WBCスーパーフライ級タイトルマッチ
3階級制覇を狙うメキシカンカウボーイ、ホルヘ・アルセ選手(Jorge Arce)の挑戦を、日本人にとっては馴染みのクリスチャン・ミハレス選手(Cristian Mijares)が迎え撃つスーパーフライ級戦は、チャンピオンのミハレス選手がスピードとテクニックでアルセ選手を圧倒する意外な展開で大差の判定勝ちを収め、タイトル3度目の防衛に成功しています。(体格比較)
99年の7月にマイケル・カーバハル選手に逆転KOを喫して以来負けなしで、メキシコ国内では絶大な人気を誇り実力も高く評価されていたアルセ選手の予想外の完敗でした。
初回からミハレス選手のスピーディでシャープなパンチの前に大苦戦を強いられたアルセ選手。3回あたりからプレッシャーを強めなんとか接近戦に持ち込んでもインサイドからのミハレス選手の鋭いパンチを浴びせられ徐々に打つ手を失っていきました。
8回にバッティングで鼻の付け根の辺りをカットし出血にも悩まされるようになってしまったアルセ選手。9回以降は、よりワンサイドの展開になってしまい、あわやストップ負けか?とも思わせる打たれっぷりでした。
ミハレス選手は前回の川嶋選手との一戦で見せたシャープな攻撃に更に磨きがかかった印象。前回時折見せたひ弱そうな一面もこの日は全く見られず、同国人の強豪相手に素晴らしい出来を披露してくれました。
ミハレス選手は大きく化けたかもしれません。
アルセ選手の戦いぶりからは階級の壁というものも感じられた試合でした。
CompuBox Final Stats For Cristian Mijares vs. Jorge Arce ※
ミハレス選手は31勝(12KO)3敗2分。最後の敗戦から19勝1分となりました。
アルセ選手は46勝(35KO)4敗1分。
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