イヴァンのカバン

スポーツ観戦記が中心だけど、私生活のボヤキが増加中(汗)
今はマイナーかもだけど、気になる選手・チームを発掘中!

おかあさんの木

2006年03月18日 | 園芸(見習い中)
先日、我が家の庭に少し触れてみました。

その時は未だ2~3分咲きだった花桃が、一週間たってほぼ満開となりました。

すくすくと育った花桃の木は2階の高さまで伸びています…が、伸び過ぎて剪定
をするのが難しくなったので、花が散ってしまったらバッサリ木を切ってしまうかも
しれない(オカン談)との事です。

今の家に越して来たばかりの時、寂しかった庭に植えられた花桃。今では立派に
育って、真夏の厳しい日差しを和らげるのに一役買ってくれていました。

そんな花桃の木を切ってしまうのは少し寂しいなぁと思っていたら、何故か小学生
の頃読んだ『おかあさんの木』という物語を思い出してしまいました。

舞台は第二次世界大戦の頃。おかあさんには7人の息子がいましたが、全員召
集を受けて戦地へ…おかあさんは息子が一人戦地へ赴く度にキリの木の苗を植
え、大事に育てます。

やがて戦況は悪化の一途を辿り、一人、二人と息子たちの戦死の報がおかあさ
んの元にもたらされるようになります。

そして終戦。誰一人として帰って来ないと思われていた息子たち…そこへ一人、
おかあさんの家へやって来た男が…彼がそこで目にした光景とは…

現実の我が家とは状況が全く違いますし、オカンが木を大事に育てていたという
点しか共通点は無いのですが、頭に浮かんだのはこの物語だったのです。

花桃の花が散る頃、自然と共生していく事の難しさを改めて知る事になると思い
ますが、そこから多くの事を学んで行けたらと思っています。