WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ
東京代々木第2体育館のダブルタイトルマッチのメインに登場したのはスーパーバンタム級王者西岡利晃選手(Toshiaki Nishioka)。メキシコからのイバン・エルナンデス選手(Ivan Hernandez)との防衛戦に3回終了TKOで勝利して3度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
西岡選手の見事な勝利でした。互いにスピードのある両者で、左のジャブ、フック、アッパーの左リードに加え思い切り良く踏み込んで放つ右ストレート・フックなどで先に先に仕掛ける挑戦者の攻撃を余裕を感じさせる様子でじっくりと見定める西岡選手。
抜群のパワーとスピードを感じさせる必殺の左ストレートを上下に散らし、相手が出てくるところに退がりながらの右のジャブを正確に当てて距離をコントロール。
初回と2回に1発づつエルナンデス選手の大きな左フックを浴びてヒヤリとさせた場面があったものの、右ジャブ、カウンターでも決めていた左ストレートにステップワークを加えた動きでペースをコントロールする王者のボクシングはほぼ完璧に映ります。
3回途中に痛烈に左ストレートを決めて、このパンチでアゴを負傷した(骨折?)挑戦者がラウンド終了後にギブアップしての試合終了は拍子抜けするものではあったものの、エルナンデス選手の良さも感じられた試合。その相手の良さを明白に凌駕するボクシングを見せての西岡選手の完勝でした。
ベテランの西岡選手に対して失礼な物言いかもしれませんが、前戦での敵地防衛で一皮剥けたのでしょうか。この日の質が高く、力強さを感じさせたパフォーマンスは本当に見事でした。今後が非常に楽しみです。
西岡選手は35勝(22KO)4敗3分。エルナンデス選手は25勝(15KO)4敗1分。
西岡、TKOで3度目防衛、リナレスは失敗 W世界戦(朝日新聞)
西岡、相手棄権で3度目の防衛=リナレスは衝撃の1回TKO負け(時事通信)
防衛の西岡「ラスベガスでやりたい」(スポーツニッポン)
【ボクシング】挑戦者のあご粉砕 西岡が3連続KO防衛(MSN産経ニュース)
冷静さと強い精神力=西岡、成長の3連続KO防衛-ボクシング・ダブル世界戦(時事通信)
西岡利晃対ジョニー・ゴンサレス(2009/05/23)
西岡利晃対ヘナロ・ガルシア(2009/01/03)
西岡利晃対ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(2008/09/15)
東京代々木第2体育館のダブルタイトルマッチのメインに登場したのはスーパーバンタム級王者西岡利晃選手(Toshiaki Nishioka)。メキシコからのイバン・エルナンデス選手(Ivan Hernandez)との防衛戦に3回終了TKOで勝利して3度目の防衛に成功した一戦でした。(体格比較)
西岡選手の見事な勝利でした。互いにスピードのある両者で、左のジャブ、フック、アッパーの左リードに加え思い切り良く踏み込んで放つ右ストレート・フックなどで先に先に仕掛ける挑戦者の攻撃を余裕を感じさせる様子でじっくりと見定める西岡選手。
抜群のパワーとスピードを感じさせる必殺の左ストレートを上下に散らし、相手が出てくるところに退がりながらの右のジャブを正確に当てて距離をコントロール。
初回と2回に1発づつエルナンデス選手の大きな左フックを浴びてヒヤリとさせた場面があったものの、右ジャブ、カウンターでも決めていた左ストレートにステップワークを加えた動きでペースをコントロールする王者のボクシングはほぼ完璧に映ります。
3回途中に痛烈に左ストレートを決めて、このパンチでアゴを負傷した(骨折?)挑戦者がラウンド終了後にギブアップしての試合終了は拍子抜けするものではあったものの、エルナンデス選手の良さも感じられた試合。その相手の良さを明白に凌駕するボクシングを見せての西岡選手の完勝でした。
ベテランの西岡選手に対して失礼な物言いかもしれませんが、前戦での敵地防衛で一皮剥けたのでしょうか。この日の質が高く、力強さを感じさせたパフォーマンスは本当に見事でした。今後が非常に楽しみです。
西岡選手は35勝(22KO)4敗3分。エルナンデス選手は25勝(15KO)4敗1分。
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西岡、相手棄権で3度目の防衛=リナレスは衝撃の1回TKO負け(時事通信)
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西岡利晃対ジョニー・ゴンサレス(2009/05/23)
西岡利晃対ヘナロ・ガルシア(2009/01/03)
西岡利晃対ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(2008/09/15)
長谷川&西岡で来年はラスベガスに旋風を巻き起こして欲しいです!!
エルナンデスについてですが、骨折は確かにキツイとは思うのですが、バスケス戦も、今回も簡単に試合を投げすぎでは…と思いました。
私の考えは逆で、日本の観衆が”簡単”に「続行しろ」と言っている様に思います。
よく坂田選手の例をあげて「よく頑張った」と言う人がいますが、常識的にはそこまでの大怪我ならばセコンドが無理やりにでも棄権させるべきですよ。
僕はその前に日本でこの二人の試合が見たいですね
実現したら会場観戦の少ない僕でも絶対に生で見に行くし
それこそアメリカのボクシング界の感覚ならこの二人を対戦計画すると思うのですが
日本ではそれをしないんですよね・・・
ほぼ完ぺきにペースを握ったように思われ、さあこっからどう決めるか、というところで試合が終わってしまったのが非常に残念ですね
当・F
苦しい減量を経て、世界一の称号を得るために命を削る覚悟で闘っているんだと思っています。だからこそ、この前の亀田大毅、アレオラのような悔しい!というような感情がにじみ出るような態度なら、まだ分かるのですが、今回の場合はどうも??ということです。
あくまでもビジネスってことなのでしょうか?
一言じゃありませんでした。すいません。
古くは初回にアゴを割られながら12回戦い抜いたアリや、アゴと肋骨を折られながらフルラウンド戦い抜いたラドック。
最近だと坂田選手やアブラハム、と骨折しながら戦い続ける選手は結構います。
ラグビーの梶原さんは足首を折りながらラトゥに来い来いと挑発しながら鬼タックルをかましてたそうですし、サッカーの中山さんもWCで骨折してました。
ただこれらの例はあくまで特異ケースで、彼らはなんつうか称える意味でキチガイでしょう。
足首を捻挫した瞬間にこれまで体験した事のなかったグレードの痛みで一歩も動けなくなった私にとっては本当にそう感じますw
ですがファンというのは身勝手なものですから今回のようなギブアップ劇に不満を感じてしまうこともしょうがないとも思います。私もウィッターの前戦での試合の終え方にはムカつきましたし。
結局何が言いたいのか非常に伝わりにくいと自覚してます。
ただまぁ、ボクシングを見るのにそんなに肩肘張ることはないんじゃないかと。不甲斐ない(そう見える)戦いぶりなんてのは、それこそありふれたものですから。
>バルガスファンさん
私も長谷川対西岡は絶対に実現させて欲しい、させるべき、いや実現しなければならない試合だと思います。ちと言いすぎかな。
ファンの間からもあんまそういった声が聞こえてこないのは不思議です。
勝手な誤解かもですが、ファンがもったいない、潰しあってなんになる、みたいに考えてるのなら残念ですね。
日本ボクシング界と米国ボクシング界、どちらが良いか、どちらが上かは単純に比較できるものじゃないと思いますが、米国リングの良さを日本のリングにも、と考えた場合、ファンの質の違いってのは大きな障害になり得るものだと考えてます。
パンチが強い相手をむかえた場合、右手を伸ばして相手を押さえつけるようにしながらまっすぐ下がって距離を離そうとするところを狙われる危険を感じます(フックで引っかけるのに失敗するとこうなる)。実際、よく被弾しますしね。長谷川とやってもそこがポイントになりそう。
①左拳を痛めた時の右の使い方、②ルールミーティングでのストッピング注意
があげられると思います。距離感を計る右だけでなく、
リードジャブで試合をコントロールできればもっと楽に展開を作れると思います。