押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

新幹線新駅「凍結」をめぐる話題の進展?

2006-09-28 01:34:12 | 読みちらし
大津地裁判決が9月25日にあり、「新幹線新駅の仮線工事、市道拡張の起債認めず」と言う結果だった。このことを受けて、駅設置促進協議会で建設の凍結も含めて議論する事を合意した。嘉田知事は総会後、「これまで凍結を含めた議論の場がなく、話し合いの舞台ができたのは大事な一歩。(県が)JR東海などに求めてきた工事の一時中断について議論したい」と語った。
 一方、地元・栗東市の国松正一市長は凍結を含めた協議には応じるものの、「県から、新駅の経済波及効果や利用者予測の見直しに関するデータが示されないと、凍結の是非は話し合えない」と建設推進の姿勢を崩していない。

 地裁判決が事態の進展に少なからず影響を与えたように見える。目が離せない状況になってきた。

安倍内閣に対する各紙の反応

2006-09-27 23:25:26 | 気になる記事
日経は「改革継続に官邸強化」と小泉改革を支持してきた姿勢が滲み出て、前途への期待感を示している。
読売新聞は「初入閣11人、老壮青のバランスに腐心」との見出し。派閥の割り振りで論功行賞をしているとの指摘。
東京新聞は「側近・論功を重視」とのヘッドラインで、個人的に関係の深い議員が要所に起用され、論功行賞、側近重視が色濃くにじむ布陣となった、と論じている。
朝日新聞は「首相補佐官を増強、官邸主導で「安倍カラー」浸透狙う」との見出し。党内基盤を安定させるため、自民党総裁選で功績があった派閥やグループに配慮しつつ、その中から、日本の歴史や伝統、文化を重視する首相の政治信条に近い、保守色の強いメンバーを閣僚や官邸スタッフに積極的に起用した。特に、政策立案のために新たに配置した首相補佐官5人は首相の側近で固め、官邸主導で安倍カラーを出していく布陣をとっている。

NTT東日本のIP電話通信傷害の当面の最終結論?

2006-09-27 13:59:26 | 読みちらし
NTTのこの件の最終発表はこの通り。1.不具合は三日間でこの間の基本料は取らない。 2.不具合の原因は1秒間に100件の通話に対応出来るように設計したが、ミスがあり、10件程度しか対応出来なかった。ソフトウエアの設計製作はNTTが行ったので、NTTに責任がある。今後の事については明確な記述、意思表明はなかった。

これではまた起りそうだなア、と私は危惧する。アナログ通信には100年の実績があるが、デジタル通信は経験が浅いので一旦不具合が起ると被害が波及する事が多い。被害を一箇所に留めるような工夫もされていないように思うのだが・・・。

マスクごしのメジャー/城島健司の挑戦@日経9/22/3006

2006-09-25 10:32:24 | 気になる記事
城島健司の活躍が徐々に目立つようになって来た。この記事はその背景を物語っていると私は感じた。城島は日本ではパ・リーグの審判の特徴は全て熟知していたそうだ。したがって、その日の審判に応じてリードをしたのだろう。こうしたやり方が多分野村克也監督が初めてで、古田敦也に受け継がれたとされている。
しかし、城島健司も彼なりのインサイドワークを物にしていて、日本で身につけた技術をメジャーリーグで更に発展させようとしている。
克服しなければならないのは圧倒的に多い審判の数、対戦チームの数、そして英語のようだ。
英語でのやり取りが紹介されている。Joh:"You are right, but it is close." Umpr:"What?" Joh:"You are right pitch by pitch."
城島:「あなたは正しい、でも際どい」 審判:「何だと?」 城島:「あなたは正しい投球によってはね」
などとやり取りして、段々コミュニケーションの密度が高まって来ているのだろうと私は思う。英語能力は確実に上達するだろうね。外野でボンヤリ守備しているのと緊張度は違うでしょう。その内英語で考えるようになるでしょう。キャッチャーの守備位置では思考も英語、思考の組み立ては日本で身につけたもの、しがし、段々渾然一体となるだろう。

首相官邸のコラム

2006-09-22 14:22:14 | 気になる記事
日経の二面に首相官邸という首相の動向、行動を細かく伝えるコラムがある。小泉首相の間はこの欄の夜の部は殆んど何もなかった。芝居を見に行ったとかオペラを見たとかだった。小泉首相の毀誉褒貶はまだ表に出ていないが、私は夜の会合を一切やらなかったことは評価したい。裏取引をしなかった、表の審議会、会合で意見をたたかわせば良い、と実践した一つの証拠だと思う。

今朝のその欄の隣に安倍総裁の一日というコラムが出来た。最後の行は19時42分富ヶ谷の自宅着、とある。

今後も注目したい。

君が代

2006-09-21 21:02:26 | 気になる記事
君が代斉唱の強制に対する裁判所の判断(東京地裁)この判断は正しいと思う。高裁まで行くのだろうか?
東京新聞の反応は非常に素直で、「美しい国」のかたくなな愛国心と一体の教育基本法改定に言及して、多様性を認める必要を述べている。
これに対して、産経読売などはこの判決は認識も論理もおかしい、これでは公教育が成り立たないとしている。

NTT東日本IP電話の通信障害ー続報が継続

2006-09-21 12:20:19 | 気になる記事
NTT東日本のIP電話通信障害が三日目に入った。NTT側は原因不明、復旧の目処も立たない、と説明しているそうだ。
私の素人考えでは、携帯電話通信が始まった頃も大規模な通信障害が長時間あった。設備容量を越える通信があって、装置が対応し切れなかった、と後で判り、暫くして、そうしたことは起こらなくなった。

今回の件も同様のことが起こっているのではないかと思う。技術的設計を越える利用者、通信量があり、システムがパンクしているのだろう。つまり、技術者の裁量を越える営業努力があり、全体を統括するシステム管理者が事前にそのことを把握出来ない、と言う典型的なシステム障害、システム不全が起こっているのだろう。
これに類する話は大型銀行の統合の時にも新しい計算機システムの不具合があった。あれはシステム設計者から手当ての要請を無視して、統括責任者が見切り発車したとの噂が流れたようだ。

失敗学会と言うものがあるそうだが、どんどん口出しした方が良いと思う。

その後の情報@9/21/2006/2200

続報@9/22/2006は「ソフトの不具合も一因」としている。

続報@9/23/2006は一部ソフトのプログラムミスとNTTは表明した。

会社法入門 神田秀樹 岩波新書1005 ¥740+税

2006-09-21 11:59:12 | 気になる本
2006年5月1日施行の新会社法。当日は余り話題にはならなかったように記憶する。国会で審議していた頃の話題は赤い服の南野法相、看護士出身?、一円で会社設立が可能、皆で創業しよう、などなど。
何か新しい事が出来るのかなァ、と気軽にネットであれこれ調べる。むむっつ?!そんなに簡単ではないらしい?本屋の店頭でこの本を見る。帯の文句でつい買ってしまった。その文句は「条文だけではわかりません!1冊でわかる待望の入門書」

看板に偽りあり!こんなに判らない入門書ははじめて見た。この人東大法学部教授。教授って良いな判らない講義をしても、判らないのは学生が、受講者が勉強不足とホザイテいれば済むらしい。

気になる本、としたのは間違い。「気になった本」と過去形にすべきだし、「買わないほうが良い本」である。

東京裁判への道・上下 粟屋憲太郎 講談社 ¥1600/1500-

2006-09-17 23:17:24 | 気になる本
日経の日曜日書評欄に掲載。東京裁判の検察側尋問調書を専門家が調べたもの。調書にはこれまでには知られていない事実が書かれている。例えば、「・・・笹川良一を筆頭に、ほとんどすべての戦犯容疑者が取り調べに対して卑屈な弁明と自己弁護、さらには連合国に対する媚態ともいうべき態度を示したことである。そして、知人、友人、とりわけかつてのライバルに開戦の責任を転嫁したことが、豊富な新資料によって暴露されている。」この文章で、この本を読みたくなった。そう思いません?岸信介もA級戦犯だから、この本に出てくるのではないか?とうずうずする。孫が東京裁判は歴史だとか仰っているようだが、どうしてどうして、まだまだ暴かなければならない事実があるようだ。
嬉しい事に図書館で借りられそう。

進化担う おばあちゃん仮説 朝日新聞be 2006/9/10

2006-09-11 09:50:29 | 気になる記事
表記の記事を読んで、これは間違えた、と気づいた。松井教授の講義について前に触れたが、このおばあちゃん仮説を松井教授自身の説のように紹介した。これは間違い。この仮説を提唱しているのは米国の人類学者クリスティン・ホークスと言う方で、おばあちゃんが閉経後も元気に長生きするのは人類、ある種のクジラ、アフリカゾウだけだそうな。そこからあれこれの大胆な仮説を展開しているらしい。その一端はこの新聞記事を参照されたし。原著に当たれると良いのだが・・・。

立花隆 安倍晋三への宣戦布告 現代2006年10月号28頁

2006-09-06 00:14:43 | 気になる記事
残暑見舞いの手紙のやり取りでちょっと気が滅入っていたところに新聞の広告欄で表題の記事があるのを見つけた。図書館でコピーをとり、続く二三の記事も含めて読んだ。

2006年8月15日の夕方に立花隆は東京大学安田講堂で「八月十五日と南原繁を語る会」という一般公開シンポジウムを開いていた。主催は同会実行委員会で、立花隆、佐々木毅元東大学長、石井紫郎元東大法学部長の三名。
そのプログラムは次の通り。
第一部 東京大学の8月15日と南原繁
・東京大学の8月15日となぜ今南原繁か 立花隆
・昭和208月15日に東大安田講堂で  石坂公成
 終戦の詔勅を聞いた人々の証言     細谷憲政
・東大キャンパス二つの接収計画     石井紫郎
 (日本陸軍と占領軍GHQ)
第二部
政治学者南原繁             佐々木毅
南原繁と憲法9条            姜 尚中
南原繁と靖国問題            高橋哲哉
南原繁と倫理的想像力          大江健三郎
今問われているもの           鴨下重彦

もう少し詳しい紹介はブログを見られると良い。

立花隆氏の話のポイントは東大本郷キャンパスの二つの接収計画が東大学長などの知恵と創意で阻止できた事、敗戦後の混乱期に日本再建の精神的道筋を示した南原繁の活動を掘り起こし、今こそその考えに立ち返り、21世紀を見通そう、というものである。

残暑の挨拶

2006-09-05 22:58:56 | ごあいさつ
立秋だか処暑の頃だか残暑の挨拶を二三の方に出した。電話を掛けるのは億劫だし、メールはつながっていないし、態々出掛けるほどの事もなし、と言う知人だ。

内容は例えば、こんな具合「お暑うございます。自民党総裁候補者の一人が改憲をぶち上げました。これでも健全な野党路線に固執するのでしょうか?何百万の日本人、アジア人を命の代償があの憲法と言う側面は後50年位はバカの一つ覚えでも守るべきです。その為に大野党連合を!  2006年処暑」

その返事は様々だが、健全な野党路線に依然として依拠したい、と新興宗教を信ずるような方とか小泉純一郎現首相は如何に怪しからん行動をとったか、と嘆いていらっしゃる方とか、で甚だ残念な反応だった。

こうやって時の政府のリーダーの行動を唯々嘆いているだけでは、昭和初期の日中戦争へ雪崩れ込む前に手を拱いていた事態と変わらないのではないか、と思えてきた。