酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

福島原発周辺の地域の居住禁止のニュースについて

2011-08-22 21:21:05 | 酔いどれ日記
-asahi.com(朝日新聞社):原発周辺地域の居住禁止、最低10年 菅政権が調整 - 政治

 上の記事の内容でいくつか気になるところがあるので、自分なりに思うことを書いてみたいと思います。

 「27日に福島市で開く「原子力災害復興再生協議会」の初会合で、菅直人首相は、居住禁止とした土地の借り上げなどの賠償措置を検討していることを含め説明する方向で調整している。首相は22日朝、記者団から「地元への説明は27日か」との質問に「そうなるかもしれない」と答えた。 」とあります。

 でも28日か29日に民主党の代表選をやる予定なんですよね。ということは、27日って退陣の前日ですよね。そんなやめる間際の首相に説明されて納得できる人がいるんでしょうか? 菅さんはその日で首相をやめるんだから住民への説明会での発言や住民からの質問に対する返事に責任を取れませんよね。だったら、住民への説明は次の首相に任せるべきでしょう。

 また、「枝野幸男官房長官は22日の記者会見で「原発近くを中心に大変高い放射線量の地域があり、除染対策を講じても長期にわたって住民が戻るのが困難な地域が生じる可能性は否定できない」と認めた。 」とあります。

 「否定できない」という言い方は、原発周辺に住んでおられた人たちに、もしかたしたら戻れるかもしれないと期待を抱かせる発言です。しかし、期待を抱かせたあとで「住民が戻るのは無理です」といわれたら、そちらのほうが落胆が大きくなるのではないでしょうか。

 であれば、正直に「原発近くを中心に大変高い放射線量の地域があり、除染対策を講じても長期にわたって住民が戻るのが困難な地域が生じることは避けられない」とか「原発近くを中心に大変高い放射線量の地域があり、除染対策を講じても長期にわたって住民が戻るのが困難な地域が生じる可能性が高い」と発言されたほうがよかったのではないでしょうか。

 原発周辺に住んでおられた人たちには酷かもしれません。発言を聞いたときの衝撃は大きいかもしれません。しかし、変に期待を持たせるような発言をしておいて後でやっぱり無理でしたといわれるよりも、最初に正直に言われたほうが現実をしっかりと受け止めることができるのではないでしょうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿