さとうかずこの〝大すき島本〟

かずこの雑感を折々に綴っています。

韓国の暮らし 1

2018年01月25日 | 日常
韓国のごみ処理は、生ごみ、紙ごみ、燃やすゴミ、で分けられていました。処理は有料で、燃えるごみを入れる袋を買って、それで出します。生ごみは肥料や家畜の飼料にするそうで、きちんと生ごみだけにして出します。紙ごみは買い物でもらう紙袋、段ボール、様々な紙、すべてリサイクルゴミとして出します。出す場所は決まっていますが、いつ出しても大丈夫。生ごみは別に扱われるので、犬、猫、カラスの被害もないし、毎日回収されるようです。
台所の流しには中央に生ごみを貯めるごみ入れがあります。そのごみ入れは蓋で抑えると高速回転して遠心力で水分を飛ばし、生ごみを出しやすい状態にするようになっていました。
娘の家にいる間お天気が良ければ、住宅内の公園に遊びに行きました。公園の地面にはゴム製のクッション材が敷かれて、子どもが転んでもケガしないようになっていました。遊具はほぼ日本と同じ、ただシーソーは端にゴム製のクッションがついていました。日本では地面の方にタイヤなどが埋め込まれて、クッションになっているのですが、これだけが、ちょっと違っていました。
日本でも子どもは大切にされますが、韓国ではよりその気持ちが強いようです。孫を連れて歩いていると、声をかけて孫をあやしていく知らない人がたくさんいます。若い人も顔を覗き込んで「かわいい」と言っていきます。小さな子どもさえ、自分より小さい子には、手を振ったり、笑いかけたりしていきます。
人と人の距離が近いのかもしれないと思わせられることが、しばしばあります。地下鉄で隣り合わせた人が、古い知り合いのように、熱心に語り合っている姿はたびたび見かけます。

韓国住宅事情

2018年01月21日 | 日常
娘の家に行きました。彼の仕事の関係で娘の家族は大田郊外のセジョン市にマンションを買って住んでいます。
韓国の、都会近郊に住む住民はマンション暮らしがほとんどです。1戸建ての住宅は、とても敷地が広く家屋も大きく、庶民には手が出ないと彼は言っていました。
娘の住むマンションは14階建ての棟が10棟近く建つ大きなマンション群で、昨年民間業者の建てたものです。
1つの棟にはだいたいオートロックの入り口が2か所、それぞれにエレベーターがあり1つのエレベーターで各階2軒の家に行けます。エレベーターを間違えると目指す家に着けないということになります。入り口にはたとえば501棟の101、102、201、202、等の部屋の入口だと分かるように「1 501 2」と表示してあります。
1軒は100平方メートルくらいの広さで、娘の家は、子ども部屋や客室になるものが3つ、そこにシャワー室とトイレ。ゆったりした主寝室にリビングとキッチン。主寝室にトイレとバスタブ付きのシャワールーム。洗濯物を干すサンルーム、そして洗濯室。すべての部屋に窓があります。窓はすべて2重ガラスでベランダのようなものはありません。つまり1棟には、おおむね各階4軒があり、14階建てなので56戸が暮らすということになります。
このような形が一般的なものだそうで、日本のように廊下でつながった、縦長の部屋はあまりないそうです。
広いので、収納もたっぷりあり、まだ空いているところがいっぱいある、どこに入れようか迷う、と娘は笑っていました。
韓国は不動産が盛んに動いているようで、このマンションも買った時より値上がりしている、すべての部屋が売れていると思うとのことで、私がいた1週間足らずの間にも引っ越しが何軒もありました。

孫のトルチャンチ

2018年01月21日 | 日常
末娘のところの孫が1歳になるので、お祝いに韓国に行ってきました。
向こうからスマホでブログの投稿をしようと思ったのですが、機械音痴の私のこと、投稿できる画面まで行けるのにアドレスが違うので投稿できないと、機械から拒否されてしまいました。どうすればよいのかわからない!
で、昨日夜に帰ってきたので、今日から、韓国で見てきたことを何回かに分けて投稿します。

韓国では年齢は数え年です。生まれて1年たったら、トルチャンチと言って、知り合いや親戚中が集まってお祝いをします。
パパのご両親が準備してくださって、盛大なトルチャンチが祝われました。身内だけで小規模に、との話しでしたが会場のレストランには、20人近くのパパのおじさん、おばさん、いとこが集まりました。
カメラマンと会を進行する司会者が頼んでありました。
孫はまず、小さなモーニング姿パパもママも韓服姿になり、カメラマンが、両親と孫に様々なポーズをつけながら撮影、次に孫が可愛い韓服に着替えてまた幾とおりものポーズをとって撮影がされます。それから、会の始まり。司会者が始まりを告げ、親戚の年長者と思われる方が話をされました。その後、司会者がおもちゃの、槌、鉛筆、マイク、お金、糸が乗ったお盆を孫に見せます。選んだものでその子の将来を占うのです。司会者がパパに、何を選んでほしいか聞いてパパはお金を、と言っていましたが孫は色の鮮やかなマイクを手に取って、口に持っていきます。会場は笑いに包まれました。
その後パパからのお礼の言葉、そしてみんなからのお祝いを渡す時間。お祝いは通常、金の指輪か腕輪が贈られます。金は値打ちが変わらないので、子どもの将来に備えてということらしいです。
お祝いの会はこれで終わり、あとはビュッフェスタイルの食事の時間になりました。
みんなから声をかけられ、抱っこされて当惑気味の孫でしたが、幸い、泣きもせず、会場中をトコトコ歩き回っていました。
親戚中で、子どもを一族の子どもとして大切に見守る、そんな風習なのでしょう。
着せ替え人形みたいなところ、カメラマンに職業司会者まで、とびっくりしたり、息苦しいところもあるけれど、温かい風習だと思いました。

お正月

2018年01月05日 | 日常
今年は昨年暮れから帰ってきている、末の娘の家族と一緒に、年越しをしました。
一日の午前中に若山神社に4人で初詣。韓国には神社はないけれど、仏教やキリスト教が入ってくる前の宗教はどんなものだったのか、と話しながら神社への道を行きました。古代シャーマニズムみたいなものはあったそうで、日本の国家神道のようなものにはならなかった、という違いのようです。
もうすぐ1歳の孫もパパに抱っこしながら、神殿の前の鈴を鳴らそうとがんばっていました。
歩き始めた孫は、家の中を目をキラキラさせながら探検して回ります。特にお風呂を沸かす時が大好きで、お湯が湧口からジュッといいながらバッと出てくると歓声を上げて、湯船の中に手を伸ばし、何とか触ろうと湯船に落っこちそうになりながら見ています。泣いていても「俊君、お風呂沸かすよ!」と呼ぶと慌ててお風呂に走ってきます。
中の娘のところは長男が今年高校受験。関東では受験日がこちらより早いそうで、お正月も帰ってこられませんでした。
上の息子のところは、大学生の孫もママもお正月から仕事。息子だけが正月休みで、晩御飯を食べに来てくれました。