「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<362> 『宮』 閑話 ⑥

2007年02月12日 | 宮(クン)
 『宮』のチェギョン役、ユン・ウネの新作ドラマ出演の報に喜んでいたら、どうも体調不良から降板が決ったようだ。

 出演予定だった3月17日から放映のMBS週末ドラマ『ケセラセラ』は大ブレークした『私の名前はキム・サムスン』を手掛けたプロデューサーの2年ぶりの作品。

 制作陣から見ても、期待度大のドラマだっただけに残念。

 体調不良が重大な因子を含んでいない事を祈る。


 閑話 ⑤でユル役、キム・ジョンフンがうつ症状を抱えていたと知りショックを受けたのも束の間、『屋根部屋の猫』『兄嫁は19歳』等で明るく元気なヒロインを演じていたチョン・ダビンの自殺による訃報が入り、昨日今日の韓国エンタメ・ニュースはその関連記事1色だ。

 演じる役柄と本人のキャラがかぶって見られてしまう役者と言う稼業、プライベートな部分での葛藤も大きいのかも知れない。


 「心の風邪」と言われ、誰でもがなりうる可能性があると言う「うつ」

 責任感が強く、真面目な人ほどなりやすいとも聞く。

 精神的な症状の自覚がないまま、身体的症状が出る「仮面うつ病」と呼ばれる状態の場合、患者本人も「うつ」であるとの意識がない為、往々にして具合の悪さを対処する為の内科等を受診し、「うつ」の発見が遅れる場合がある。

 脳内の神経伝達物質のセロトニンの分泌減少など「うつ」の病理的な原因も解明され、いい薬も開発されているので、早期の治療が有効だが、自覚のないまま放置し重症化する場合もある。

 発症のきっかけが「昇進」とか「栄転」などと言う、本来喜ばしいとされている時である場合も・・・


 「うつ」の一番気をつけなければいけない事は「自殺」だと、ものの本で読んだ事がある。

 自己否定、自己批判の末、衝動的にその行為に走ってしまうのだとか・・・


 『宮』の撮影中、ユン・ウネが演技が良くなったと褒めるインタビューしていた記者に「まだまだです。 家でモニタリングすると死にたくなります。 視線処理や発音、短所ばかりが目に入ります。」と答えていたのがふと思い出される。

 韓国のドラマは各テレビ局で「月火」とか「水木」とか1週2話放送で進行するものが多いので、出演者たちはかなりハードな撮影収録が続く。

 ドラマ後半に入るとメインの役者たちは疲労困憊し、気力で演じたと言う話はいろいろなドラマでの秘話として報告されている。


 肉体的な疲労と同時に周囲からの期待や激励に応えようとする時、悲鳴をあげる「心」がある。
 
 なによりユン・ウネちゃんの一日も早い回復と韓国芸能界を震撼させている自殺の連鎖がこれ以上続かない事を祈るばかりだ。


 チョン・ダビンssiのご冥福を祈りつつ・・・
  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿