テレビの地デジ移行まで残り一週間をきりました。
放送局によって終了時刻に違いはあるでしょうが、7月24日がアナログ放送の終了日で、7月25日からデジタルのみの放送になるのでしょう。当事者でもあるテレビの民放各局が地デジ移行について報道番組でどういう報道をするのか興味があります。特に7月22日から7月24日までの直前の三日間にどういう報道をするか興味津々です。
地デジ移行に対する報道内容は次のどれかになるのでしょう。それぞれの報道がされた場合、どう受け止めるべきなのかについて考えてみたいと思います。
・地デジ移行について一切報道しない。
・予定通りの移行に肯定的な報道をする。
・予定通りの移行に否定的な報道をする。
まず、地デジ移行について一切報道されなかった場合について考えてみましょう。
報道をしないということは、ふつうに考えればその放送局は予定通りに移行するということでしょう。予定通りの移行が無理であったり、視聴者に対して訴えたいことがあるのであれば、地デジ移行について何らかの報道をして意思表示をするはずだからです。
次に、予定通りの移行に肯定的な報道がされた場合について考えてみましょう。
予定通りに移行するということは、解決しないといけない問題が残っている場合でも、それを無視して強引に予定どおりに移行してしまうことになります。もしも、未解決のままの問題が残っているのであれば、どういう問題が残っているのか、いつまでに解決できるのか、未解決のままの問題が残っていても予定通りに移行をする理由は何なのか、といったことを明確にしてもらえるのであれば、それでいいかなという気がします。しかし、未解決の問題が残っていることを隠したり、重大な問題が残っているのに大した問題ではないかのように取り繕ったりして、あとでそのことが公になれば大問題になるでしょう。
最後に、予定通りの移行に否定的な報道がされた場合について考えてみましょう。
移行予定日の一年前や半年前に予定通りの移行は難しいという内容の報道をしていて、それから予定通りに移行できるよう努力してきたがやはり予定通りに移行できそうもない、という報道であればそれなりに納得できる気がします。しかし、過去にそういった報道をまったくしていないのに移行予定日の直前になって急に、否定的な報道をされても納得できません。否定する理由が7月24日までには間に合わないといことであればなおさらです。
テレビ局は地デジ移行の当事者であるため、移行作業がどの程度進んでいるのか、どういう問題があるのかすべて把握しているはずです。そして、地デジ移行について何年も前から事業計画を立てて予定どおりに移行できるように作業を進めてきたはずです。それなのに最終日の直前になって間に合いませんでしたという理由で予定通りの移行に否定的な報道をするのであれば、地デジ移行について予定・実績・リスク等の管理を全くしていませんでしたと公言しているのと同じではないでしょうか。移行予定日までの移行が間に合わないとわかった時点で、何らかのの対策を実施できたはずです。そういう対策を実施せずに、予定通りに間に合いませんでしたの一言で否定することは勘弁していほしいです。
また、過去に、地デジ放送に予定通りに移行できます。いくつか問題は残っていますがすべて解決します。といった内容の報道をしていたのに、予定日直前になって予定通りに移行できませんという否定的な報道をすれば、前と言ってることが違うじゃないかと腹立たしく感じます。
現在は、ツイッター、ブログ、SNSなどのソーシャルメディアが発達して、大勢の個人が簡単に情報を発信してコミュニケーションをすることができます。テレビ局や新聞社のような少数の組織の思惑で国民に情報を知らせるか、知らせないか、知らせるとしたらどういう方向性で知らせるか、ということをコントロールできなくなっています。テレビ番組の報道内容について問題があると感じたら、その内容についてソーシャルメディア上に投稿してあっという間に大勢の人の知るところとなります。合法かどうかを抜きにして、過去に放送された内容についても動画共有サービスにアップロードすればあっという間に大勢の人が知ることになります。
テレビの報道が地デジに移行した後でも信頼ある情報源として見てもらえるか、それとも、信頼できないと感じる人が多くなってテレビ離れが進むのか。今週末に民放各局が地デジ移行についてどういう内容の報道をするのかで、あるていど見極めることができるかもしれません。
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地デジ移行について( その1)
地デジ移行について( その2)
地デジ移行について( その3)
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・地デジ移行について一切報道しない。
・予定通りの移行に肯定的な報道をする。
・予定通りの移行に否定的な報道をする。
まず、地デジ移行について一切報道されなかった場合について考えてみましょう。
報道をしないということは、ふつうに考えればその放送局は予定通りに移行するということでしょう。予定通りの移行が無理であったり、視聴者に対して訴えたいことがあるのであれば、地デジ移行について何らかの報道をして意思表示をするはずだからです。
次に、予定通りの移行に肯定的な報道がされた場合について考えてみましょう。
予定通りに移行するということは、解決しないといけない問題が残っている場合でも、それを無視して強引に予定どおりに移行してしまうことになります。もしも、未解決のままの問題が残っているのであれば、どういう問題が残っているのか、いつまでに解決できるのか、未解決のままの問題が残っていても予定通りに移行をする理由は何なのか、といったことを明確にしてもらえるのであれば、それでいいかなという気がします。しかし、未解決の問題が残っていることを隠したり、重大な問題が残っているのに大した問題ではないかのように取り繕ったりして、あとでそのことが公になれば大問題になるでしょう。
最後に、予定通りの移行に否定的な報道がされた場合について考えてみましょう。
移行予定日の一年前や半年前に予定通りの移行は難しいという内容の報道をしていて、それから予定通りに移行できるよう努力してきたがやはり予定通りに移行できそうもない、という報道であればそれなりに納得できる気がします。しかし、過去にそういった報道をまったくしていないのに移行予定日の直前になって急に、否定的な報道をされても納得できません。否定する理由が7月24日までには間に合わないといことであればなおさらです。
テレビ局は地デジ移行の当事者であるため、移行作業がどの程度進んでいるのか、どういう問題があるのかすべて把握しているはずです。そして、地デジ移行について何年も前から事業計画を立てて予定どおりに移行できるように作業を進めてきたはずです。それなのに最終日の直前になって間に合いませんでしたという理由で予定通りの移行に否定的な報道をするのであれば、地デジ移行について予定・実績・リスク等の管理を全くしていませんでしたと公言しているのと同じではないでしょうか。移行予定日までの移行が間に合わないとわかった時点で、何らかのの対策を実施できたはずです。そういう対策を実施せずに、予定通りに間に合いませんでしたの一言で否定することは勘弁していほしいです。
また、過去に、地デジ放送に予定通りに移行できます。いくつか問題は残っていますがすべて解決します。といった内容の報道をしていたのに、予定日直前になって予定通りに移行できませんという否定的な報道をすれば、前と言ってることが違うじゃないかと腹立たしく感じます。
現在は、ツイッター、ブログ、SNSなどのソーシャルメディアが発達して、大勢の個人が簡単に情報を発信してコミュニケーションをすることができます。テレビ局や新聞社のような少数の組織の思惑で国民に情報を知らせるか、知らせないか、知らせるとしたらどういう方向性で知らせるか、ということをコントロールできなくなっています。テレビ番組の報道内容について問題があると感じたら、その内容についてソーシャルメディア上に投稿してあっという間に大勢の人の知るところとなります。合法かどうかを抜きにして、過去に放送された内容についても動画共有サービスにアップロードすればあっという間に大勢の人が知ることになります。
テレビの報道が地デジに移行した後でも信頼ある情報源として見てもらえるか、それとも、信頼できないと感じる人が多くなってテレビ離れが進むのか。今週末に民放各局が地デジ移行についてどういう内容の報道をするのかで、あるていど見極めることができるかもしれません。
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