さとうかずこの〝大すき島本〟

かずこの雑感を折々に綴っています。

マルモイ

2020年08月01日 | 日常
韓国映画「マルモイ」を観てきました。
マルは言葉モイは集め、辞書を作る話しです。
時代は1940年、日本が朝鮮併合をして30年経っています。朝鮮の人々を巻き込んで世界に向かって戦争を仕掛けていきます。朝鮮の人々には朝鮮語を話すことを禁じ、日本式の名前に変えることを強制しています。
「もう朝鮮は無くなったのだ」と日本の支配に屈していく風潮の中で、いま自分たちの言葉を集め記録しておかなければ朝鮮語は消えてしまう、と官憲の目を逃れながら、朝鮮全土から方言を集め記録していく人々。命がけで記録した原稿を守りとおす姿が感動です。自分の言葉、民族の言葉、これは民族の精神だと。
これから世界中の人々との交流が広がっていく、国と国との間の垣根を越えて人々の行き来が盛んになり、お互いの理解が進めばよいと、心から思います。そのためにも、お互いの違いを理解しあい尊重しあうことがますます大切になります。
ところで、映画に出てくる子守歌?童謡?を私は知っていました。小学校の時朝鮮学校との交流会で一緒に歌った歌でした。意味も分からず「プールンハーヌン・・・」と歌っていましたが、どこか懐かしい、美しい旋律で、いまだにほぼ正確に覚えていたのには我ながらびっくり。韓国語の先生に意味を教えてもらうことにします。

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