どすこい山根康民日記

道路交通に関する事を中心に紹介しています。

由良洞隧道の現状視察をしてきました

2022-12-27 23:25:20 | 日記
12/26、今年も残すところあと数日となりましたが、
無事に退院?した相棒(原付バイク)と一緒に、
由良洞隧道(旧由良トンネル)の現状について視察してきました。

トンネル坑口付近の冠水状況は大幅に緩和され、
水路を流れる水はありませんでした。
という事は、坑内の排水が機能していることを実感しました。!(^^)!ヤッター!
まだ1週間という事もあり、水路の損壊等は見受けられませんでした。

今回、視察した事を受け、次の課題が見えてきました。
令和5年1月頃には、第3期整備として、由良洞隧道(旧由良トンネル)坑内にある
堆積土砂の撤去に取り掛かりたいと思います。

水を含んだ堆積土砂を撤去しないと
トンネル内の路面が湿潤状態となり冬季の場合、
路面凍結の可能性があります。
と言っても通行車両が殆どないので💦💦
そこまでしなくても良いかも知れませんが(笑)

第1期整備 事前調査及び擁壁付近への遊水地整備(整備済)
第2期整備 排水路(側溝)整備(整備済)
第3期整備 坑内堆積土砂撤去(予定)

由良洞隧道(旧由良トンネル)は、延長139.50mですが、
地形的な特徴も影響しているのか、風通しがとても良く、
堆積土砂を撤去出来れば、路面の乾燥状態を維持出来るものと推測できます。

ちなみに由良洞隧道は、延長139.50m、高さ 3.35m、幅3.30mの
和歌山県内における現役最古級の道路用煉瓦トンネルです。

今後は、第3期整備後を見越した第4期整備も見据えています。
また他の取り組みについても、来年から本格始動させたいと計画しています。
由良洞隧道に関する私個人の取り組みについては、
また改めてお伝えさせて頂きます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます( *´艸`)

リアカー引いて日本一周中

2022-12-22 23:11:04 | 日記
12/22、今日は冬至です。
1年で昼の時間が最も短い日とされていますが、
これから少しずつ昼間が長くなると思うと嬉しくなります✨✨

相棒(原付バイク)と走っていても、夜明けが早くなったり、
日没が遅くなってくると、同じ時間でも空が明るいだけで1日が長く感じます(^^♪

そんな冬至に、いつもお世話になっている
バイクショップのお兄さんと話しをしていると、
目の前をリアカーを引く男性を見かけました。

リアカー後部には、12/12~大阪城
そして右側には、
「リアカー引いて日本一周中」と のぼりを立てています。

わぁ、スゴイなぁ~と感心したので
「頑張ってください!」と声を掛けさせて頂いたところ、
男性から会釈して頂きました。
しかし、リアカーを引いて歩くとなると、
普通に歩くより時間もかかると思うので、
日本一周だと一体どれだけ月日が掛かるのか?ちょっと見当がつかないですね(^^ゞ

ネットで調べてみると、リアカーを引いている方のTwitterがありました。
https://mobile.twitter.com/rearcarman
令和のリヤカーマンさま

たまに、ロードバイクの後ろに「日本一周中」のプレートを掲げている方や、
バイク(原付二種のカブが多いように思いますが…)でも同じように
されている方を見掛けた事があります。

私も日本一周をしてみたい!と考える事はありますが、
和歌山県内もそうですが、関西地区にもまだまだ知らない所が沢山あるので、
これからも様々な事情が許す限り、
相棒との旅を楽しみたいです(*´ω`*)

年の瀬の白浜駅

2022-12-21 10:54:43 | 日記
12/21、相棒(原付バイク)に乗って白浜駅に行ってみると
クリスマスツリーと門松の両方がありました。

🎄クリスマスツリーとパンダシート

🎍門松とパンダ駅の案内

立派な門松が飾られています。

今年も残すところ、あと10日となりましたが、
体調に気を付けて過ごしたいものです(^^ゞ

由良洞隧道での土木作業をしてきました(第2期整備)

2022-12-18 21:26:36 | 日記
12/18、18日は、先週に引き続き、由良洞隧道の排水整備をしよう…と
前日から考えていたました。そして当日朝になって、いったん起きたのですが、
体に疲れが残っていたのか?再び二度寝してしまい、起きるとお昼前でした(T_T)

あちゃ~😵
当初は、午前10時頃には現場に到着して作業を始める予定でした。



まぁ過ぎてしまった事は、仕方ないので💦💦
予定よりかなり時間が遅れましたが、午後2時頃に現場に到着、
それから整備作業を始める事にしました。また、この日の終了時間は、午後5時としました。

というのも冬場は、日没が早いので5時を過ぎると暗くなるのが早いですからね(^^ゞ
という事から逆算すると今日は、3時間で出来る範囲まで整備を行う事としました。
正直、3時間で出来るかなぁ??と思いながらも出来なかった場合は、
また次回、続きをすれば良い!と決めました。

坑口付近が冠水している様子がご覧頂けるかと思います。

平均4㎝の冠水

これは深い!9㎝もあります((+_+))

初めに整備作業にかかる前に、現状調査をして、
現在の隧道坑口付近の冠水状況を調べました。
平均約4㎝でしたが、最深部では約9㎝と普通に歩くと靴が濡れてしまいます。
まぁ、恐らく歩いて、この由良洞隧道を通行される方は、いらっしゃらないと思いますが(^^ゞ

次に頭の中に整備手法及び手順をイメージします。
今回の整備作業での重要ポイントは、隧道(トンネル)内の冠水を無くし
自然排水出来るようにする事としました。
また前回、整備した水路を更に延長して、写真奥側まで自然に流下する位置まで開削します。

そのためには、隧道内レンガの隙間から染み出てくる漏水を
極力、路面上に残さないように、坑口付近の擁壁沿いの水深を深めに浚渫して、
水が擁壁方向へ流れるようにします。

簡単なイメージですが、トンネル内が山、擁壁付近がダム。
そしてオーバーフロー(溢れる)した水は、水路(川)を流れていく!という感じです。



この時、削岩機でもあれば、トンネル内の路面を削り、
より水が流れやすくする事も可能ですが、そこまで本格的な事をするとなると
道路管理者である和歌山県の許可が必要になるかと思います。
あくまでも個人の手作業で出来る範囲で、排水整備を行うものとしています。

そんな私の計画に賛同した?仲間が助っ人に手伝いに来てくれました( *´艸`)
左から、ツルハシさんとヒラグワさんです。
さすがに私一人の人力では、無理があるので(笑)

おかげで、かなり作業のスピードアップが図られました。

作業開始前の由良洞隧道 日高町側坑口付近
坑口付近の方が低いため、水が外に流れ出ず、常に冠水状態となっているので、
今回の作業で自然排水出来るよう、水路の開削に取り組みます。

簡単な起工式を行い、これから水路の開削にかかります。

開削は、この付近まで水路を掘る事が出来れば、この先は、下り勾配があるので、
自然に流下させる事が出来ます。

少しずつ水路が出来てきます

更に先へ水路を延伸させます

水を流しながら水路の開削を行ったのは、水を含むと土が柔らかくなって掘りやすくなるのですが、
反面、泥水が服に飛び掛かって来ます(笑)

水路周辺の土を少しずつ削っていきます

水が流れてきます





予定地点まで水路の開削が出来ました

上流側から望む

水路終端部
ここから先は、自然に流下します

整備前

整備後
写真が少しわかりにくいかも知れませんが💦💦
整備前に比べて冠水状況が緩和しています。

整備状況全景

今回の整備作業では、ツルハシさん、平グワさん大活躍でした(^^♪
ご協力ありがとうございました。
写真はありませんが、長靴さんも泥だらけになって活躍してくれました(*´ω`)

今回、当初予定より時間が短くなりましたが、約3時間で水路の開削作業が完了する事が出来ました。
午前中から作業が出来ていれば、周辺整備の一環として
上記写真の石垣にある草木の刈り取りも考えていましたが、
時間が足りず今回は、断念しました。

今後の想定される課題としては、大雨等に見舞われると水路と石垣の間に、
開削のために積み上げた浚渫土砂が崩れて、水路を塞ぐ可能性があります。
またコンクリート等での水路補強を行っていないので、
通行車両が水路付近を走行した場合、崩れて水路が塞がれる可能性もあります。

第3期整備を行う事が出来れば、水路と石垣の間に積み上げた浚渫土砂を
撤去したいと考えていますが、これもかなり大掛かりになるので、
どうしようかなぁ?と思案しています。

次回、機会があれば雨天時に由良洞隧道を走行できればと考えています。
理由は、今回の整備効果の検証を行うためです。
想定通りに水路が機能しているか否か!
もしかすると、想定外の事が発生している!等があるかも知れないからです。

水は高い所から低い所へ!
そんなの当たり前や!と多くの方がご存知かと思います。

ただ私は、今回の水路開削をしながら思ったのは「当たり前って実は、当たり前じゃない!」という事。
当たり前を維持するためにも、私でも出来る事があれば、傍観者ではなく
一歩踏み込んだ事も必要なんだなぁ~と学ぶ事が出来ました。

今回、由良洞隧道の側溝整備を行いましたが、多分このような事をして何になるの?
お金も貰えず、しかも自分で道具を用意して、時間も使って…と
理解できない方もいらっしゃると思います。

以前のブログにも書かせて頂きましたが、4年前に由良洞隧道を訪れた時は、
「わぁ~スゴイ、こんな古いトンネルが現役で活躍しているなんて!」と思っていましたが、
今回、コンクリートで補強された由良洞隧道の姿を見て、私は、ショックを感じました。

由良洞隧道がこのまま、ずっと遺るものと勝手に思っていたからです。
先程のお話しになりますが「当たり前って実は、当たり前じゃない!」に通じます。

なので今回、私が出来る事を由良洞隧道に対して、冠水状態を何とかしたい!と
思った事を改善する事が出来たので、お金とか見返りとかありませんが、
個人的には精神的に大変満足しています。
ただ普段使わない筋肉を使ったので、腕、足、腰、肩と肉体的には、
大変きつかったです(笑)
明日の朝、起きられるかなぁ(*´ω`*)

今回、14時から17時まで約3時間の整備作業を行いましたが、
軽トラの荷台に黒色のチワワを乗せた軽トラが1台だけ通行しました(*´ω`)
由良洞隧道は、県道23号線(御坊湯浅線)という2桁県道ですが、
同隧道前後の道路は、幅員狭小でガードレールもあまりなく、
しかも、やや勾配もきつく、急カーブが連続するため殆ど利用が無く、
多くの方は、国道42号の由良トンネルを通る方が快適で早いので、そちらを利用されます。

しかし3時間で1台の通行量という少し寂しい道路ですが、
私の中では「通る人おるんや!」と、前回に続きまたまた驚きました(^^ゞ
明治22年(1889年)開通の由良洞隧道。
130年以上前の開通という和歌山県内でも最古級の隧道ですが、
現役で活躍しているのは、全国的に見ても本当にスゴイ事です✨✨

明治時代の地方では、牛馬が荷車を引くような時代に、
今でも車が通れるようなトンネルを作ったというのは、
当時としては、すごいハイスペックな道路規格です。
1人でやや興奮気味になっています(笑)

今後ですが、前回の訪問から約4年間、由良洞隧道を一度も訪れていませんでしたが、
これからは、年2~3回でも訪れて現況確認をしたいと思います(*´ω`*)

由良洞隧道の場所
https://goo.gl/maps/k4VRmjWfzXS4ka8B9

由良洞隧道ストリートビュー
https://goo.gl/maps/5XFoZJKnEK4T5fGn8

由良洞隧道での土木作業をしてきました

2022-12-12 20:46:29 | 日記
12/12、今日は、午前中に相棒(原付バイク)のお見舞い?に、
お世話になっているバイクショップに寄って来ました。
だいぶ良くなってきたようで、そろそろ退院?出来そうです!(^^)!

いきなり変な事を言っている?と思われたかも知れませんが💦💦
他の方から見れば、ただの原付バイクですが、
私にとって相棒は、かけがえのない大切な存在なんです(笑)

まぁ家に帰って来ても、暫くはリハビリを兼ねて、
年内は、遠出するのを控えようと思っていますが、
年明けからは、また走りに行きたいと思います( *´艸`)

相棒がいなくなった最初の頃は、心にぽっかりと穴が開いたような状態でしたので、
何をしても気持ちここにあらず…の日々でしたが、相棒の兄貴(先代の原付)が、
私の心の穴を少しずつ埋めてくれていました。
兄貴は、かなり年期の入った原付なので、それこそ遠出は、もう難しいのですが、
それでも近所を楽しく走っています。
ただ少しの上り坂でも馬力が落ちてしまうので、
同じ50㏄の原付に追い越されてしまうような状態ですが、
それでも私も一緒に「がんばれ!がんばれ!」と呼びかけながら上り坂を楽しんでいます(^^ゞ

さて、そんな相棒の様子に安心した私は、午後からは、人と会う予定をしていたのですが、
その方から、急きょ都合が悪くなった…との事なので、午後からの予定が空いてしまいました。
あちゃ~ どうしよう?と思った時、先日、訪問した由良洞隧道の事を思い出し
「そうや!前回、途中までやった隧道(トンネル)内の排水について下見してこよう」と思い
車に乗って由良洞隧道に向かいました。

前回、訪問した時から由良洞隧道の排水について、個人で工事をしようと考えています。
上記写真付近まで隧道内から排水用の側溝を整備する計画です。

同隧道の由良町側は、排水対策が出来ていますが、日高町側は、隧道坑口付近の路面に溜まっています。
古い隧道なので、レンガの隙間等から地下水が染み出てくるため仕方ないのですが、
本来なら道路管理者に改善要望をすれば良いのですが、私の中では、前回訪問した際に
隧道坑口付近のコンクリート施工を見て、ショックを受けたので、自分で工事しようと思いました。

由良洞隧道の歴史的価値を4年以上前から認識していたにも関わらず、
何もせず、そのまま放置していた結果、今回のような事態を招いた事について、
明治期に血の滲むような労苦をされて、明治22年(1889年)由良洞隧道を完成させた先人に思いを馳せると、
「私一人でも出来る事を何とかしよう!」という衝動に駆られています。

まぁ私の責任では無いのですが、コンクリート補強された今の隧道の姿を嘆いても仕方ないので、
これから先の時代に向けて、まだまだ現役で活躍できるよう
貴重な近代土木遺産でもある由良洞隧道の姿を遺していきたいと思っています。

そのため、先ずは、隧道内の排水工事に取り組みたいと考えています。
そこで今回、事前に水勾配や必要な工具などを調べようと訪れたのですが、
神様仏様のお導きでしょうか?なぜかタイミングよく大きな木があります( *´艸`)

*写真は、撮影用にここに縦らかしましたが、本当に道端に転がっていました(*_*;
前回は、こんな木は無かったけどなぁ?と思いながら
事前調査だけのつもりが、予定外に排水工事に取り掛かっていました。

今日は、コンクリート擁壁の南端部まで!と作業範囲を決め、
17時00分終了と作業時間を明確にして開始しました。

大きな木という事もあり、思いのほか作業が順調に進みました。
この時、1台の軽四ジムニーが通過しましたが、
ドライバーさんもビックリしたかも知れませんね?
「あの人、何しやるん?」という感じかも知れませんが、
私も「えっ?こんな所、通る人おるんや?」と
お互いにそれぞれ何かを感じたと思います(^^ゞ

作業自体は、16時前から始めたので、1時間少々でしたが、
その間に通過した車両は、先程のジムニー1台のみでした。
今日は、ここまで排水用の側溝を掘りましたが、
ここから先は、土が盛りがっているため開削にかなりの時間を要しそうですが、
そこを越えられれば、あとは下り勾配になっているので、何とかなりそうです。

また今回、倒れていたデリニエーター(視線誘導標)を立て直しました。
*写真では分かりにくいかも知れませんが、黄色く光っているのがデリニエーターです。
夜間でも見やすいように?したのですが、
夜この道を走る人は、かなりのチャレンジャーですけどね(^^ゞ

整備前

整備後
これから時間を見て、少しずつですが、
由良洞隧道坑口周辺の整備を進めていきたいと思います(^^♪

石垣の枝木や草も刈り取ろうと考えていますが、
脚立も必要になるので、少し思案しています。
また今度、整備した際には、進捗状況を報告させて頂きます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます( *´艸`)