7月1日(木曜)から令和3年8月31日(火曜)

(2)応募結果 2,070点(うち県内1,088点、県外982点)

(3)募集状況(その他の主な応募作品)
吉野川河口大橋、徳島大橋、阿波藍大橋、阿波すだち大橋、阿波大橋、四国三郎大橋 等

(4)選考方法
令和3年10月29日(金曜)に開催した選考委員会において選考

(5)選考理由
吉野川の最東端(河口)に架かる橋で、川に架かる橋でありながら、海からの日の出を臨む橋。
場所もイメージしやすく、カタカナの名称も新しい時代を感じさせる。
爽やかな朝、夜明け、太陽が昇るというスケールが大きく、
上昇志向、徳島の新しい夜明け、飛躍・発展の期待が込められている。

遂に完走!最後まで残った国道425号 奈良県下北山村から三重県尾鷲市まで走り抜ける

2021-11-19 22:20:23 | 日記
和歌山県御坊市(終点)から三重県尾鷲市(起点)を結ぶ国道425号。
この道は、*日本三大酷道の一つとも言われていますが、
これまでに、和歌山県御坊市から奈良県下北山村の区間は、
既に走りましたが、奈良県下北山村から三重県尾鷲市の区間は、
何度か挑戦しようとしましたが、通行止めのため走り抜ける事が出来ず、
国道425号のなかで、唯一走れていない区間でした💦💦

なかなか私を受け入れてくれなかった?国道425号ですが、
11/14、尾鷲市まで走り切った時は、何とも言えない達成感がありました(^^♪

*日本三大酷道
①徳島県徳島市を起点とし、高知県四万十市を終点とする国道439号
②福井県大野市を起点とし、長野県飯田市を終点とする国道418号
③三重県尾鷲市を起点とし、和歌山県御坊市を終点とする国道425号






主な走行ルート 白浜町→国道311号→田辺市本宮町→国道168号→新宮市熊野川町→国道169号→
北山村→村道不動線(不動トンネル)→奈良県下北山村→国道169号→下北山村池原(池原ダム)→
国道425号→三重県尾鷲市→国道42号→熊野市→国道311号→奈良県十津川村→国道169号→
新宮市熊野川町→国道168号→田辺市本宮町→国道311号→白浜町
走行距離 約290㎞


まだ暗いJR白浜駅

白浜駅構内の照明が点灯していますが、時刻は午前5時半を過ぎたところ
夏場とは、違い夜明けが遅いです(*´ω`)

上富田町生馬交差点付近
少し空が明るくなってきたかなぁ?これから国道311号を東へ走ります。

田辺市中辺路町近露(ちかつゆ)

田辺市中辺路町小広(こびろ)峠付近の気温は7度



国道169号バイパスは、かなり標高の高い所を走っています。
写真は、谷間を走る旧国道169号(写真ちょっと分かりにくいかも💦)

山の斜面を縫うように伸びる旧国道169号

山の間に霧が立ち込めています

国道169号を走って北山村 道の駅おくとろ到着

飛び地の村 北山村
つい最近来た所なので、写真もそこそこに、トイレ休憩をしてすぐに出発

奈良県下北山村 北山川に掛かる池原橋









親柱に歴史を感じます

新しく作り直したと思いますが、株式会社 大阪鐵工所製作 昭和三年 と表示

池原橋の設計概要

池原橋について紹介されています
池原橋 池原橋は昭和三年(西暦1928年)、下北山村を南北に流れる北山川に建設されました。
当時、北山川の流れは川幅が広く雄大で通称「おおかわ」とよばれ、
人々の交流や物資の運搬は小舟により行われていました。

この川に掛けられた池原橋は、当時としては希にみる規模の橋として、
工事中も、また完成後も村内の人々を始め多くの近隣町村の人々が見物に来たと言われています。
人々は村民の誇りとして、この橋を「池原大橋」或いは「おおはし」と呼び親しみ、
交通の要として利用してきました。

完成以来、悠久の北山川の流れに雄大な姿を映し、
昭和から平成へと歴史と共に時代の移り変わりを見続けてきた橋でありますが、
経年劣化により補強や、修繕が必要となり平成14年度に大改修を行いました。
この橋がこれからも愛され続けることを希望し、ここに建設当時の風景や、
建設工事の様子がうかがえる写真と共に紹介を致します。

橋長:163.4m(鋼橋(こうきょう)109.04m、コンクリート橋54.36m)
有効幅員:3.10~3.66m

橋が出来る前は、小舟で渡っていたんですね。
工事中の池原橋の写真を見ていると、当時このような山間部での大規模工事は、
人々の注目を集めたものと想像できます。

完成当時の池原橋を見ても、北山川の水量の多さがよく分かります。
この北山川の豊富な水量が、昭和30年代のダム開発に繋がっていったものと思います。

池原橋に繋がるこの道は、国道425号
道を進むと十津川村へと向かいます。

十津川村から下北山村への国道425号は、既に走っていますが、
今回は、残された最後の区間 下北山村から三重県尾鷲市まで走ります。

この先、池原交差点(信号無し)で国道169号と別れます。

国道425号から池原交差点を望む。

尾鷲まで43㎞。国道425号を走ります。

池原ダム

とても大きなダムです

国道425号は、この池原ダムの上を走ります









ダムの上から見下ろすと、あまりの高さに足がガクガクと震えました(>_<)



お天気も良い感じです

さて国道425号、本領発揮の幅員です(^^ゞ

池原ダムのダム湖が本当にキレイです。



池原発電所の紹介

池原発電所概要
池原発電所は、わが国における再多雨地帯(年間約4,000㎜)の大台ケ原に源を発する
北山川の池原地点に高さ111m、頂長(ちょうちょう)460mのアーチ式コンクリートダムを築き、
最大出力350,000kWを発電する北山川水系一貫開発の根幹をなすものです。
また、この発電所は、夜間の余剰電力を使って、
下池の七色ダムから池原ダムに水を揚げ自流に加え昼間に発電する混合揚水発電所です。
発電した電気は、関西・中部地域に送られ電力消費ピーク時に、最大の力を発揮しています。

運転開始 1・2号機 昭和39年9月  3・4号機 昭和41年10月

新宮川の清浄化を目指して
近年新宮川水系北山川は、上流域の開発事業や山腹崩壊等により、
洪水時には池原ダム湖に濁水が流入し、下流の濁水長期化現象が著しくなってきました。
池原ダム表面取水設備は、この濁水長期化現象を軽減し、
豊かな清流に戻そうとする設備です。

表面取水設備とは
「表面取水設備」とは、ダム湖の中層が濁っているときに、
ダム湖の表面付近にあるきれいな水を取水できる設備です。
濁水は、洪水時に池原ダム湖の流れ込むと下図のように中層に漂うことになります。
既設の取水口は、この中層から取水していますが、
「表面取水設備」は表層のきれいな水を取水して流す方式です。


https://youtu.be/VwJengwQ5-Y
池原ダム上(取水口)にあるウノス橋から、ぐるっと360度撮影した動画になります

ウノス橋 ウノスってどういう意味なんだろう?

池原ダム湖

取水口から下流を望む。メチャクチャ高いなぁ~💦


池原ダムから尾鷲方面に向けて走ります。
この橋は「とぼとだに」に掛かる「とぼとばし」です。昭和38年11月30日竣工。
とぼと谷という名前も、とぼとぼ歩くしかない?という所から来ているのかなぁ?

谷が深い

池原ダム湖の湖上では、ボートに乗って釣りを楽しむ方を見掛けました。

天気が良いと気持ちが良いですね

トボトトンネル 左下には国道425号 205とありますが、
奈良県と三重県の県境まで、あと20.5㎞という表示です。
トボトトンネル 昭和38年11月30日

とても広いダム湖です

清水トンネル
左下の看板ですが、落石注意お願い
落石等を発見した場合は下記へ連絡ください
奈良県吉野土木事務所と吉野警察署の電話番号が書かれていますが、
←最寄の電話7㎞先 最寄の電話尾鷲地内→

何かあっても公衆電話までの距離も遠く
携帯も通じない区間が多いので、原付で走っている際、
万一エンジントラブルがあったら…と考えると
尾鷲市内に着くまでエンジンを切る事が出来ませんでした((+_+))


備後川に掛かる備後橋(びんごばし) 昭和38年11月30日竣工。

この橋を渡って尾鷲に向かいます

池原ダム方向を望む

記念碑があります

大幹線林道備後川線 竣工記念碑

記念碑裏面
工事期間 自 昭和39年度 至 昭和46年度
延長 8260米  工事費 33390万円
施行主体 奈良県 下北山村
記念碑建設 熊野市 上北山村

備後橋上からの眺め

備後橋上からの眺め

まさかの境界登場にちょっと驚きました。
ずっと下北山村が県境まで続くものと思っていたので(^^ゞ
ここからは、上北山村へ入ります

境界を越えて振り返って下北山村を見る

国道425号クオリティ?

時々、酷道の顔を覗かせます(笑)
県境まであと11.6㎞。まだまだ続きます。

道幅が広くなったと思ったら、坂本ダムまで来ました。
松阪122㎞ 尾鷲30㎞
池原ダムから尾鷲まで43㎞なので、まだ半分も来ていません((+_+))

案内標識の反対側には、十津川57㎞ 下北山27㎞とあります

坂本ダム 昭和37年3月竣工





坂本ダムとダム湖



坂本ダムから下流方向を写す

坂本ダムが2020年度日本ダムアワード「放流賞」を受賞しました
JAPAN DAM AWARD
ダムアワード?初めて知りました。
ダムカードは聞いた事がありますが、ダムはそれほど興味がある訳ではありませんが、
スケールの大きさに「スゴイなぁ~」と圧倒される事はあります。
紀伊半島には、ダムが多くありますが、個人的には、黒部ダムは機会があれば行って見たいです。
ずいぶん前に、NHKのプロジェクトXで、黒四ダム建設にあたって
大町トンネル(現:関電トンネル)での破砕帯突破の
ドキュメンタリー映像を見た時、大変感動しました。
それが行って見たい理由です。えっ?まさか原付で(笑)

水利使用標識

坂本トンネル
坂本ダム見学後、尾鷲に向かって走ります

古川(ふるかわ)に掛かる出合橋(であいばし)昭和34年8月



橋の上からのダム湖を望む

相棒と出合橋

遠方にスゴイ滝が見える

岩屋谷(いわやだに)に掛かる不動橋(ふどうばし)昭和34年6月

不動滝・銚子滝

立派な滝です

坂本ダムのダム湖

空の青さと水の色が何とも言えない美しさ
大自然とダム湖の人工美が見事に調和しているように感じます。
ふと忘れがちですが、このような大きなダム湖の場合、
建設地によっては、水没した集落もあったかと思います。
先祖代々住んでいた土地を離れるのは、大変な思いもあったかと思いますが、
そのような方々の犠牲もあって、私たちは今、電力を享受している事に
一瞬でも思いを馳せたいものです。

高倉第二トンネル 昭和34年6月
この先、似たようなトンネルが続きますが、坂本ダム建設に合わせて掘られたものと思います。

高倉第一トンネル 昭和34年6月

三重県との県境まで、あと2㎞程の地点で民家を発見

今回、国道425号を走行して、一番の驚きは、この民家です。
どうして、こんな山間へき地に?かなり不便だと思いますが、
新しいロードバイクが、さらに謎?を深めました。
「えっ?人住んでいるの?」不思議です。



三重県との県境まであと1㎞ちょっとですが、後ろを振り返ると滝が見えます。

滝の近くにあるトンネルは、そのまま?「瀧トンネル」昭和34年3月

ついに到着!
三重県と奈良県の県境です。

案内標識には、十津川66㎞ 下北山35㎞ 奈良県上北山村
国道425号 大型車通行できません

三重県側には、松阪113㎞ 尾鷲21㎞

このアスファルト舗装の境目が県境かなぁ?

ここからは、三重県内を走ります

国道425号 尾鷲市に入っています

八幡トンネル 昭和38年9月

奈良県下北山村の池原ダムを出発して初めてセンターラインのある2車線道路登場

ロックシェッド(R425 2号)2014年10月 三重県
ここから国道425号の完全2車線化計画がスタートするのかなぁ(笑)

落石対策の工事のついでに?2車線に広げたのかも知れませんね

ロックシェッド前後を過ぎると、幅員減少と路面標示が現れます

いつもの?国道425号

こんな山間部に突然、尾鷲市清掃工場が出現



長尾トンネル 昭和…苔で判読不能

山の斜面に送水管が見えます

J POWER 電源開発株式会社 尾鷲第一発電所

発電所近くの又口川(またぐちがわ)に掛かる新長尾橋 昭和34年8月

尾鷲まであと4㎞ 国道425号の旅もあと少し

やどころ橋 昭和34年7月 

橋のたもとには、坂下トンネル 重量13トン 高さ3.5mの制限標識があります。

これはスゴイ

レンガ積みの見事な坂下トンネル
昭和30年代に建設されたトンネルばかり見て来たので、これは非常に新鮮でした。

坂下隧道 歴史を感じさせる扁額です。

坂下隧道内部

坂下隧道 尾鷲市街地側

坂下隧道って一体、いつ頃出来たのかなぁ?と思い検索してみると
中日新聞  2011年02月10日【三重】住民整備100年ぶり開通 尾鷲の旧坂下隧道で27日歩くツアーによると
1911年(明治44年)開通とありました。これは、かなり古い!
しかも現在でも現役で活躍している所がスゴイです(^^♪
引用:https://tabi.chunichi.co.jp/odekake/110210mie_owase.html


坂場トンネル 昭和33年11月
昭和30年代のダム建設に合わせて、電源開発株式会社が建設したトンネルや橋である事を示す
#を〇で囲んだマークを見掛けました。
戦後の高度経済成長期を支えたインフラである事がよく分かります。

国道425号の起点である尾鷲市に到着
ずいぶん年月が掛かりましたが、今回の走行を持って国道425号を走破した事になります。
紀伊半島の急峻な山間部を貫く国道425号
日本三大酷道の一つでもありますが、この沿線で生活されている方々、
高度経済成長を支える電力需要のため沿道には、いくつもダムが建設されたこと
美しい自然美を発見できたこと。
今回の旅は、紀伊半島の魅力を改めて発見出来た旅でもありました。
帰りは、国道42号から国道311号を走って白浜へ帰りましたが、
何と走りやすい道なんだ!と実感しました。
最後は、熊野市の熊野灘の海岸風景を紹介します。









映画「護(まも)られなかった者たちへ」を見て来ました

2021-11-07 22:40:46 | 日記
今日は、朝から曇り空で時折、雨が降るお天気でしたので、
原付で走る事はしないで、のんびり過ごしました。

そんななか田辺のジストシネマで、映画「護られなかった者たちへ」を見て来ました
https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/











苦しい人が苦しいと勇気を出して、小さくても声をあげる事がとても大切になります。
そして多くの人は、その小さな声に耳を傾ける事はなかなかありませんが、
誰か一人でも、その人の痛みがわかる人に届いて欲しい。
そんな社会になって欲しいものです。