Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年4月3日(日) 青葉山(若狭富士)は、ミスミソウが花盛り!!

2022年04月05日 | 山登りの記録
■メイン写真
西峰への急坂に多くみられるミスミソウ


■今回のコース
松尾寺駐車場→松尾寺→青葉山西峰(西権現)→大師洞→東峰(青葉神社)→金比羅大権現→
展望台→高野コース分岐→中山登山口→青葉山ハーバルビレッジ


京都府と福井県の境にそそり立つ岩峰、青葉山。
福井県側からは「若狭富士」、京都府側からは「丹後富士」と呼ばれる双耳峰の山だ。
この山の春を彩る花がミスミソウだ。特徴ある三角形の葉に、かわいい白い花をつける。
今回は、ミスミソウ目当てで歩いてみたが、期待を裏切らない開花ぶりだった。



スタート地である松尾寺は、西国二十九番札所の真言宗醍醐派の古刹。
創建は和銅元(708)年という。三十三霊場中、唯一、馬頭観世音をご本尊としている。



境内の裏から登山道に入るとすぐ、右手に無数の石仏が並べられている。



サルがいた! 遠すぎてちょっとピンボケ。



緩やかな斜面をしばらく進む。壊れた石鳥居を通る。



まもなく山頂まで標高差300mほどを一気に登る急登が始まる。



おっ、ミスミソウが出てきたぞ! 心が躍る。



ギフチョウの幼虫が餌にするカンアオイも咲いている。



スミレやヤマルリソウもみられた。



長いハシゴ、というか金属製の階段が現れる。



全体がピンクがかったミスミソウも、ごくたまに見つかる。



まさに登山道のすぐ横にも、次から次へと現れる。急登が苦にならない。



西峰の直下に、火山角礫岩でできた石垣があり、上に祠が建つ。
内部には鏡が鎮座している。脇にある灯篭がワイルドだ。



まだ少しだけ雪が残っていた。今年はやっぱり、雪が多かったようだ。



西峰には、西権現と呼ばれる祠と避難小屋がある。西権現の裏の岩塊が山頂となる。



その岩をよじ登り、山頂へ。ちょびっと緊張するところだ。



山頂からは日本海の入り組んだ海岸がすぐ足元に見える。
この山が、海からすぐに衝立のように聳え立っていることがよくわかる。



山頂で皆さんと。



山頂の岩に密生する多肉植物。なんだろう、メノマンネングサあたりか?

ぽつぽつと雨のしずく。降り始めるのは夜になってからのはずだが。
避難小屋で昼食をとり、東峰へ向かう。



奇妙な形をした岩々を見ながら進む、乏しい表土に懸命に根を張る古い杉。



弘法大師や、加賀白山を開山した泰澄らが修行したという大師洞。



ハシゴが連続する。ハシゴのおかげで、両側が切り立った狭い尾根をかいくぐって
進める。



カンスゲ。かつてはこれで蓑を作ることもあったという。



山伏の行場感が実感できる岩場をトラバースしていく。



この高度感は、実際にはあまり感じずに通過することができる。



半洞窟状の岩屋の合間を縫って行く。このあたり、特異な地形がおもしろい。



青葉山東峰は、西峰より1m高い。ピークはひとりずつしか立てない狭さ。
その東側には青葉神社があるが、扉が閉ざされていて中は見えない。



高野方面へ下山する。ほどなく馬の背の岩稜を通過。

下山路は木段が続く備された道だ。往路とは対照的な、足に優しい道だ。



金比羅大権現の祠がある広場から弥仙山などが見て、さらにほんの少し下ると、
今度は展望台があり、高浜町の浜辺が見下ろせる。



岩を抱くように成長したスギ。



植林の林床にはミヤマカタバミが群生していた。



中山寺コースと高野コースの分岐で、Mr.Dashだけが高野へ下山する。
そのまま里道を松尾寺へ戻り、クルマを回収するためだ。
ともちゃんがパーティを率いて、中山登山口から下山し、青葉山ハーバルビレッジへ。
施設内の「くつろぐ カフェ『あおばやまてらす』」の薬膳茶で休憩してもらった。

目的の花に会えて、ちょっぴりスリルの道を歩き、アフターにお茶。
最高の一日だ。



松尾寺の近くで見つけた白い花。ワサビのようにも思えるのだが…

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