Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年4月6日(水) 平井大師山の石仏群から、奇岩群の嶽の立石へ!!

2022年04月07日 | 山登りの記録
■メイン写真
嶽の立石の「嶽太郎」。巨大な指先のようだ


■今回のコース
平井大師寺→平井大師山石仏群→入谷山4等三角点→内牧区民の森→嶽山→
嶽の立石(嶽太郎、嶽次郎、嶽三郎)→唐戸の寝石→(立谷)→車道出合→水呑峠→
平井大師寺


榛原の南、内牧(うちのまき)集落の南に、あまり知られていない里山がある。
短い行程の中に魅力が満載で、数年おきに訪れている。
ベストの季節、桜咲く春に歩いてきた。



大師寺の駐車場に車を置かせていただく。境内のサクラは満開だ。



寺務所の窓越しに中を見ると、みごとなお雛さんが並んでいた。
でも、そろそろ五月人形と交代かな。



大師寺には、平井八十八ヶ所霊場石佛という石仏群がある。
四国八十八ヶ所にちなんでつくられたもので、およそ100体の石仏が大師山を
取り巻いている。



石仏のほとんどは、小さな祠に鎮座している。
幕末の石工、丹波の佐吉照信が弟子たちとともに刻んだもので、このミニ霊場は
嘉永・安政の頃(1848~1859年)に各地の施主によって寄進建立されたという。



大師山(464m)には、総供養塔と第45番・岩谷寺の不動明王がある。



庚申の標石から寺の敷地外に出て、植林帯の尾根を進むと、やがて簡易舗装の
林道に出る。野生のジンチョウゲ(コショウノキかも)の花が芳香を放っていた。



入谷山へ向かう尾根ルートに入るが、歩く人は少ないので踏み跡は薄い。



尾根筋から、大峰山系が見えた。山上ヶ岳、稲村ヶ岳ともに、まだ雪で白い。



足元にはシカの糞が多かったが、リスなど齧歯類の食痕(アカマツのエビフライ)も
見つけた。



入谷山の山頂。606.5m三角点がある。展望もない地味なピークなのに、
やたら私製の山名表示板が多くなっていた。つけすぎは趣を損なうと思う。

山頂から、稜線を忠実に下り、内牧から続いている舗装林道に出る。
右に進むとすぐに、嶽神社がある「内牧区民の森」で、若いサクラの木が
一面に植えられている。
内牧区民の森は、台風で森林が荒れた場所に、2000年頃から地元の方々が
500本ものサクラを植樹されたらしい。



高台にある展望台からは、伊那佐山、鳥見山、貝ヶ平山、香酔山、額井岳が正面に
見える。サクラは坂の下のほうは3分咲き程度と、まだちょっと早かった。



稜線の薄い踏み跡をたどると、200mほどで一体の石仏が待つ嶽山(660m)に着く。
前回訪問した時、石仏の背後に大きな倒木があるなど山頂は荒れていたが、
それは除去され、南側が少し伐採されて大峰山系が見えるようになっていた。
昔は大峰の遥拝ポイントだったのかもしれない。



クロモジが花をつけていた。

内牧区民の森に戻ると、観光に訪れたと思われるクルマが公衆トイレの横で
脱輪していた。通りすがりの他の皆さんたちとクルマを持ち上げて"救出"すると
いうハプニング。



嶽神社に手を合わせる。



舗装林道を少し奥に進むと、巨人の指先のような不思議な立石が現れる。



道標に従い支尾根に入ると、ひときわ目立つ「嶽太郎」がある。



一本南の支尾根上にニョキッと生えているのは「嶽次郎」。



その尾根を少し下ると「嶽三郎」だ。こんな奇妙な岩がこのあたりだけに
集中している面白さ。もっと知られてもいいのにと思う。



植林の谷筋を下っていくと、前回は渡れた木橋が腐食してしまっていた。
どう見ても危険な状態だ。獣道をたどり、右から巻き下りて事なきを得た。



さらに踏み跡は薄くなるが、作業林道に下り立ち左に進むと「唐戸の寝石」に着く。
大蛇の頭のような雰囲気を感じさせる巨岩だ。

すぐ先で里に出て、舗装道で内牧の交差点から大師寺に戻った。

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