久し振りにロッキンオンを買いました。今月号の特集にひかれてしまいました。特に私世代のバンドに関わってきた人間にとってロックはUKであると言っても過言ではありません。(USAで認めるのはキッスとエアロくらいでしょうか?いやNYドールズ、Doorsも、、、とか細かい話は無しにして)当然というべきか70年代の作品が多く選ばれて、納得のいくBEST100でした。今時のチャートはわかりませんが、私が中高生の頃のUKとUSAのそれは全く異なるもので、UKはパンクやニューウェーブ等、個性の強い音楽がチャートインしてくるのに対し、USAはわりとポップでわかりやすくないと受け入れられませんでした。その様なロックをこのロッキンオンの編集長渋谷陽一は、NHK-FMのサウンドストリートという番組でアメリカの産業ロック、大衆ロックと酷評しました。それでもアメリカの市場はミュージシャンにとっては魅力的なのか、YESやRainbow等、それまでの音楽性を曲げてUSAの市場を目指すバンドも数多くありました。私にとってUKロックはルーツであり、自分の音楽性のコアでもあると思うのですが、どうしてもアメリカの大衆ロックを全否定できない部分がございます。ただただストレートなポップロックは大嫌いですが、FUNKやR&Bのグルーブ感であるとか、叙情的なメロディーが加わるとツボにはまってしまうのです。演歌のワビサビのような感覚でしょうか?UKだUSAだ何だかんだ言っても日本人の心が震わされるのです。
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