酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

wikiの時代はこないのか?

2010-04-28 21:47:22 | 酔いどれ日記
 ブログは記事の投稿は簡単だけど続き物の大量の記事をまとめて読むのには適していません。カテゴリーで絞りこんで表示させたとしても、記事が新しいものから順に表示されるのは変わりません。

 読みたい記事が20個以上あったら、1ページに10記事表示されていても3回ページが切り替わります。そして、一番古い記事から、1つの記事の中では文章を上から下にむかって読んで、ページ全体では記事を下から上に向かって読み進めないといけません。

 はっきりいって面倒です。だから、ブログが一般的になってきたころ、多くの人がブログをはじめてそれなりに記事を書きためているはずだから、ブログのまとめサイトを簡単に作れるサービスがはやるんじゃないかと思っていました。でも、実際はブログよりももっと投稿が簡単なツイッターのようなサービスが注目されるようになりました。

 また、SNSのコミュニティのトピックは掲示板形式になっていることが多いです。自分の投稿した記事の内容を編集したり削除したりすることはできても、他人が投稿した記事を編集したり削除したりすることができません。でも、コミュニティの参加者で意見を出し合って1つの記事を全員が編集できてもいいんじゃないかなと思っていました。

 たとえば、映画に関するコミュニティで、洋画好きがすすめる名作映画100選というページを作るとします。そのページに、作品名、公開年度、スタッフ、出演者、ストーリーの概要、おすすめポイント、などを書いていくとします。1人しか編集できない記事だとすべての内容を書くのにかなり時間がかかります。でも参加者全員が編集できるページであれば、1人が3作品の紹介しか書けなかったとしても、参加者が40人いれば100作品の紹介を書くことができますし、他人が書いた紹介の誤りを訂正することができます。

 まとめサイトを作ったり、SNSのコミュニティで参加者全員が編集できるページを作ったりするためにはWikiが適していると思っていたので、ブログの次はwikiの時代がくると思っていました。でもいまだにwikiの時代はきていません。

 なお、ここでいうwikiとはwikipediaのことではなく、webページを編集するしくみとしてのwikiのことです。

 まとめサイトを作る場合は、ふつうに考えたらHTMLとCSSを使ってWebページを編集することになるのでしょう。しかしHTMLとCSSを手作業で作るのは大変です。また、ブログやツイッターのように特別なツールを使わなくてもブラウザさえれば更新できると環境になれてしまうと、ホームページビルダーのようなHTMLの編集ツールを高いお金を出して買う気はしないでしょう。

 wikiであれば、ブラウザーだけで簡単にwebページを編集することができます。複数の利用者で1つのページを編集することもできます。ただ、Wikiを使う場合はWikiの構文を覚えなければいけません。

 wikiの構文はHMTLとCSSの構文を覚えるのくらべればそんなに難しい構文ではありません。しかし、ページに表示する本文と同時に、見出しにするための文字サイズを大きくする、罫線で囲む、といった見た目を指定する書式を同時に書かなければいけません。ブログやツイッターしか知らない人にとっては難しい構文でしょう。

 はやらない原因の1つはそういった構文の難しさなんでしょうか。ほかにも理由があるんだろうけどエロケンにはよくわかりません。

 ただ、ブログ以上に投稿が簡単で、短い時間に多くの投稿ができるツイッターのようなサービスの利用者が増えていけば、ブログ以上に発言した記事はどんどんたまっていきます。そうなると、自分の発言や、フォローしている人の発言について、今までに投稿したものをまとめて読んでみたいと思うことが増えるのではないでしょうか。

 また、SNSのコミュニティの活動が活発になれば、参加者全員が編集できるページを作りたくなるのではないでしょうか。

 今後そいういった要望が多くなったときに使われるのがwikiになるのかどうかはわかりません。だけど、wikiのようなサービスが今後注目を集めるようになるんじゃないかという気がしています。

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