酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

「いわう」と「のろう」

2008-04-16 21:16:39 | 酔いどれ日記
 活用自在 反対語対照語辞典によると、「いわう(祝う)」の反対語は「のろう(呪う)」だそうです。「いわう(祝う)」は「めでたいことや幸福を喜ぶ。」ことで、「のろう(呪う)」は「不幸を祈る。」ことだそうです。どちらも気持ちの問題なのですね。

 「のろう(呪う)」が不幸を祈る気持ちだというのはそのとおりだなと思います。しかし、「いわう(祝う)」のほうは、気持ちというよりも言葉に出して言うイメージのほうが強いような気がします。

 goo辞書祝うを調べてみると「言葉などで表す」という意味もあるようです。だけど、他人を祝う気持ちを言葉に出していうときは「お祝いの言葉をかける」といった感じでわざわざ「言葉をかける」とつけたしますよね。ということは、「祝う」だけだと、相手の幸せを願う「気持ち」ってことになるのでしょうか。

 「のろう(呪う)」を使った「お祝いの言葉をかける」と同じような言い方は「呪いをかける」ということになるのでしょう。だけど「呪いをかける」だと言葉にするというイメージではないです。「呪いの言葉をかける」で意味がつうじなくもないけど、呪いを言葉にするという意味だと「呪文をとなえる」という言い方のほうがわかりやすいような気がします。

 「呪い」は「まじない」とも読めます。goo辞書まじないを調べてみると、良い悪いに関係なく神仏や霊力をもつものに祈るための言葉になるようです。「じゅもん(呪文)」は「のろい」の言葉ではなく「まじない」の言葉と考えるべきなのでしょう。

 ところで、知り合いが結婚したり出世したりしたときに、他人の幸せを祝いながら、自分が不幸なのは誰かに呪われているんじゃないかと思ったりすることないですか?