田んぼの中にポツンと設けられた
廃線探索のための駐車場。
一台だけ車が止まっていました。
NHKの「呑み鉄本線」という番組で、
六角精児もここに来ていましたねえ。
後ろを振り返ると線路はないのですが、
電車道のような道が
ここまで続いてきているようです。
川の堤防のような路線は
町の中へと入ってゆくのです。
そして歩くのは線路が残っている
ここから始発となります。
ここの電車が廃止となったのは
昭和60年ですから、
まだ国鉄の時代の線路だったんですね。
昭和62年にJRになったんですから、
かなり古いのにまだ線路が
ちゃんと残されているんですね。
時おり線路を踏んだりしながら
歩いてゆきます。
一般家庭の軒先をかすめる用に進んだり、
時おり野原の中に来ていたりしながらも、
線路はすぐそばを続いてゆきます。
かなり草も生えていますが、
それなりに管理もされているようですね。
このころから、雨がかなり降り始めました。
山里の田んぼにそぼ降る雨。
なんかとってもきれいです。
あっ、ここなんかは線路の上に
くずが山のように生えて
トンネルになっています。
さすがに廃線跡。
もう電車なんか少しも通れません。
時々線路は鉄橋後のところで
途切れたりしますが、
どんどん続いてゆきます。
前からあの駐車場の車の人たちでしょうか、
傘をさして歩いてきましたね。
そしてこんなきれいな六地蔵が
見えたらそのすぐ先で、
旧倉吉線の泰久寺駅のところに到着です。
泰久寺というのはここへ来るまでの
山すその方にありましたね。
寄らなかったけど、結構大きなお寺の様でした。
そんな廃線跡の中に入ってゆくと
いろんな案内が建てられています。
残っているのは若干の標識類と
プラット―ホームと
駅名表示板だけでしたね。
あっ、ここに自販機がありますよ。
昔の駅の入場券が出てくる
「廃線ガチャ」です。
これは挑戦しないといけませんね。
200円を入れてハンドルを回すと・・
出てきました。
泰久寺駅の入場券です。
ちゃんと昔の「国鉄」と書かれた
硬い紙に印刷された硬券ですね。
印刷されている文字の文字間が
まちまちの切符ですが、いい記念品です。
doironの所有している
国鉄おもちゃに加えておきましょう。
さあではここから森の中に
線路は入ってゆきます。
雨は少し小ぶりになったので
気持ちよく進んでいきます。
こんな場所をディーゼル列車が
走っていたんですね。
昭和の40年代にはSLも
走っていたそうです。
あ、ここはまた大木が線路の上に
幹をかぶせていますね。
さっきのくずより強烈です。
そしてそして、この線路の一番の
見所である竹林に入ってゆきます。
すると、これまでのこの廃線跡でも
なかった衝撃の光景に出くわします。
線路と線路の間に、
なんと竹が生えているのです。
まあ通常の線路ではありえない景色ですねえ。
幻想的な景色の上に幻想的な雰囲気が
強烈に放たれています。
昨夜のホタルの乱舞にも
勝る味わいでした。
ああここにきてとても
よかったなあって感じです。
線路はこの先もあるのですが、
個人ではトンネルの手前までのようです。
そのトンネルに入るには、
開催されている廃線歩きツアーに
参加してないといけないそうです。
仕方ないからここから
引き返してゆきましょう。
これまで廃線跡というと
福知山線の旧線や大仏鐡道なんかを
歩いてきました。
調べたらこんな廃線跡は
結構あるようです。
また調べて近くなら
歩くことにしましょうかね。
とにかく今回はそんな廃線後の
日本一きれいなところを歩いてきました。
続く
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