ハシム・ラクマン対ズリ・ローレンス(2007/11/15)

NABFヘビー級タイトルマッチ

元世界王者、35歳のハシム・ラクマン選手(Hasim Rahman)がズリ・ローレンス選手(Zuri Lawrence)に最終10回TKO勝ちしています。

いつも通りのぎくしゃくとした足取り(下半身が固いのかな？)で迫り右のパンチを打ち込んでいくラクマン選手。積極的で手数も多いもののイマイチ正確性に欠けていました。対するローレンス選手の軽いものの素早く正確なパンチにやや手を焼いていた場面も見せ、また軟体動物のようなくねくねとした上半身の動きでラクマン選手のパンチを吸収してしまうようなローレンス選手相手に、なかなか強打を打ち込めないラクマン選手でした。
それでも6回にロープ際で右を連続で当ててローレンス選手をリング外に叩き落すダウンを奪うなど、強いパンチで試合をリードし続けていたのはラクマン選手でした。
最終10回でのストップも強い右を再三当ててのものでした。

・・このように、ラクマン選手がちょっとてこずりつつ無難な勝利を得た、
と見たわたくしでしたが、試合を生中継した米テレビ局が実施していた視聴者によるオンラインスコアリングの数値や試合後の記事、公式の採点結果を見るとローレンス選手のパンチを有効と見る見方も多かったようです。（ラクマン選手がリードしつつも大苦戦）

ラクマン選手は44勝(35KO)6敗2分。ローレンス選手は23勝(0KO)13敗4分。

Rahman stops Lawrence in 10!
写真
Rahman stops Lawrence!