大量に絵手紙用の紙とかを差し出して、
店の人と話をしました。
「絵を描いてます。」なんて言えば、
絵描きのおっさんがのんきな旅を
しているんやという感じでしょう。
また紙の注文とかあればよろしくと、
名刺をいただきました。
実は来年のdoironの目標のひとつには
「作品を100枚以上作ること」
にしています。
まあそんな風にしていれば、
もっともっと筆を持つことも
多くなるでしょうという魂胆です。
でもねえそれに合わせて、
こういう紙の里で絵を描く紙も
大量に手に入れました。
またそれだけじゃなくて、
doironのカレンダーを差し上げたら、
人に絵を描くのを教えるような人から、
高級な筆をもらいましたよ。
なんと4本。
超高級そうな筆です。
これはすごいですねえ。
なんかもう筆先に魂が
こもっているような
感じがするような一品です。
こうして夢の実現に向けて
どんどんと自分のまわりの
世の中が動き出しているなあ
って気がします。
紙の神様にお祈りした
おかげかも知れませんね。
こうして和紙の里通りで
様々な体験や買い物をし、
doironの旅もとっても
充実してゆくのでありました。
さあ帰りは神社の駐車場まで、
来たのとは違う道を通って
帰りましょう。
古い家が多いですねえ。
村の真ん中に深い川があります。
この川の水が、製紙に
よかったんでしょうねえ。
そこには溝もほられ底樋が流れるなど、
水の権利がいろいろと
入り組んでいるようです。
途中で製紙工場なんかも多かったですねえ。
家の前に紙が干されています。
へのへのもへじ、
なんて書いたら大ニュースに
なるんでしょうねえ。
そんなこと考えながら
エッチラオッチラと道を登り続けて
駐車場に到着です。
チャリンコだったら
へえへえ言ってたでしょうねえ。
さあ、紙の勉強や購入に満足して、
次はこの旅最後の地である
「武生」の方へと向かいましょう。
大学の時、山登りの同好会に入っていて、
一時は会長をしていたのですが、
その次の代の会長をしていた後輩が、
ここの出身でした。
そして、遠い過去の薄い記憶の中に、
父の先祖がこの辺にいた
とのうわさっぽい話も
聞いたことがありますので、
どんな所か見てみたかったのです。
もともとは武生市だったのですが、
平成の大合併で「越前市」に
なったところです。
さあ、ちょうど昼頃になりそうです。
雑誌「旅の手帳」のイラスト地図を見ながら、
武生市地方の中心地である
「総社大神宮」あたりを
目指して進んで行きましょう。
調べてみると、武生は越前国の
国府が置かれていた場所で
昔は府中と呼ばれていたそうです。
その越前の神様を全部集めて、
前田利家がここに築いたのが
この大神宮です。
ナビでは和紙の里の方から
どんどん都会に入ってゆき、
この神宮に到着しました。
竹がいっぱい生えていたから
「武生」なんだそうですが、
そんな竹藪はなかったなあ。
神社の駐車場に車をとめて
まずはお参りしていきましょう。
で、ふと周りを見ると、
近くにボルガライスという定食を
売っているお店があります。
この武生地方の名物と言えば
おろしそばとかもあるのですが、
最近力を力を入れているのがこれです。
昔から食べられてたそうですが、
最近ようやくはやってきました。
名前の由来について
はっきりとした事はわかっていません。
ロシア西部のボルガ川流域の町で
この料理によく似た物を見た
という情報から『ボルガライス』と
名付けたという説があります。
他にはイタリアの地名に由来する
とする説もあるようです。
ではそれはどんな料理なんでしょう。
続く