平成20年7月30日(水)
新たにシロチドリが抱卵している様子については先に紹介していましたが、去る7月3日の18時半を過ぎた時刻に1羽の誕生を観察しました。
待望の誕生です。
こちらは標識を付けているのが母親です。孵化して間もないのにチョロチョロ歩きだして、親は気が気ではありません。
階段になっているところから落ちそうな所まで平気で行きます。
こっちへおいでの呼び声でやっと母親の元へ戻りました。
でもこれが最後の姿でした。翌朝早めに海岸へ行きましたが、残りの卵も(多分夜間に孵ったと思われます)あの雛の姿も見えませんでした。父鳥と母鳥がうつろにそばに佇んでいただけです。昼も夕方もその翌朝も、またその翌る日にも雛は見つかりませんでした。
追憶のショットです。雨の日もびっしょり羽を濡らしひたすら抱卵を続けていました。
荒れる日もありました。すぐそばを子どもたちが歩いていきます。危険は紙一重でした。
夕焼けは明日への希望のはずったのに・・・。
悲劇の場所です。前の場所に比べあまりにも無防備な所でした。でもどんこの心の中にはあの雛たちは生きています。猛暑日は続きます。
海岸のこんな場所で抱卵ですか。。。。。
外敵から狙われやすい場所ですね・・・
これが自然界の摂理なのでしょうか
残念でなりません
こんな所で子育て??
どんこさんの気持ちが痛いほどわかります。
毎日毎日通ったんですね!!
かわいそうに!!如何したんでしょうね~~??
猛暑です・・どうぞお体お大切に
もう何もいえません・・
アップしないで胸にしまっておこうかと
思いましたが
鎮魂歌のつもりで載せました。
こういう星の下に生まれてきたのでしょうか。
人が自分の家で育てようと持ち去ったのかとも・・・
でもあり得ないですよね。
無事乗り切れるかと
それが心配でしたが・・・。
やっぱり場所が悪かったのですね。
以前はこういうコンクリートはなく、白砂青松の砂浜だったのですが、
浸食作用でこういう海岸になってしまいました。
またまた護岸工事が進行していますので
シロチドリにとっては
益々安全な場所が場所が狭くなっていきます。
仕方が無いと言えば仕方が無い・・・。
だからこそ、命をつなげるのは
崇高なものなのですよね。
動物愛護を語る前に
最近の事件を考えると
人間がいかに愚かなことか・・・。
今日、工場見学の下見に行きました。
工場の方から、学校によって
子どもたちの様子の違いをどうしたことかと
質問されました。
難しいです。
チョロ・ツーちゃんや同級生たちは
健やかに育っていることでしょう。
すぐに ここだと分かるでしょう。
そのとき
7枚目の雨に濡れたシロチちゃんを
私はきっと思い出すでしょう。
現実に悲劇に遭遇すると
つらいですね。
シロチドリの生存率は調べても良く分からないのですが
そう高くはないのかも知れません。貴重な命です。
人間の愚かさは今に始まったことではないかも知れませんが、それにしてもおっしゃるように最近はひどすぎます。
自分の鬱憤を晴らすのに、なぜ弱い一般市民をターゲットにするのでしょう。
敵はもっと大きくて、どす黒い、醜悪な階層のはずでしょう。
チョロ・ツーは野球練習の合間にやってきています。
この頃はよその学校の野球仲間を
どんこ草庵に遊びに来させ、庭を駆け回り
一度だけチョロ・ツーと海岸へ出かけました。
キアシシギの姿を見つけ、キョウジョシギの幼鳥も見かけました。
シロチドリもばらばらでしたが、10羽ほどいました。双眼鏡を持っていかなかったので
若鳥かどうかの確認は出来ませんでした。
海はやっぱり生きているのですね。
悲しい出来事でしたね。
親鳥も悲しんでいることでしょう。
この世の中はあまりにも人間が優位にできていて、自然界の生き物は弱い立場にありますね。
よちよち歩きの雛たち。
のこされた命が無事に育ち行きますように。
無防備すぎる場所に巣を作っていたのですね。
ただ直向に子育てをする親鳥、明日を生きようと必死の雛の姿、私の胸にも刻まれました。
2日前の話ですが、私も周りを飛ぶ1羽の鳥がいました。何とそれはハクセキレイでした。この不可解な行動に驚きましたが、何とすぐ近くには巣と3羽の雛がいたのです。悪いことをしたとすぐその場を離れました。親鳥は周囲を警戒しながらも、せっせと餌を巣に運んでいました。無事に巣立って欲しいものだと願わずにいられません。