人生なればこそ、賭けるのである

私たちの人生とは、いわば選択であり、知りたいという願望であり、運命に祝福されたい、とねがう心のあらわれである。

藤田菜七子騎手 2017年(8月27日迄)

2017-08-29 16:20:39 | 藤田菜七子


今週の小倉2歳ステークスに出走する
フローラルシトラスに、藤田菜七子騎手が跨るということで、
JRAの女性騎手として、初めての重賞制覇へ期待がかかっています。

その藤田菜七子騎手は、これまでにJRA通算15勝を挙げており
今年は先週までに9勝と、二桁勝利が目前に迫っています。
そのメモリアルを重賞初制覇で達成できるかどうか注目ですね。

今日は大井で3鞍に騎乗し、明日も園田で6鞍とかなりハードに乗っていますが
きっとこういった経験が藤田騎手の糧となっているのではないでしょうか。

では、今年の藤田菜七子騎手のここまでレースを
動画とコメントで振り返ってみましょう。


1勝目 2/25 小倉芝1200m 08リルティングインク 6番人気



初参戦の小倉競馬で初勝利
道中は中団よりやや前め、勝負どころで外に持ち出し
兄弟子・丸山元気騎手が乗るユキノカトレアをゴール前で差し切った。

「スタートが決まり、楽に前へ行けてラストまでしっかりした脚取り。
  道中で丸山騎手が前を走ってましたが、“先輩だけは抜かしてやろう”という気持ちでした」


(小倉については)「とてもきれいな芝で走りやすい馬場でした」



2勝目 4/8 福島ダ1700m 03ドリームリヴァール 4番人気



後方から鮮やかな大外一気で2勝目
後方2番手から、鮮やかな大外一気を決めて勝利。
2月25日の今年初勝利以来となる2勝目を挙げました。

「前半は急かせずに馬のリズムでレースをしました。
  早めに上がっていけたし、最後までしっかり脚を使ってくれました」




3勝目 5/6 新潟ダ1800m 08コパノアラジン 5番人気



後続に4馬身差をつける圧勝
新潟で今年3勝目を挙げた。コパノアラジンに騎乗し、道中は逃げ馬をマーク。
直線早めにかわす強気の競馬で、後続に4馬身差をつける圧勝。

「スタートが良くて二の脚も速かった。
  早め先頭は思っていた通りの競馬です。乗せていただいたオーナーに感謝です」



4勝目 5/7 新潟芝1000m 10サンドベージュ 8番人気



初の2日連続勝利
新潟で今年4勝目。
直千レースで、ゲートが開くと先手を主張。
そのまま外ラチ沿いを走り、最後まで粘り切った。

「スタートが速くて道中は楽に行けましたし、最後までしっかり走ってくれました」



5勝目 5/27 東京ダ1600m 06コパノアラジン 4番人気



日本ダービー前日の最終レースを逃げ切り勝ち
果敢に先手を奪っての逃げ切りで5勝目。
これでコパノアラジンに3度騎乗して2勝2着1回と連対率100%。



6勝目 8/5 新潟芝1000m 03フローラルシトラス 2番人気



10代最後の週にVを飾る
新潟直千で、今年のJRA6勝目。
この勝利でデビューした昨年の5勝を上回りました。

「内から外へ出す時、周りの馬に迷惑を掛けてしまいました。
  でも、馬は最後まで頑張ってくれました」




7勝目 8/6 新潟ダ1200m 14コパノディール 11番人気



今年二度目の土日連続勝利
新潟最終レースで、大外一気を決め、今年7勝目。
10代最後のJRAでのレースをVで飾りました。

「スムーズに外へ出すことができました」



8勝目 8/20 新潟ダ1800m 13コパノビジン 1番人気



20歳での初勝利
1番人気のコパノビジンに騎乗し、後続に5馬身差をつけて圧勝。
20歳になってから初めてのJRA勝利、並びに1番人気での勝利も初。

いつも乗せてくださるオーナーや調教師、厩務員さんのおかげでまた勝つことができました。
   このままの勢いで1勝ずつ積み重ねていきたい」




9勝目 8/27 新潟ダ1200m 14ラブターボ 6番人気



区切りの勝利に王手
新潟最終レースで、見事な逃げ切り勝ち。
2桁勝利の10勝まであと1勝となりました。

「理想通りの競馬ができました」

(小倉2歳Sについて)「乗せてもらえるのはありがたいと思っています。頑張りたいです」





2017年成績(8/27現在)

藤田菜七子騎手は【9-6-5-205】という成績。リーディングは63位です。
勝率は.040 連対率は.067 複勝率は.089となっています。

ちなみに上位騎手の勝率等はどうなっているかというと、
リーディング10位・武豊騎手の勝率は.130 連対率は.267 複勝率は.369
リーディング1位・戸崎騎手の勝率は.198 連対率は.336 複勝率は.336 

さすが、日本を代表するジョッキーで、藤田騎手とは雲泥の差がありますが、
148人中63位と考えればデビュー二年目、そして女性騎手ということで
かなり頑張っている方ではないでしょうか。 


今年の勝ち鞍を振り返ると、大外一気や、逃げ切りが多いですね。
新潟競馬場で6勝。そして、直千で2勝しているのは興味深いところ。
そして、コパノの冠名で御馴染みのDrコパさんの所有馬で4勝を挙げております。

8月は4勝を挙げて、勢いのある藤田騎手ですが、
地方へも積極的に乗っており、向上心も伺えますし、勉強熱心なイメージがあります。
女性騎手最多となる年間11勝を越えも目前。

JRAでデビューした女性騎手は、藤田菜七子騎手を含め7名。
重賞では、97年のカブトヤマ記念での牧原由貴子騎手の7着が最高着順となっていて、
女性騎手による重賞制覇のハードルはかなり高いですが、
それも経験として秋へ向けて、更なる飛躍を期待したいですね。













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