「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<304> 『宮(クン)』 #3

2006年11月18日 | 宮(クン)
 皇太子妃となる為の教育を受けるチェギョン。

 教育係の主任はチェ尚宮(チョン・スヨン)。
 
 この人、『チャングム』でチャングムと同期の医女のチョボクだわ~。

 お付の女官二人が山積みの書物を運び込む。

 本を開けど、古めかしい宮廷用語が並び・・・思わずと言うか当然と言うかチェギョン、突っ伏して爆睡!!

 そこに様子を見にやって来た皇后(シン母)は、その姿にあきれてしまうw


 更には逃亡を図るチェギョン、宮中を(楽しそうに♪)逃げ回るw

 しかし、ついにチェ尚宮に見つかってしまい、観念・・・

 大目玉を覚悟で首をすくめているチェギョンを前にチェ尚宮は、お付の女官二人を厳しく叱責する。

 慌ててチェギョン、「違うんです!!」
 「サングン・オンニー、このオンニーたちは悪くないんです。」と止めに入る。

 チェ尚宮、表情を変えず「そんな事はございません。 チェギョン様。」と答え、一層心苦しいチェギョン・・・

 チェギョンは自分に付く女官たちの事を呼ぶ時、「オンニー(お姉さん)」と呼ぶ。

 宮廷に入っても役職名で呼ばず、今までに感性のまま心から呼びかけるので、めちゃ、かわいい!

 たぶん、呼ばれている尚宮や女官たちも掟破りではあるが、この愛らしい呼びかけに悪い気はしてないと思うが・・・


 皇太后はかつてユルの乳母だったソ尚宮と話している。

 14年前の孝烈太子(イ・ス=ユル父)の突然の交通事故死により、皇太子妃であった恵政宮(ヘジャングンことソ・ファヨン=ユル母)と義聖君(ユル)の二人は、その悲しみに暮れる間もなく「皇室法道」に則り、宮を出されたようだ。

 皇后様は決り事とは言え、二人の事を思って切なそう。


 外で自由に育って来た子に締め付けるような教育(宮廷用の)をすると、むしろ宮廷生活への適応が難しくなるのではないかと言う皇帝(シン父)に対し、皇后(シン母)は初めから一貫した方針でチェギョンを教育すると主張、皇太子妃の事は内命婦(ネイミョンブ/後宮及び女官の統括する機関)の仕事なので、一切自分に任せて下さいと宣言。←皇后は怖い人なのかしら? 嫁姑関係だし、あきれてたし・・・


 やっとの事で礼節教育が終了し、喜んだのも束の間、チェ尚宮はチェギョンに今まで覚えた礼式の過程を「復唱」させる。

 「学ぶ」=「習得」とはなっていないのが世の常w

 まして、デレダラでいやいや勉強させられていたチェギョンだもの・・・しどろもどろw

 この情けな~い様子にチェ尚宮またしてもお付の女官二人を叱り飛ばします。

 そして罰として手にしていた指し棒?で女官たちの内腕をピシリ・・・シッペの瞬間、持っていた筆でブロックするチェギョン。

 『チャングム』の時のお仕置きは、チマを捲り上げて、「ふくらはぎ責め」だったけどw

 「待って下さい!!」とオンニのシッペを食い止めたチェギョン、いつ書いたのか腕に書き込んだアンチョコを思い出す振りして読み上げるw。

 なぜかチェ尚宮「よく出来ました。」(あえて気付かぬ振り?)

 ともかく、よかったね~チェギョン。


 チェギョンのいる雲弦宮に顔を出すシン。
 「結婚する前に相手がどんな顔をしてるかぐらいは見ておくべきだと思ってな。」なんて、またもや憎たらしい事をいいつつ、持ってきた小さな袋をチェギョンに差し出す。

 中に入っていたたくさんお菓子に無邪気に喜ぶチェギョン。

 「ユルからさ。」←照れてるの?

 「ユルって誰?」

 「女はそんなのが好きって言うからさ・・・差し入れたら喜ぶはずだって、準備してくれてさ。」←めちゃ、言い訳っぽく感じるんですが・・・
 「まさかママに会いたいって泣いてた訳じゃないよな?」

 答えぬチェギョン。

 「どうした?」←少しあわててるしw

 「別に何でも・・・」←淋しそうな様子

 そんなチェギョンにシンは東宮(皇太子夫婦の居室)を正宮(皇太后から皇帝、皇后までが生活している)から離れた、昌慶宮か昌徳宮にしてくれとこの許婚を受ける条件として出してあるから、そうなれば月に一度位はお忍びで実家に行くのも目をつぶってやるからと話す。

 シンもカンペ?何やらメモを取り出して、「何だっけ・・・友人を招いてのパーティーや皇室リゾートにお前の家族を招待して休暇を一緒に過ごす・・・それと・・・」

 「やめて。 それで励ましているつもりなの?」

 「そうだな。 どうせこれはユルが書いたものだし・・・」
 「俺に約束できるのは離婚だけさ。」って、オイオイ

 シンの主張
 「俺がもうちょっと年をとって、俺の事を自分自身で決めても誰も阻めなくなったら・・・そしてその時もお前がこの生活になじめないなら、俺もメソメソ泣いてママを恋しがるカミさんにはうんざりだし離婚してやるよ。」
 「でも俺は皇位を引き継ぐ皇太子で、年は若くても結婚や離婚がままごとと違う事ぐらい分かってる。」←エライ!
 「だから・・・死ぬほど耐えられなくなって、もうこれ以上耐えられなくて死ぬほどつらいって思ったら言えよ?」
 「その時は離婚してやる。」

 いやぁ~言葉は辛らつだけど・・・なんか胸にくるなぁ~
 シン自身が結構つらい心情で宮廷生活を送っているような・・・シンの心根はすげー優しい奴と見た。
 その分、自分をガードするための心の鎧を着けて、他人を簡単に寄せ付けないようにしているんだね~


 いよいよ国婚の日。

 この模様をライブ中継しているテレビを一人見ているユル。

 そこにユルの伯父が韓服の正装で飛び込んで来る。
 「今、宮では宗族の皇族方が待っていらっしゃいます。」
 「継承第2位の義聖君が国婚にご参加なさらないなんて・・・こんな事がありますか?」

 「あれを着て来いと言われまして・・・」とユル、韓服一式を指差す。

 「義聖君、お母様の恵政宮が義聖君を先に帰国させたのは、嘉礼参席の為だと言う事をお忘れになってはいけません。」
 「さぁ、お行き下さい。」

 ユル、韓服は着用せぬまま、時の人となっているシンの姿を黙って見つめている・・・

 古式に則り執り行われる様々な礼式にチェギョンの両親も大変w

 お馬鹿なチュー坊、弟のチェジュン一人がはじけてるw


 あぁ~、チェギョン、やらかしますw

 総理大臣とお辞儀をし合っているうち、でか~いカツラを付けたチェギョンの頭が総理の頭に乗ってしまい、お互いに身動きが・・・

 その時も真横で無視を決め込んでいたシン、チェギョに「総理の後頭部を打つってのは偶然とは言え、なかなかセンスあるぜ。」と鼻で笑ってるし・・・

 こんな態度をしたり、結婚するのに離婚を言い出したり、かと思えば式の最中は見せた事もないような笑顔や性格悪いのにw街頭の民衆のお祝いに一所懸命手を振ってた・・・そうかと思うと突然物思いにふけっているいる奴・・・と正体の掴めないシンに対し「どんな奴なのか知りたい!」とチェギョン、強烈なモチーベーションが湧き上がっているw
 「これからどうなるかわからないけど、とにかく私たちは同じ船に乗ったんだから・・・」


 疲れからか内宮でうたた寝してるチェギョンを起こすシン
 「おい、起きろ! まだやる事があるって!」←足で小突いてるしw

 「信じられない~!!」
 「スンデに肝がはいってないじゃない!!」ってやけに元気のいい寝言と共に側にいるシンにつかみかかりw・・・ハッと気付くチェギョン。

 ばつが悪く・・・また寝たふりしようとして、シンにどやされてるw

 チェ尚宮が盃を運ばせ、口上。
 「もともと同牢は夫婦になったお二人が合房をなさる儀式ですが、お二人はまだ成人ではありませんので正式的な事は成人式後に延期しまして、今日は夫婦の盃だけ挙げて簡単に式を終えたいと思います。」←難しく言うとこうなるようですw

 シンは分かっていてどうして延期するのか?と追求するので、チェギョンは心の中で「あいつ馬鹿?」と睨みつけてるw

 「そんな目で見るなよ。 このスンデ!!」←バッチリ、寝言を活用されてるw
 「お前が泣いてすがっても、どうせ俺は行くから・・・」
 「ただ聞いて見ただけさ。」←こんな事おかしいだろ?って言うシンの反発心から思わず出ちゃったんだよね。

 二人の部屋の外に控えている女官たちもコックリ居眠りしてるのを見たシンは「何だよあれ? 監視するならちゃんとしろよな。」
 「先に寝やがって・・・疲れたし、このままここで寝るか?」
 「眠くないのか?」

 「えっ? 東宮の別々の部屋で寝ることになってるんでしょ?」

 「そうだっけ? じゃぁ、先に行くわ。」

 「ちょっと!一人で行く気?」
 「これからよろしくね! 実は私、この宮廷にまだ慣れてなくて怖いの・・・」と素直に自分の気持ちを表現するチェギョン。

 これに対しシンは「もしかして、名目上でも俺が夫だから、面倒みろって言う意味なら、正直約束出来ない。」って、ひねくれ者!!
 「誰かの面倒を見るとか、立場を変えて考えるとか、俺の柄じゃないから・・・わかったか?」

 イジッと見つめるチェギョン。

 「そんな顔するなよ。 友達として相談ぐらいは乗ってやるからさ。 それならいいだろ?」と僅かな優しさ?を示し、握手をしようと差し出した手に、いきなり噛み付くチェギョン!!

 シンの悲鳴に控えている女官たちが飛び込んで来るw

 チェギョン「何が友達よ! ハイハイ黙って言う事を聞くと思った?」
 「かっこつけちゃって・・・バッカみたい!」←おまけにアッカンベーまでw

 「こいつ~」とつかみかかろうとするするシンと応戦の構えのチェギョンをそれぞれ女官たちが止めに入り、シンは連れて行かれる。


 チェギョンの純粋さ素直さが、歴史とか体面を重んじる宮廷の生活の中で色あせてしまわないか、老婆心が湧き上がる。

 唯一、受け止めて欲しいシンがこれまたチェギョンと相反して自分の心を隠すタイプだしなぁ・・・

     
 #1~2 


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