ミドル級10回戦
元世界王者のジャーメイン・テイラー選手(Jermain Taylor)が約2年2ヶ月ぶりの復帰戦のリングに登場。ジェシー・ニックロウ選手(Jessie Nicklow)との10回戦に8回TKOで勝利して戦線復帰を果たした一戦でした。(体格比較)
久しぶりのテイラー選手。身長・リーチの差を生かした打ち下ろしの長い右ストレート、右アッパーで積極的に攻める立ち上がりを見せます。
ニックロウ選手もガードを固めてなんとか距離を詰めようと試みるのですが、テイラー選手のシャープな右のパンチ、よく出ていたスナップのよく効いた左ジャブに阻まれ付け入る隙を見出せません。
4回からは左ジャブをそれまで以上に多く繰り出し、そして高確率で当ててペースを支配していったテイラー選手。このジャブから繋ぐ右ストレート、さらにスリーで繋ぐ左フックのボディブローも非常に有効でした。
8回に右ストレートを浴びてニックロウ選手が後退した場面でレフェリーが試合を止めています。
レフェリーのストップの判断にかなり切れていたニックロウ選手でしたが妥当なストップに見えました。
テイラー選手は29勝(18KO)4敗1分。ニックロウ選手は22勝(8KO)3敗3分。
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