Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『振り穴王子』が、遂に『振り穴王位』に!/挑戦者・広瀬 章人 六段、王位奪取。

2010-09-03 00:00:01 | 将棋
将棋の、第51期 王位戦 第6局。

本局も千日手が成立して、先後入れ替えての指し直しに…。

2局連続の千日手成立にも驚いたのですが、その指し直し局がまた壮絶。

指し直し局は、結局、161手まで、先後入れ替わって先手となった、挑戦者の広瀬 章人 六段が、深浦 康市 王位を破り、見事に王位奪取に成功、同時に、9月2日付で、タイトル1期獲得の昇段規定により、七段への昇段も決めました。

指し直し局の途中からネットで観戦していましたが、広瀬「新」王位の69手目▲6四歩も素晴らしい手でしたが、深浦「前」王位の96手目△7四角あたりから、混戦模様。
指さない「入門者」程度の棋力しかない私でも、この局面で「先手が良いけれど、忙しい将棋になる」と予感。

その後、65手も進むとは思っていなかったけれど、後手逆転模様の局面もあり、両対局者の強靭な「精神力」を見た気がします。

思えば3年前、羽生 善治 王位(当時)から深浦 康市 八段(当時)が奪取したのも、神奈川県秦野市鶴巻温泉にある「陣屋」が舞台。

3年の月日を経て、広瀬 章人 六段(新・七段)の「奪取」の瞬間も、同じ「陣屋」。
毎年のように、この対局場では「劇的な結末」が待っていますね。

しかも、広瀬 章人 新王位は、挑戦者決定戦で羽生 善治 名人を破っての挑戦で、そのチャンスを最高の結果に結びつけましたので、価値が非常に高いと思います。

来週宅配される『週間将棋』が楽しみなら、今週末のBS2の『囲碁・将棋ジャーナル』も楽しみです。

しかし、驚いています。

『振り穴王子(おうじ)』から、『振り穴王位(おうい)』の誕生の瞬間を目にしました。
立ち会えたこと、光栄に思います。

大学生(早稲田大学在籍)棋士のタイトルホルダー…しかも、「別口」で私と「ご縁」のある棋士が、タイトルホルダーに…。
正直、震え上がっています。

日付上「明日」のエントリーにしていますが、その余韻に浸りながら眠りに就こうと思います。

高校3年間応援団で、神宮球場へは、主に「早慶戦(慶早戦)」を「勉強」のために観戦していましたが、慶應義塾に3人後輩が入部しているし、早稲田は12年後輩のKHがOBであるし、私にとって、ここ暫くは「慶應義塾・早稲田が旬」になりそうです。

とにもかくにも、広瀬新王位…奪取、おめでとうございます。

Comments (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんだったのでしょうね。 | TOP | 身が引き締まるけれど、残念... »
最新の画像もっと見る

3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (醤油五目あんかけラーメン)
2010-09-03 07:56:07
広瀬新王位の奪取おめでとうございます。
正直ですが、本当は深浦王位に防衛してもらいたかった気持ちが強かっただけに、少しショックかなとも思ってます。
正直なところ、深浦王位不調なだけにこの結果は仕方ないのかもしれませんね。
来期の深浦王位の復調、王位戦のリベンジと再奪取、その他のタイトルを希望しております。
ありがとうございました。
返信する
Unknown (くっち~)
2010-09-05 21:12:19
千日手成立の段階で、またも24時越えを覚悟して翌日回しにしたんですけど、第五局は持ち時間ほぼ使い切っての千日手、第六局は中盤での千日手なんで、休憩時間だけがロスタイムなんで日付変わる前に決着することに気づかなきゃ。

深浦九段も、この七番勝負(にもかかわらず八局指している)を除けば、8勝9敗と決して不調とは思えぬのですが。

相穴熊は居飛車有利をくつがえしたことが一時的なのかどうかを見守ってゆきたいものですね。
返信する
コメント、ありがとうございます。 (Dancho)
2010-09-06 12:32:58
醤油五目あんかけラーメンさん、くっち~さん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。


★醤油五目あんかけラーメンさん

はじめまして。ようこそいらっしゃいました。

将棋に関しては、本当に拙文で恐縮です。

深浦前王位は、棋聖戦挑戦後も調子が戻らなかったですし、順位戦も思わず目を覆いたくなるような状態ですが、本シリーズは、地元での第4局のように、鮮やかな龍切りから後手の穴熊に殺到した順は見事でしたから、現時点で力は十分発揮したのではないでしょうか?。

結果は、残念なことになってしまいましたが、このままジリ貧になるような棋士ではないと思っています。

心機一転、頑張って欲しいですね。


★くっち~さん

>第六局は中盤での千日手なんで、休憩時間だけがロスタイムなんで日付変わる前に決着することに気づかなきゃ。

第5局も、本局も、「もう決着がついているだろう」という時にネットを覗いてみたら、どっちも…だったので、驚きました。
本局は、早い段階での成立だったので、「これは決着まで見るか…」と思って見ていました。

>深浦九段も、この七番勝負(にもかかわらず八局指している)を除けば、8勝9敗と決して不調とは思えぬのですが。

順位戦は酷いですが、他はそんなには悪くはないですね、仰るとおり。(くっち~さん命名の「でごっぱち」よりは、全然OKですもの。)

8局も指したのですから、現時点での調子を含めて、力は出せたと思っています。

>相穴熊は居飛車有利をくつがえしたことが一時的なのかどうかを見守ってゆきたいものですね。

そうですね。私も棋力がないながら、勉強になるので、見守りたいですね。


先ずは、コメントを頂戴したことに対し、心より御礼まで。
返信する

Recent Entries | 将棋