IBFスーパーライト級タイトルマッチ
IBFスーパーライト級王者のラモン・ピーターソン選手(Lamont Petersonがプエルトリコからのエドガー・サンタナ選手(Edgar Santana)の挑戦を受けた一戦は米国ニューヨーク州のバークレイズ・センターで行われ、ピーターソン選手が10回TKOで勝利してタイトル防衛に成功しています。(体格比較)
フットワークと長い左ジャブとで距離をコントロールしていくピーターソン選手。ワンツーから繋ぐ左アッパー・左フックのボディブローも強く決めて初回からペースを圧倒していきます。なんとか距離を詰めて左右フックのビッグショットを狙いたいサンタナ選手ですが、接近することができてもピーターソン選手のボディワークとサイドステップを駆使したポジション取りでパンチを当てることができません。逆にピーターソン選手の速く正確な左右フック・アッパーをボディ顔面へ決め続けられて接近戦でも完全に上回られて為す術のないサンタナ選手。
王者の強いショットを浴びて動きが止まる場面を何度か見せながらも頑張って粘っていましたが、10回にピーターソン選手の様々な左右のショットを打ち込まれ続けた場面でレフェリーがワンサイドマッチを終わらせています。
サイドステップを繰り返してパンチの当たる角度を作ってアッパー・フックをビシバシ打ち込んだ5回なんかの動きは見事だったピーターソン選手。このサイドステップが無駄に大げさな動きだったり、トリッキーな動きを見せたり、なんてあたりはちょっと鼻につく感じも否めませんでしたが、最初から最後までほとんど付け入る隙を与えなかったピーターソン選手の完勝でした。
ピーターソン選手は33勝(17KO)2敗1分。サンタナ選手は29勝(20KO)5敗。
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