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クリス・ヘンリー対ユーサフ・マック(2009/02/06)

2009-02-14 04:58:59 | ボクシング
NABF・NABAライトヘビー級タイトルマッチ

1週間前の試合です。NABF王者のクリス・ヘンリー選手(Chris Henry)とNABA王者ユーサフ・マック選手(Yusaf Mack)とがお互いのベルトを掛けて激突した一戦は、マック選手が12回2-1判定を制して王座統一に成功した一戦でした。

これまでクルーザー級~ライトヘビー級で戦ってきたヘンリー選手と、スーパーミドル級~ライトヘビー級で戦ってきたマック選手。両者のナチュラルなパワーの差からヘンリー選手有利と予想していた一戦でしたが、ヘンリー選手がパワー差で強引に出ていったところにマック選手のスピードのある正確なパンチを浴びる展開での番狂わせ(?)となりました。
立ち上がりから馬力の差を生かそうとゴリゴリ出て行くヘンリー選手。マック選手をロープに押し込みながら力を込めたパンチを放っていきますが、力んでパンチを打つためか、体が固くなってしまいまたバランスも悪くしてしまいます。
強引に出ていくところに合わせられるマック選手の右ストレートや右アッパー・フックなどのパンチがリードした序盤戦。
立ち上がりから飛ばし気味だったヘンリー選手は中盤に入ると疲れの色も見せ始め、疲れたところに浴びるマック選手の強いパンチが徐々にその有効度を増していきます。6ラウンドには中間距離からのマック選手の右フックを狙い撃ち状態で浴びまくり、あわやノックダウンのピンチに陥ったヘンリー選手。
しかしマック選手のほうもこのチャンスでの攻勢でスタミナを消費してしまったのか、続く7回から手数が減ってしまいヘンリー選手の前進がポイントを押さえ続けていきます。最終12回にはラウンド開始早々に強めた攻勢でチャンスを掴んだマック選手でしたが、ここでもスタミナ切れからかラウンド終盤にはヘンリー選手の追い上げを許し試合終了。
公式のスコアは116-112,115-112でマック選手、115-113ヘンリー選手という2-1でした。わたくしめのシロート採点は最終回をドローとしての116-113マック。

エイドリアン・ディアカヌ選手との試合ではすごく良い選手に見えたヘンリー選手でしたが、この日は前述のように体が固くバランスも悪くて、こんな選手だったっけ?と意外でした。
マック選手はアンドラード選手との試合では良い物を持っているんだけど急に弱気になってしまったなんとも情け無い選手、との印象だったのですが、この日の試合を見てスタミナ不足があの急激な失速の一因だったのかと納得。この日も途中まではすごく良い動きを見せていただけに7回以降の失速が残念でした。

マック選手は27勝(16KO)2敗2分。ヘンリー選手は23勝(18KO)2敗。

Mack edges Henry!(Fightnews)
Mack Squeaks By Henry On Friday Night Fights(SecondsOut)
Yusaf Mack Upset Henry But Guerrero Draws the House(BoxingScene)
Yusaf Mack Edges Chris Henry on ESPN2’s Friday Night Fights(Ringsidereport)
写真
Full Report: Mack-Henry!(Fightnews)
February 6, 2009: Yusaf Mack vs Chris Henry(Fightwireimages)

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