テレビでのライブ公式会見で・・・
「愛しています。」
「心から愛しています。」とシン。
「今の一言で、世間の噂と報道による誤解と疑問は一気に消え去りましたね。」
上手くまとめて公式会見を終わらせようとするMCにチェギョンがいきなり「待った」をかける!!
折角シンが「愛しています。」って言ってくれたのに、当のチェギョンのハートには響かなかったの?
「ちょっと待って下さい。」
「お話があるんです。」
「?・・・どうぞ。」
「その・・・離婚をしようと・・・」←うそぉ~チェギョン! ユルとファヨンの口車にまんまと乗って・・・爆弾発言。
「離婚?」
「あの・・・」
シンが言葉を受けるような感じで「そうなんです。」
「僕たちは離婚まで考えていました。」
さり気なくチェギョンの手を握り「昨夜、そこまで話すのはやめよう、そう話し合ったのですが、皇太子妃は正直なので結局、明かしてしまいましたね。」
「どう言う事でしょう?」
「僕たちは自分の意思で結婚したのではありません。」とお互いの祖父同士の約束の話をするシン。
「皇帝は嘘をつかないという言葉があります。」
「一般の人たちの約束と皇帝の約束は違いますので・・・」
「でわ、お二人はお祖父様のために結婚せざるを得なかった訳ですね?」
「僕たちにとってもつらい命令でした。」
「納得ができず、強く反発しました。」
「記事に書かれた通り、当時、想いを寄せていた女性にプロポーズしに行った程です。」
「しかし、結婚を最終的に決めたのは僕たちでした。」
「今では、祖父様たちに感謝しています。」
チェギョンを見つめ「僕よりもつらい決断を下してくれた皇太子妃にも、心から感謝しています。」
「平凡な高校生が、たった一人で入宮し味わった寂しさを、苦痛を、皆さんも考えてみて下さい。」
「自由に外出もできず、皇室で監視される生活を受け入れ、僕の妻になってくれた彼女を・・・」
「そんな生活がつらくて涙を流す事もありますが、泣かないよう必死に耐えようとしてくれる彼女を愛するようになりました。」
「もう一度よく考えてみて下さい。」
「完璧ではありませんが、幼いながらも自分の運命を受け止め、最善を尽くしている皇太子妃の愛を、皆さんも感じられるはずです。」
「後は皆さんが、僕たちを認めて下さるのを待つだけです。」←なんだシン、チェギョンの気持ち全て判ってたんじゃん・・・って思える優しさ溢れる語りじゃありませんか・・・一同感動
でも混乱しままのチェギョンは、シンが握ってくれた手を抜いちゃう・・・←カットされてたけど
一方、宮では、公式会見のテレビをを見ていた皇帝が激怒。
「全国民の前で、離婚を口にするなんて。」
「皇太子妃の一言が、今まで保ってきた皇室の体面と権威を地に落としました。」
「これは皇太子妃が私と皇室をバカにしている証拠です。」と・・・
会見を終え公用車にチェギョンを乗せ、取り巻く報道陣に、チェギョンとつないだ手を見せるシン。
チェギョンは心の中で“一体、何を考えてるの? この手の温もりのように、あれはシン君の本心なの? それともその笑顔と同じで、ただのパフォーマンス?”と相変わらず混乱したまま・・・
でもシンは、記者たちから離れると握ってたチェギョンの手を邪険に放す。←チェギョンの発言に一番ショックを受けたのはシン君だもなぁ~
皇帝から叱責されるシンとチェギョン。
チェギョンはただただ謝る・・・
「私がいけないんです。」
「なんであんな事言ったのか、自分でも判りません。」
「太子が助けてくれなかったら、どうなっていたか判りません。」
「太子の肩を持つつもりか?」
「太子はなぜ黙っている?」
「宮廷に似つかわしくない彼女を、皇太子妃として迎えた皇室にも少なからず責任があると思います。」
「私に反抗するのか?」
「反省するどころか、皇室に責任転嫁するとは何事だ?」
「悪い事をしていないのですから、反省する必要はないでしょう。」
「罰として二人で謹慎します。」
東宮に戻どるがシンはチェギョンに背中を向ける。
「お父様が怒ってるのよ。」
「許してもらえるまで謝るのが当然でしょ?」
「だったら、先に俺に謝れよ。」
「今まで生きてきて、今日ほど切実にお願いをした事はない。」
「今日ほど卑屈に振舞った事も、今日ほど惨めになった事も・・・」
「お願いしたはずだ・・・今日だけは我慢してくれって。」
「時期が来たら、必ず自由にするからって・・・」←やっぱ、思い切り傷付いている・・・orz
「シン君・・・」
「信じてたのに・・・」
「結局、お前はその軽い口で、俺の願いを踏みにじったんだ。」
「私だって訳判んないよ~。」
「でも、あの時は私も不安だったの。」
「これから先、宮廷で上手くやっていけるか、シン君が私を好きでいてくれるか、だからああ言ったのよ。」
「離婚って言葉が、一瞬にして皇室の権威に泥を塗ってしまうだなんて本当に知らなかったのよ。」
「お前は、俺の気持ちなんて眼中になかったんだ。」
「会見で言った事が信じられなくて、あれはテレビだったから。」
「 それにまたシン君が・・・」
背中を向けていたシン、振り返ってチェギョンの両腕を掴み「あれは本心だった。」
「生まれて初めて言った言葉だ。」
「皇太子としてじゃなく一人の男として初めてした告白を、お前は簡単に踏みにじったんだ。」
「そんなつもりじゃなかったの・・・」
「いつからかお前が勝手に心の殻を破って入ってきた。」
「俺の心をかき乱して、俺の中の隠れた自分を引き出したんだ。」
「心臓が壊れたみたいだった・・・」
「いつもお前が気になって会いたくて、お前といると笑いたくなるんだ、バカみたいに・・・」←こんな時になって初めて本心を明かすシン
「俺をこんな風にしておいて、お前は離婚を持ち出した。」
「裏切ったのは俺じゃない、お前だ!」
「それを忘れるな!」←あ~ぁ、涙をこぼすシン君・・・
やっと、グチャグチャになってたチェギョンのハートにシンの想いが届く。
シンが去った後、チェギョン立っている事すら出来ず・・・ヘナヘナと
自分のやってしまった事の大きさとシン君を思いっきり傷つけてしまった事に今更ながら気付き、大泣きするチェギョン・・・
懸命に皇帝にとりなそうと皇后は「まだ幼いのです。」
「失敗する事もあるでしょう。」
「太子と妃宮を広い心で許して下さいませんか?」
「皇后も太子の態度を見たでしょう?」
「太子の資質の是非を問われても仕方ないでしょう。」
「太子の性格を疑います。」
「それに比べ義誠大君は、皇帝が持つべき徳目を持ち合わせています。」←なんでやねん・・・
「皇太后に未練があるんですか?」
「だから、義誠大君を皇帝にしたいのですか?」
「そうはさせません。」
「もし陛下がそう言うおつもりなら、私は全力で太子を守ります。」←母は強しよ! 皇后はファヨンの暗躍も調査済みだしね。
それに比べ、何にも知らない皇帝はファヨンの涙にコロッと騙されたままやし・・・orz
「陛下は私を愛していますか?」皇后は問いかける。
「今日の会見で太子が妃宮に対する愛を告白した時、心が締め付けられました。」
「妃宮が離婚を持ち出した直後にもかかわらず、ショックを見せずに妃宮への愛情を一生懸命に語る太子に、感動を覚えました。」
「妃宮が羨ましいです。」
「夫の愛情がある限り、世界中の妻たちはどんな苦痛も、どんな難関も乗り越えていける、そう思いました。」←皇后もつらい想いを抱えて生きてきたのね~
「シン君、ごめんね。」
「愛してるって言ってくれたよね?」
「それが本当なら・・・私を理解してもらえない?」
「謝っても許してもらえないの?」
答えず自分の部屋に入ってしまうシン。
チェギョンは涙が流すばかり・・・
無視しながらも、シンは一人、部屋で海に行った時のチェギョンの写真をモニターで見てるし・・・
シン君への気持ちをシン人形に語るチェギョン「皇太子妃と言う服は私には重すぎて、脱いで逃げたかったの。」
「自分の事しか頭になかった。」
「シン君の気持ちなんて考えなかった。」
「ごめんね・・・本当にごめん。」
「ごめん、ごめんね。」
チェギョンと二人だけで話をする皇后。
「妃宮が離婚の話をしたせいで、静まっていたスキャンダル記事がまた大きくなり始めました。」
「申し訳ありません。」
「妃宮に一つ確認したい事があります。」
「義誠大君の気持ちはなんとなく想像できますが、私が聞きたいのは、義誠大君に対する妃宮の気持ちです。」
「男女間の友情は、境界線が曖昧です。」
「義誠大君の事を、どう思っているのですか?」
「義誠大君には、友達以上の感情を持った事はありません。」
「信じていいのですね?」
「はい。 皇后様。」
車泥棒の方の口はSPペク・チュンハを通じ封じたものの、チェギョンが口にした「離婚」で、皇室が一緒にいた男を必死になって探し出す事になるとユルの身を守ろうと動き出すファヨンはチェギョンを呼び出す。
「これからどうするつもりですか?」
「どうしたらいいか判りません。」
「どうしたら許して下さるでしょう?」
「少々過激な方法を用いるしかありませんね。」
「いくら頑固な陛下でも、席藁待罪(ソクコテジュ)をすれば、心が揺れ動くに違いありません。」←またもやチェギョンをそそのかす。
皇太子の同行が必須な王立博物館の公式行事に、シンではなくユルを連れて行く皇帝。
皇帝の通り道になる部屋で、むしろの上で正座するチェギョン。←チャングム52話でも皇太后が王様に詫びると言い張って抗議の意味でしてましたよね~w
「陛下、お許し下さい。」
「全て、私の責任です。」
「こんな事をしても、こぼれた水は元に戻らん。」
「陛下、全て私の責任です。」
「どうかお許し下さい。」
「ならば一つ聞こう。」
「離婚を持ち出したのは、新聞で噂されている若い男のせいなのか?」
「・・・」
「なぜ答えない?」
「それは・・・」←ユルを庇って答えられないチェギョン
チェギョンが「席藁待罪」をしてると知り心配する太皇太后は「大きな罪を犯し、皇帝に許しを請うのが席藁待罪です。」
「妃宮は失敗をし、それにより誤解が生じただけです。」
「こんな事までする必要はありません。」
「申し訳ありませんでした。」
「全て私の責任です。」
「何とかしてお許し頂きたいのです。」
「皇帝はあの晩、誰といたのかを気にされています。」
「そのために、誤解をなさっているのです。」
「正直におっしゃいなさい。」
「ごめんなさい。」
「申し上げられません。」←すすり泣くばかりのチェギョン
「どうしても言えない事情があるのですね・・・」
当のユルは、皇帝と出かけた王立博物館の公式行事の帰りの車中で「陛下、妃宮様を許して頂けませんか。」
「か弱い女性の体で、席藁待罪を続けるのは無理です。」
「大君が口を挟む事ではない。」
「席藁待罪」を続けるチェギョンを見ても皇帝には「まるで私が嫁をいびっているみたいだ。」
「これ以上困らせるな。」
「戻りなさい。」
「そんな事をしても、犯した罪は消えやしない。」と響かず。
「陛下、もう少しだけ太子に優しく接してくれませんか?」
「太子殿下は、陛下から頂いた万年筆を大事に使わずにとっているんです。」
「何も言わなくても、何食わぬ顔していても、時にはお父様を恐れ、時には懐かしんでいます。」
「愛情に飢えてるんです。」
「態度に表さなくても、本当はお父様を愛しているんです。」
「妃宮は、私が太子を憎んでいるとでも?」
「この世に自分の子供を憎む親などいない。」
「子供の過ちを正すのが、父親の役目なんだ。」←一番の過ちを犯してるのは、あなたかも・・・
紛らわすように無心にフェンシングをしてるシン。
そこへユルが「チェギョンを止めろよ。」
「チェギョンが何をしてるか、判ってるのか?」
「一度でもチェギョンの所に行ってみたのか?」
「あのまま倒れてもいいのか?」
「大げさに言うなよ。」
「お前には関係ない事だ。」
「最低な奴だな。」
「もう少し君が優しい人間だったら、僕は彼女をあきらめたかもしれない。」
「でも、君のような自分勝手で冷たい男に、チェギョンは渡せない。」
「いい加減にしろよ。」
「法道を破るにも限度がある。」
「法道?」
「君の武器は法道だもんな。」
「法道のせいで、僕は全てを奪われたんだ。」
「そんなに法道が嫌なら、無くせばいいだろ。」
「そうするさ。」
「僕が壊してみせる。」
「何だって?」
「何を考えてるのか知らないけど、兄嫁を愛する汚い因縁なんて、もうたくさんだ。」
「これ以上、宮廷に汚い因縁を作るな!」
「それ以上、冒涜するな。」
「今度、僕の愛を侮辱したら、ただじゃおかない。」
「席藁待罪」をし続けるチェギョン。
「もうやめよう。」優しく声を掛けるユル。
首を振るチェギョン。
「ごめん、ごめんな。」
「僕が言えと言ったから・・・全部、僕のせいだ。」
「ユル君のせいじゃないよ。」
「私も望んでいたのかも・・・」
「蜂蜜水だ。」
「飲んだ方がいい、つらいだろう?」
「シン君は? シン君の所に行ってみた?」
「シンは君の事なんて眼中にない。」
「だから何も期待するな。」
でも平静を装いながら、侍従長に「殿下、何時間も同じページを見てらっしゃいます。」と突っ込まれているシン・・・
チェ尚宮とお付きの女官たちも、チェギョンの体を心配して止めさせようとするけど「疲れて死にそうよ。」
「でも、許してもらえるまで、ここから一歩も動かないわ。」
「疲れてるから、話しかけないで下さい。」と止めないチェギョン。
陰から見つめるユル。
更にその陰から、チェギョンとユルを見つめるシン。←あ~~ぁ
一昼夜、水すらも飲まずに「席藁待罪」を続けるチェギョンに太皇太后は「これ以上、老いぼれの如く、この事態を黙ってみている訳にはいきません。」と一同を召集する。
「幼い妃宮をなぜ放っておくのですか?」
「申し訳ありません。」と皇后。
皇太后も「そろそろ許してあげて下さい。」
「可哀想で見てられません。」←そそのかしたあんたが言う?
「妃宮は嘘をつきました。」
「その上、一緒にいた相手を未だに明かそうとしません。」←ここにこだわり続ける皇帝。
「何か事情があるのでしょう。」と太皇太后。
「潔白ならば、堂々と明かしてもいいでしょう?」
「僕と一緒にいたんです。」
「あの日、妃宮様が出て行かれるのを見て、ついて行ったんです。」とユル。
フリーズ状態の大人たち・・・
「妃宮が落ち込んでたので、友達として慰めたかったのでしょう?」←ファヨン、息子の発言をもみ消そうと必死。
「今からする質問に、正直に答えなさい。」
「もしや?妃宮を想っているのか?」←経験者の皇帝、さすがの追求
「はい。」
「妃宮様を・・・心から愛しています。」←一同、再びフリーズ
フレンド・リンク:rukoさんの『new雑記帳2』
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「愛しています。」
「心から愛しています。」とシン。
「今の一言で、世間の噂と報道による誤解と疑問は一気に消え去りましたね。」
上手くまとめて公式会見を終わらせようとするMCにチェギョンがいきなり「待った」をかける!!
折角シンが「愛しています。」って言ってくれたのに、当のチェギョンのハートには響かなかったの?
「ちょっと待って下さい。」
「お話があるんです。」
「?・・・どうぞ。」
「その・・・離婚をしようと・・・」←うそぉ~チェギョン! ユルとファヨンの口車にまんまと乗って・・・爆弾発言。
「離婚?」
「あの・・・」
シンが言葉を受けるような感じで「そうなんです。」
「僕たちは離婚まで考えていました。」
さり気なくチェギョンの手を握り「昨夜、そこまで話すのはやめよう、そう話し合ったのですが、皇太子妃は正直なので結局、明かしてしまいましたね。」
「どう言う事でしょう?」
「僕たちは自分の意思で結婚したのではありません。」とお互いの祖父同士の約束の話をするシン。
「皇帝は嘘をつかないという言葉があります。」
「一般の人たちの約束と皇帝の約束は違いますので・・・」
「でわ、お二人はお祖父様のために結婚せざるを得なかった訳ですね?」
「僕たちにとってもつらい命令でした。」
「納得ができず、強く反発しました。」
「記事に書かれた通り、当時、想いを寄せていた女性にプロポーズしに行った程です。」
「しかし、結婚を最終的に決めたのは僕たちでした。」
「今では、祖父様たちに感謝しています。」
チェギョンを見つめ「僕よりもつらい決断を下してくれた皇太子妃にも、心から感謝しています。」
「平凡な高校生が、たった一人で入宮し味わった寂しさを、苦痛を、皆さんも考えてみて下さい。」
「自由に外出もできず、皇室で監視される生活を受け入れ、僕の妻になってくれた彼女を・・・」
「そんな生活がつらくて涙を流す事もありますが、泣かないよう必死に耐えようとしてくれる彼女を愛するようになりました。」
「もう一度よく考えてみて下さい。」
「完璧ではありませんが、幼いながらも自分の運命を受け止め、最善を尽くしている皇太子妃の愛を、皆さんも感じられるはずです。」
「後は皆さんが、僕たちを認めて下さるのを待つだけです。」←なんだシン、チェギョンの気持ち全て判ってたんじゃん・・・って思える優しさ溢れる語りじゃありませんか・・・一同感動
でも混乱しままのチェギョンは、シンが握ってくれた手を抜いちゃう・・・←カットされてたけど
一方、宮では、公式会見のテレビをを見ていた皇帝が激怒。
「全国民の前で、離婚を口にするなんて。」
「皇太子妃の一言が、今まで保ってきた皇室の体面と権威を地に落としました。」
「これは皇太子妃が私と皇室をバカにしている証拠です。」と・・・
会見を終え公用車にチェギョンを乗せ、取り巻く報道陣に、チェギョンとつないだ手を見せるシン。
チェギョンは心の中で“一体、何を考えてるの? この手の温もりのように、あれはシン君の本心なの? それともその笑顔と同じで、ただのパフォーマンス?”と相変わらず混乱したまま・・・
でもシンは、記者たちから離れると握ってたチェギョンの手を邪険に放す。←チェギョンの発言に一番ショックを受けたのはシン君だもなぁ~
皇帝から叱責されるシンとチェギョン。
チェギョンはただただ謝る・・・
「私がいけないんです。」
「なんであんな事言ったのか、自分でも判りません。」
「太子が助けてくれなかったら、どうなっていたか判りません。」
「太子の肩を持つつもりか?」
「太子はなぜ黙っている?」
「宮廷に似つかわしくない彼女を、皇太子妃として迎えた皇室にも少なからず責任があると思います。」
「私に反抗するのか?」
「反省するどころか、皇室に責任転嫁するとは何事だ?」
「悪い事をしていないのですから、反省する必要はないでしょう。」
「罰として二人で謹慎します。」
東宮に戻どるがシンはチェギョンに背中を向ける。
「お父様が怒ってるのよ。」
「許してもらえるまで謝るのが当然でしょ?」
「だったら、先に俺に謝れよ。」
「今まで生きてきて、今日ほど切実にお願いをした事はない。」
「今日ほど卑屈に振舞った事も、今日ほど惨めになった事も・・・」
「お願いしたはずだ・・・今日だけは我慢してくれって。」
「時期が来たら、必ず自由にするからって・・・」←やっぱ、思い切り傷付いている・・・orz
「シン君・・・」
「信じてたのに・・・」
「結局、お前はその軽い口で、俺の願いを踏みにじったんだ。」
「私だって訳判んないよ~。」
「でも、あの時は私も不安だったの。」
「これから先、宮廷で上手くやっていけるか、シン君が私を好きでいてくれるか、だからああ言ったのよ。」
「離婚って言葉が、一瞬にして皇室の権威に泥を塗ってしまうだなんて本当に知らなかったのよ。」
「お前は、俺の気持ちなんて眼中になかったんだ。」
「会見で言った事が信じられなくて、あれはテレビだったから。」
「 それにまたシン君が・・・」
背中を向けていたシン、振り返ってチェギョンの両腕を掴み「あれは本心だった。」
「生まれて初めて言った言葉だ。」
「皇太子としてじゃなく一人の男として初めてした告白を、お前は簡単に踏みにじったんだ。」
「そんなつもりじゃなかったの・・・」
「いつからかお前が勝手に心の殻を破って入ってきた。」
「俺の心をかき乱して、俺の中の隠れた自分を引き出したんだ。」
「心臓が壊れたみたいだった・・・」
「いつもお前が気になって会いたくて、お前といると笑いたくなるんだ、バカみたいに・・・」←こんな時になって初めて本心を明かすシン
「俺をこんな風にしておいて、お前は離婚を持ち出した。」
「裏切ったのは俺じゃない、お前だ!」
「それを忘れるな!」←あ~ぁ、涙をこぼすシン君・・・
やっと、グチャグチャになってたチェギョンのハートにシンの想いが届く。
シンが去った後、チェギョン立っている事すら出来ず・・・ヘナヘナと
自分のやってしまった事の大きさとシン君を思いっきり傷つけてしまった事に今更ながら気付き、大泣きするチェギョン・・・
懸命に皇帝にとりなそうと皇后は「まだ幼いのです。」
「失敗する事もあるでしょう。」
「太子と妃宮を広い心で許して下さいませんか?」
「皇后も太子の態度を見たでしょう?」
「太子の資質の是非を問われても仕方ないでしょう。」
「太子の性格を疑います。」
「それに比べ義誠大君は、皇帝が持つべき徳目を持ち合わせています。」←なんでやねん・・・
「皇太后に未練があるんですか?」
「だから、義誠大君を皇帝にしたいのですか?」
「そうはさせません。」
「もし陛下がそう言うおつもりなら、私は全力で太子を守ります。」←母は強しよ! 皇后はファヨンの暗躍も調査済みだしね。
それに比べ、何にも知らない皇帝はファヨンの涙にコロッと騙されたままやし・・・orz
「陛下は私を愛していますか?」皇后は問いかける。
「今日の会見で太子が妃宮に対する愛を告白した時、心が締め付けられました。」
「妃宮が離婚を持ち出した直後にもかかわらず、ショックを見せずに妃宮への愛情を一生懸命に語る太子に、感動を覚えました。」
「妃宮が羨ましいです。」
「夫の愛情がある限り、世界中の妻たちはどんな苦痛も、どんな難関も乗り越えていける、そう思いました。」←皇后もつらい想いを抱えて生きてきたのね~
「シン君、ごめんね。」
「愛してるって言ってくれたよね?」
「それが本当なら・・・私を理解してもらえない?」
「謝っても許してもらえないの?」
答えず自分の部屋に入ってしまうシン。
チェギョンは涙が流すばかり・・・
無視しながらも、シンは一人、部屋で海に行った時のチェギョンの写真をモニターで見てるし・・・
シン君への気持ちをシン人形に語るチェギョン「皇太子妃と言う服は私には重すぎて、脱いで逃げたかったの。」
「自分の事しか頭になかった。」
「シン君の気持ちなんて考えなかった。」
「ごめんね・・・本当にごめん。」
「ごめん、ごめんね。」
チェギョンと二人だけで話をする皇后。
「妃宮が離婚の話をしたせいで、静まっていたスキャンダル記事がまた大きくなり始めました。」
「申し訳ありません。」
「妃宮に一つ確認したい事があります。」
「義誠大君の気持ちはなんとなく想像できますが、私が聞きたいのは、義誠大君に対する妃宮の気持ちです。」
「男女間の友情は、境界線が曖昧です。」
「義誠大君の事を、どう思っているのですか?」
「義誠大君には、友達以上の感情を持った事はありません。」
「信じていいのですね?」
「はい。 皇后様。」
車泥棒の方の口はSPペク・チュンハを通じ封じたものの、チェギョンが口にした「離婚」で、皇室が一緒にいた男を必死になって探し出す事になるとユルの身を守ろうと動き出すファヨンはチェギョンを呼び出す。
「これからどうするつもりですか?」
「どうしたらいいか判りません。」
「どうしたら許して下さるでしょう?」
「少々過激な方法を用いるしかありませんね。」
「いくら頑固な陛下でも、席藁待罪(ソクコテジュ)をすれば、心が揺れ動くに違いありません。」←またもやチェギョンをそそのかす。
皇太子の同行が必須な王立博物館の公式行事に、シンではなくユルを連れて行く皇帝。
皇帝の通り道になる部屋で、むしろの上で正座するチェギョン。←チャングム52話でも皇太后が王様に詫びると言い張って抗議の意味でしてましたよね~w
「陛下、お許し下さい。」
「全て、私の責任です。」
「こんな事をしても、こぼれた水は元に戻らん。」
「陛下、全て私の責任です。」
「どうかお許し下さい。」
「ならば一つ聞こう。」
「離婚を持ち出したのは、新聞で噂されている若い男のせいなのか?」
「・・・」
「なぜ答えない?」
「それは・・・」←ユルを庇って答えられないチェギョン
チェギョンが「席藁待罪」をしてると知り心配する太皇太后は「大きな罪を犯し、皇帝に許しを請うのが席藁待罪です。」
「妃宮は失敗をし、それにより誤解が生じただけです。」
「こんな事までする必要はありません。」
「申し訳ありませんでした。」
「全て私の責任です。」
「何とかしてお許し頂きたいのです。」
「皇帝はあの晩、誰といたのかを気にされています。」
「そのために、誤解をなさっているのです。」
「正直におっしゃいなさい。」
「ごめんなさい。」
「申し上げられません。」←すすり泣くばかりのチェギョン
「どうしても言えない事情があるのですね・・・」
当のユルは、皇帝と出かけた王立博物館の公式行事の帰りの車中で「陛下、妃宮様を許して頂けませんか。」
「か弱い女性の体で、席藁待罪を続けるのは無理です。」
「大君が口を挟む事ではない。」
「席藁待罪」を続けるチェギョンを見ても皇帝には「まるで私が嫁をいびっているみたいだ。」
「これ以上困らせるな。」
「戻りなさい。」
「そんな事をしても、犯した罪は消えやしない。」と響かず。
「陛下、もう少しだけ太子に優しく接してくれませんか?」
「太子殿下は、陛下から頂いた万年筆を大事に使わずにとっているんです。」
「何も言わなくても、何食わぬ顔していても、時にはお父様を恐れ、時には懐かしんでいます。」
「愛情に飢えてるんです。」
「態度に表さなくても、本当はお父様を愛しているんです。」
「妃宮は、私が太子を憎んでいるとでも?」
「この世に自分の子供を憎む親などいない。」
「子供の過ちを正すのが、父親の役目なんだ。」←一番の過ちを犯してるのは、あなたかも・・・
紛らわすように無心にフェンシングをしてるシン。
そこへユルが「チェギョンを止めろよ。」
「チェギョンが何をしてるか、判ってるのか?」
「一度でもチェギョンの所に行ってみたのか?」
「あのまま倒れてもいいのか?」
「大げさに言うなよ。」
「お前には関係ない事だ。」
「最低な奴だな。」
「もう少し君が優しい人間だったら、僕は彼女をあきらめたかもしれない。」
「でも、君のような自分勝手で冷たい男に、チェギョンは渡せない。」
「いい加減にしろよ。」
「法道を破るにも限度がある。」
「法道?」
「君の武器は法道だもんな。」
「法道のせいで、僕は全てを奪われたんだ。」
「そんなに法道が嫌なら、無くせばいいだろ。」
「そうするさ。」
「僕が壊してみせる。」
「何だって?」
「何を考えてるのか知らないけど、兄嫁を愛する汚い因縁なんて、もうたくさんだ。」
「これ以上、宮廷に汚い因縁を作るな!」
「それ以上、冒涜するな。」
「今度、僕の愛を侮辱したら、ただじゃおかない。」
「席藁待罪」をし続けるチェギョン。
「もうやめよう。」優しく声を掛けるユル。
首を振るチェギョン。
「ごめん、ごめんな。」
「僕が言えと言ったから・・・全部、僕のせいだ。」
「ユル君のせいじゃないよ。」
「私も望んでいたのかも・・・」
「蜂蜜水だ。」
「飲んだ方がいい、つらいだろう?」
「シン君は? シン君の所に行ってみた?」
「シンは君の事なんて眼中にない。」
「だから何も期待するな。」
でも平静を装いながら、侍従長に「殿下、何時間も同じページを見てらっしゃいます。」と突っ込まれているシン・・・
チェ尚宮とお付きの女官たちも、チェギョンの体を心配して止めさせようとするけど「疲れて死にそうよ。」
「でも、許してもらえるまで、ここから一歩も動かないわ。」
「疲れてるから、話しかけないで下さい。」と止めないチェギョン。
陰から見つめるユル。
更にその陰から、チェギョンとユルを見つめるシン。←あ~~ぁ
一昼夜、水すらも飲まずに「席藁待罪」を続けるチェギョンに太皇太后は「これ以上、老いぼれの如く、この事態を黙ってみている訳にはいきません。」と一同を召集する。
「幼い妃宮をなぜ放っておくのですか?」
「申し訳ありません。」と皇后。
皇太后も「そろそろ許してあげて下さい。」
「可哀想で見てられません。」←そそのかしたあんたが言う?
「妃宮は嘘をつきました。」
「その上、一緒にいた相手を未だに明かそうとしません。」←ここにこだわり続ける皇帝。
「何か事情があるのでしょう。」と太皇太后。
「潔白ならば、堂々と明かしてもいいでしょう?」
「僕と一緒にいたんです。」
「あの日、妃宮様が出て行かれるのを見て、ついて行ったんです。」とユル。
フリーズ状態の大人たち・・・
「妃宮が落ち込んでたので、友達として慰めたかったのでしょう?」←ファヨン、息子の発言をもみ消そうと必死。
「今からする質問に、正直に答えなさい。」
「もしや?妃宮を想っているのか?」←経験者の皇帝、さすがの追求
「はい。」
「妃宮様を・・・心から愛しています。」←一同、再びフリーズ
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