Twitter本を読んで感じたこと

　みたいもんの『Twitter社会論』はツイッター本と合わせて読むべきですな！という記事に書かれている、ツイッター 140文字が世界を変える とTwitter社会論　新たなリアルタイム・ウェブの潮流を読みました。ツイッター初心者の自分は、どちらの本もなるほどという感じで興味深く読むことができました。

　２冊を読む前にツイッターについて漠然と考えていたことがあります。それは、「いまなにしてる？」という問いかけにリアルタイムで答えるためには、PCより携帯のほうが向いているということと、それから、ツイッターとブログの間で相互に情報を流して、ツイッターで思いつきや無意識につぶやいたことを、ブログで深く掘り下げて、掘り下げたことについてツイッターでつぶやく、といった感じで情報をうまく循環させれないかなということです。

　あまり強く意識したわけではないですが、そんなこを思いながら２冊の本を読み進めていたような気がします。そのせいか、読んでいて「おっ、これは……」と思うところがいくつかありました。

　モバツイッターの紹介のところで、モバツイッターの作者がツイッターは携帯向きのサービスだと思ったということが書かれていて、やっぱりそうだよなと思いました。

　「ツイッター 140文字が世界を変える 」のポーケンジャパンへの「ツイッターを始めたことで、お客様との関係は変わった？」というインタビューの回答に「リリースやブログのような一方向のコミュニケーションではなく」とあるのを読んで、ブログは一方向じゃなくて双方向のコミュニケーションができるツールじゃないかと思いました。ブログはトラックバックやコメントを使えば、双方向でのコミュニケーションができます。ポーケンジャパンの担当者は、ブログを双方向のコミュニケーションツールとして、使おうとしなかったのか、使おうとしても読者の反応が少なくて結果的に一方向のコミュニケーションになったしまったのか、どういう理由でブログが一方向のコミュニケーションツールだと思ったのか気になりました。

　「Twitter社会論」の逢坂誠二衆議院議員のツイッターをどう捉えているかというインタビューの回答にある「発信する情報には、命の短いもの、あるいは中期、長期とそれぞれ賞味期限があって、発信の場所を間違えないこと、つまりタイミングが大切だと思っている。（中略）瞬発力の必要な情報にはTwitterは適していると考えています。例えば、リアルタイムで会議の感想を書き綴り、これを後でタイムライン（TL)に沿って整理することもできる。まずは賞味期限が短い情報を旬の内に発信しておいて、後から形を整えてブログに掲載するといった利用もできるだろう。」という部分を読んで、自分がツイッターとブログの間で情報を連携させてやりたいと漠然と思っていたのはこういうことだと気づかされました。

　２冊とも読み終わってみて、ツイッターの良さは、SNSよりも肩の力を抜いて他人とコミュニケーションを通してつながることができて、ブログよりも簡単に情報発信ができることなんだろうなだと思いました。そして、ブログとツイッターの両方を無理をしない程度に長く続けていきたいと改めて思いました。