酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

佐々木俊尚のネット未来地図レポートVol.001 を読んで

2013-05-05 07:24:07 | 酔いどれ日記
●読んだ本
佐々木俊尚のネット未来地図レポート 2008.08.04 Vol.001 インフルエンサー - 佐々木俊尚 | ブクログのパブー

●本が書かれた当時の時代背景
内閣総理大臣 福田康夫(内閣総理大臣 の一覧 - Wikipedia
NHKの朝ドラ 瞳(歴代連続テレビ小説の一覧 - Wikipedia
NHKの大河ドラマ 篤姫(歴代大河ドラマの一覧 - Wikipedia
着うたの週間ランキング第一位 Lil'B「キミに歌っ たラブソング」(ケータイ Watchの着うた人気ランキング(8月4日~8月10日)

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iPhone 発売済み(日本で初めて発売されて1ヶ月)
iPad 発売されていない
Android端末 発売されていない
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●本の内容
同じ趣味嗜好をもつ小さなコミュニティーの中で少数の人に対して深く大きな影響を与える人のことを著者がマイクロ・インフルエンサーとよんでいる。

クックパッドの「つくれぽ」や、TSUTAYA DISCASの「レビュー広場」を例に、小規模なコミュニティーをたくさん生み出させ、それぞれのコミュニティーの中にだけ通用するようなマイクロ・インフルエンサーをたくさん生み出させるしかけ作りがクチコミサイトでは大切。

タレントは、すべての人に対して広く浅く影響を与える一般的なインフルエンサーにはなれるがマイクロインフルエンサーにはなれない。だから、タレントの起用はクチコミサイトのインフルエンサー戦略としては間違っている。

●感想
一般のインフルエンサーより影響力が大きいマイクロ・インフルエンサーをたくさん生み出すしかけづくりが大切というのは、理解できます。

しかし、アメーバブログのように有名人ブログが多いブログサービスが、本書が書かれた当時も現在も人気を集めているのも事実です。

芸能人ブログジャンルインデックス|Ameba(アメーバブログ) 芸能人・有名人ブログ を見ると、種類は多くないですが、芸能人に限らず、スポーツ、料理、娯楽、地域など一般的なジャンルが揃っています。各ジャンルの有名人を中心に、広く浅く大きなコミュニティーがいくつも作られているものと思われます。

マイクロ・インフルエンサーが軸になる小さなコミュニティーだけでなく、インフルエンサーが軸になっている大きなコミュニティーもネット上に存在しています。

インフルエンサーとしてのタレントの起用と、マイクロ・インフルエンサーを多く生み出す仕掛け作り。クチコミサイトのインフルエンサー戦略として、どちらが正しくて、どちらが間違いとは言えない気がします。

また、TSUTAYA DISCASはDVDの宅配だけではなく、現在はネット配信も行っているようです。宅配よりもネット配信の利用者のほうが多くなると、レビュー広場の利用方法やマイクロ・インフルエンサーの役割が今とは変わっていくことでしょう。

ネット配信では、貸し出し中かどうかを気にせずに見たいときに見たいものを見れるようになるはずです。その結果、誰かがレビューを書いてから、他の人がそのレビューを読むまでの間の時間が短くなります。レビューがまったく書かれていない作品を見ることも増えるでしょう。

レビューがまったく書かれていない作品を見るかどうかを判断するためには、どうすればいいのでしょうか。

レビュアーがまだ見ていない作品のレビューを書くことになるかもしれません。レビュー広場以外のしくみも必要になるでしょう。

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