アンドレ・ディレル対マイク・パスカル(2008/08/02)

スーパーミドル級10回戦

アテネ五輪銅メダリストのアンドレ・ディレル選手(Andre Dirrell)が無敗のマイク・パスカル選手(Mike Paschall)に4回TKOで勝利しています。(体格比較)

基本サウスポーの(?)スイッチヒッター、ディレル選手が速く、シャープなパンチでパスカル選手を一蹴した試合でした。
初回はサウスポーのパスカル選手が思い切りの良く踏み込んで放つ左ストレートや接近戦での左フックなどをクリーンヒットされていたディレル選手ですが、2回に入って構えを右に変え強い左ジャブを突きながら距離勘のズレを修正。
4回に強烈な左ストレートでパスカル選手をなぎ倒してのフィニッシュでした。
フィニッシュブローにより(?)パスカル選手の眉間のあたりが大きく切り裂かれ酷く出血していた事もストップに大きく影響していた感じでした。

映画「マトリックス」の有名なシーンのように、大きくスウェーバックして相手のパンチをかわす場面をいつも見せるディレル選手。ニックネームもこれに由来している事と思われますが、これはあんまり多用すべきでは無いと思います。この日もスウェーしたディレル選手を追いかけるように踏み込んで放ったパスカル選手のブローを浴びるシーンがありました。
とはいえ、高い能力を十二分に感じさせるディレル選手。この日は以前以上に力強さが感じられました。今後ますます注目度を上げていくことでしょう。

ディレル選手は16勝(11KO)。パスカル選手は17勝(4KO)1敗1分。

Andre Dirrell Drills Mike Paschall For The KO in Four
Dirrell Stops Paschall In 4th round TKO

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