過去5年の札幌2歳Sで連対したレッドリヴェールとレッツゴードンキが桜花賞で2着、1着。
牡馬ではコディーノがクラシック路線で活躍し、プロフェットが京成杯を勝利と、
このレースで上位争いに加わった馬が、翌年のクラシック戦線の一角を担う、
若しくは、クラシックへ駒をすすめるという可能性があり、2歳馬にとっては登竜門的なレース。
今年はオルフェーヴルの初年度産駒2頭が人気になっており、
種牡馬としても今後を占う上で重要なレースで、今回はまさに試金石の一戦となり、
競馬ファンから注目を集めていて、そんな期待を込められた支持となっている。
その上位人気に推されているオルフェーヴル産駒は二頭出走しており、どちらも牝馬。
まず、現在1番人気のロックディスタウン
半姉に2015年のクイーンC勝ち馬キャットコインがいて、
叔父には秋古馬三冠を制したゼンノロブロイがいる良血で、その血統背景からこの人気も頷けます。
そしてもう一頭が、現在3番人気クリノクリーニング
デビュー戦を2歳コースレコードで制し、2着に下した相手が次走で8馬身差で勝利するなど
ポテンシャルは高く、父譲りの荒々しい気性が良いほうに出れば侮れない。
このレースは、毎年牝馬が馬券圏内に絡んでいるが、今年もその可能性が高いかもしれません。
他にも、今年の宝塚記念を制したサトノクラウンの半弟ファストアプローチ
半姉にヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードがいるカレンシリエージョ
新潟2歳Sを勝ったロードクエストの半弟ロードトレジャー
門別から参戦、前走に続いて再度好走狙うマンマミーアとダブルシャープ
など、なかなかの好素材が揃った印象。
キャリア豊富な馬から選ぶか、まだ底を見せていないデビュー戦勝ち馬から選ぶのか。
予想をする側も、判断材料が少なくなかなか難しいレースだが、
翌年のクラシックを見据え、今後の可能性を秘めた馬を狙っていきたいところ。
このレースに良績ある柴田大知騎手、岩田騎手を中心に据えました。
外からサージュミノルが逃げて、内からヴィオトポスも番手で運びたいところ。
コスモインザハート、ロジャージーニアスもスタート上手く決めて好位で競馬をしたい。
決め手がありそうなシスターフラッグがまくっていく展開を期待。
◎コスモインザハート9番人気
母は米GIで2着があり、弟は愛ダービー3着馬という血統。
6月の阪神で新馬勝ち。スタートは遅かったが、二の脚で馬群に取り付き、
直線狭いスペースを割ってゴールまでしっかりと駆け抜けた。
勝ち時計1分34秒0は新馬戦としては優秀で、
高速馬場とはいえ、阪神外回り1600mが出来てからの新馬戦で最速だった。
ハーツクライの血から洋芝も合いそうだ。
毎度御馴染み、英ダービーに登録済みの期待馬で、総帥の為にもここは負けられない。
○ロジャージーニアス11番人気
8枠からのスタートだったが、巧くインで立ち回り、間を割って抜け出した。
叩き2戦目でキッチリ変わり身を見せた。切れるというより長くいい脚を使うタイプだし、
パワーがあるので洋芝も合うはず。右回りに替わる点もプラスに出そうで
父ネオユニヴァースが勝ったこのレースで、一発を期待したいところ。
▲シスターフラッグ5番人気
ゴールドシップの姪。
前走のメイクデビュー函館では、叔父をほうふつとさせる末脚で豪快に差し切って快勝。
牝馬で490kg台と馬格に恵まれて、牡馬相手でも十分勝負になりそう。
先々に繋がるレースを期待したいところ。
注ヴィオトポス13番人気
2か月振りのコスモス賞は4キロ増の434キロ。
中団を追走し、勝負所からジワッと進出するが、外から来馬に被せられる苦しい形に。
最後はバテ気味も何とか4着(1.1秒差)は確保。
小柄な馬だが、上手くインコースで競馬できれば侮れない。
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