押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

古今集歌の詩的変容 高田祐彦

2005-10-29 22:52:23 | 気になる記事
俵万智の古今新古今の歌に関する記事に引用されていた高田祐彦氏の論文を岩波書店「文学」で見つけて読んだ。
素人が読むとなかなか難しい。専門用語が幾つか分らない。それらがキーワードになっていると読み飛ばせない。そうしたことがあり得るとの前提での話。
そもそもの話は西下経一氏の見解らしい。これは岩波書店『日本古典文学大系』第二十八巻『新古今和歌集』付録の月報一〇「万葉と古今」、1958年2月に掲載されている。この本はたまたま私は所有していた。月報もちゃんと入っている。読むと、古今集は万葉集に圧倒されていて、影が薄く、詰まらない歌ばかり、と多くの人が思っているらしい、と遠慮している。古今集をつまらない歌集ときめつけたのは正岡子規であり、その後多くの人がそう思うようになり、歌人、学者の間でもその考えは浸透して、定説のようになっている。私の高校の先生もそう教えた。西下先生は古今集の多くの歌が技巧に走ったのはそれなりの理由があったのではないか、と優しく考えを巡らしている。平安時代の人々の心情は、自分が周囲から孤立することを極度にきらい、どうかして周囲の人々の気持ちにつながり、融けあいたいと思い、山川の心にもつながり、融けあいたいと思い、雪と梅、雲と桜、露と涙、紅葉と錦も無縁のものとは思われない、同様の気持ちから張ると春、逢ふと近江、塵と散り、眺めと長雨、経ると降る、時と常磐山、床と床夏の花、忍ぶと忍草、露とつゆのま、・・・と更に多数の懸詞の例を挙げ、その技巧が生まれてきたと考えてはどうだろうか、と結んでいる。
長々と引用したのは「自分が周囲から孤立することを極度にきらい」と言う部分が気になったからである。この心情は現代にも一脈通じるのではないだろうか、と思ったからである。古今集の読み直し、詩情豊かな解釈などがこれから期待できるのだろう。あるいは俵万智さんがやってくれるのかも知れない。

西下先生の解釈はそれぞれの歌集はその時代を反映しているのだ、と言う所にある。解釈も流行り廃りがあるのだろうか。正岡子規が歌よみに与うる書を書いたその時代背景が気になってきた。子規も少し勉強してみたい。

参議院神奈川補欠選挙結果

2005-10-24 18:55:13 | 気になる記事
九月の衆議院選挙後の初の国政選挙となった表記の補欠選挙の結果は川口順子氏(自民党)が圧勝の初当選となった。だが票を良く見ると、自民公明:1150868、民主:765589、共産:375507となっていて、民主、共産を合わせると、1141096票で、自民、公明との差は9772票である。つまり、100万票で差が1万票ということになる。投票率は30数%で浮動票は少ないか、あるいは極めて少ないと考えて良いだろう。
民主党、共産党がこれをきちんと理解して欲しい。自民、公明与党に対抗するには民主、共産、社民の野党連合なら拮抗、あるいは勝つ事が数字の上では出来る可能性がある。
問題はそうした可能性にたってどういうことなら野党連合が出来るかを話し合うべきである。昔は文化人とか進歩的学者とか称するある種の知恵者が居て、こうした出来そうもないことの実現を画策、提案したものだった。今はこうした知恵者は居ないのだろうか。

十年ぐらい前に対馬へ仕事で出掛けた。歴代の藩主は宗家で、立派な墓が立ち並んでいた。正室の墓の脇に側室の墓が幾つも並んでいた。私と同道した私の正妻がこの有様を見て憮然としていた。それは兎も角、宗家は朝鮮との交易で藩の財政が成り立っていた。平地がなくて、作物は採れず、漁業と交易収入が頼りだった、とちっぽけな町の博物館に説明があった。
豊臣秀吉のメチャクチャな朝鮮出兵で日韓関係は断絶した。しかし、徳川家康は日韓関係を修復せよとの命令を宗家に下し、宗家も交易は願ってもないことで、大変苦労して修復に努力した、そうな。その結果、朝鮮通使が来るようになった。この時活躍したのが何やら言う僧侶だった、と解説があった。

自民党は小泉純一郎氏が首相になって、古い自民党を壊した。これには、良し悪しは別として、大変な努力、エネルギーが注ぎ込まれた。民主党、共産党、社会党はこれに匹敵する努力、エネルギーを傾注して欲しい。『確かな野党』で何が実現するのでしょうか。馬鹿げた話は好い加減にして欲しい。『憲法反対』だけで飯は食えない。

昔、今から7-80年前になるだろうか、「おまえは歌うな/おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな/風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな/・・・・・/もっぱら正直のところを/腹の足しになるところを/胸さきを突きあげてくるぎりぎりのところを歌え/・・・」とある詩人が歌った。
当時の腹の足しは何だったのだろう。胸さきをつきあげるぎりぎりのところは何なのだろう。

昔のことは良い。今の腹の足しになること、胸さきをつきあげるぎりぎりのところを議論せねばならぬ。私には『確かな野党』は「とんぼの羽根」、『憲法反対』は「赤ままの花」ように思えるのだが。いや、とんぼや赤ままにすまないような気がするが。

日本語の中の「私」 宇津木愛子 創元社

2005-10-21 23:17:39 | 読みちらし
新聞の書評だかを読んで面白そうと思い、図書館で借りた。貸し出し期限が二週間で、締切が迫っているので、読みきれていないが、気付いた事を書き記す。

「はじめに」に動機付けがある。「日本語を論ずるに当っては様々なアプローチの仕方があり、これまでにも日本語の特徴を紹介する書物が数多く出版されている。特に、日本語が必ずしも主語を必要としない構造を持つ事に関しては三上卓の「主語廃止論」(1972年)をはじめ、多くの書物および論文が発表され続けている。
本書は日本語が主語を伴わなくてとも文法的に認められる構造をもつことと、言表主体である「私」の自己表出のあり方がどのように関っているかという問題に焦点をあて、これまでに成されなかった方法で日本語を眺め考察することを目的とする。」

以下に私が主観的に面白かった個所、気になった個所などを列挙する。

第三章 日本語における主客融合
「長いトンネルを抜けた」のは「汽車」か「私」か---と言う表題。
一段落省略。
 例えば、川端康成の作品の中の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の主語は何かという問題は、この小説を翻訳したコロンビア大学教授のエドワード・G・サイデンステッカーが頭をかしげたところであり、翻訳本が出版された後にも多くの人々によって多くの場で論じられている。結局、サイデンステッカーが立てた主語は「汽車」である。しかし、日本語の原文ではトンネルを抜けたのが誰なのか、また、「雪国であった」と認識したのは誰なのかは、特定化されていないのであるのだから、主語に「汽車」を立てるのは苦労のすえとはいえ、川端が意図したものを適格に(的確に)著わしている(表わしている)とは言いきれない。
 この『雪国』の名文は、いまだに多くの学者によって取り上げられ論じられているが、言語学者である、池上嘉彦によるものが特に興味深い。まず彼は英訳とよび独訳されたものを示し、次のように述べている。

    The train came out to the long tunnel into the snow country. (ES)
    Als der Zug aus dem langen Grenzutunnel herauskroch, lag das   
    Schneeland.(O. Benl)

     訳文から得られる印象は、川端の原文の与える印象とはかなり違うと言う    のが直感的なかんじであろう。(以下省略)

 さらに池上は次のようなちょっとした実験を行った。NHKの番組で、国際部勤務の英語の話し手に数人にこの英訳を見せて、そこから読みとれる状況を絵に描いてもらった。その結果は、向こうの山の端から姿を現わしてきた汽車という構図であったという。
 
池上の解釈、説明は次の通り。

 英語、ドイツ語の文章では、語り手は見る<主体>、汽車を中心とする状況は見られる<客体>であり。見る者と見られる者という関係で<主体>と<客体>との対立は鮮明である。日本語の原文から受ける印象は、これとは明らかに違う。主人公は、薄暗くて狭い車内にいて黒く煤けたトンネルを通ってきたーそれが突然明るく視野の拡がった雪の銀世界に出たー多分、日本語の平均的な話し手が読みとるイメージというのはそのようなものであろう。しかも、このように読み取りながら、いつの間にか、読者は自分自身もまるで主人公と同じ車内でーあるいは、もう一歩進んで、自分自身が主人公と一体化してしまってー主人公と同じ経験をしているかのような想いを抱くようになる。(『日本語論への招待』2000年)

主客合体と言う言葉は池上が言い出したらしいが、なかなか面白い表現である。主体、客体が分化して明示されない例を宇津木は更に取り上げている。川端の雪国を読むと意図的に主客を融合させているとしか私には思えないのだが・・・。

ずーーっと飛ばして、第八章 実例の考察

「欲しがりません 勝つまでは」

安らかに眠って下さい/過ちは繰返しませぬから

主語を明示せずに「私」もしくは「私達」を世界と一体化したように用いる。

柳田国男の指摘。北九州では文末に「バイ」を置くが、これは「ワイ」から変化したものであり、「ワレ」つまり「我」であるという。
以下継続

古今1100年新古今900年、俵万智、朝日夕刊

2005-10-20 23:56:25 | 気になる記事
10月20日の朝日新聞の夕刊に俵万智の古今集1100年新古今集900年と題するお話が掲載されていた。内容は掛詞の新解釈に関るものである。唱えたのは高田祐彦、岩波・文学・5/6月号、「古今集歌の詩的変容」で、彼女がこれを読んで、掛詞、枕詞、縁語と言う技巧に対する見方がまるで変わってしまった、と言うお話。技巧が単なる技巧でなくて、大変意味があることなのだ、と言うことを彼女が知って、複数の例で解説してくれている。
大変有難い。彼女はよく勉強している。偉い人だ。私共が高校生で枕詞などを習った時はこれは意味がなくて、繰り返し形容しているだけだ、とされ、なーんだ無駄なことだ、と思わされた。悲しいことだ。

メルケル首相誕生を祝うLA Timesと小泉批判?のNY・Times

2005-10-20 23:40:50 | きのうきょうの話題
少し前になるが、10月16日の朝日新聞に「画期的なメルケル首相誕生」と題するロサンゼルス・タイムスの記事が紹介されていた。主旨はメルケル首相誕生が如何にアメリカの国益になるか、と言う一点である。
同じ朝日が昨日ニューヨーク・タイムスの小泉首相の靖国参拝を批判している記事を紹介した。いわく「無意味な挑発」と訳されているが、原文では"Such provovations seem particularly gratuitious---"の部分であろう。私はここは「理由のない挑発」と訳すのが自然で、理由のないと無意味なとはニュアンス以上の違いがある。私が和訳の採点者だったら、60点以上はあげられない。
また、この記事はやはり米国の国益を基本に述べているので、その立場、土俵を承知していないと正しい理解は得られない。
朝日の取り上げ方はこうした点から私は首を傾げる。

小泉首相の靖国神社参拝

2005-10-18 20:47:20 | きのうきょうの話題
18日の日経に田勢康弘コラムニストの記事が載っている。「日中、日韓関係悪化をくりとめるために全力をつくす、が首相の負う「結果責任」である。」と言うのが田勢氏の主張。言った事は実行するが小泉首相の政治美学であるとの田勢氏の判断は衆議院解散でも正しかった。しかし、総裁選挙公約に何故靖国神社参拝を掲げたか、については何も説明がないので、説得力に欠ける、と言わざるを得ない。
A級戦犯合祀についてちょっと言及があるが、分らないので、これをキーワードにgoogleしたら、出るわ出るわ。靖国参拝に賛成する筋のwebsite,blogが沢山出て来た。これなどは割合冷静に書かれていると思うが、不勉強で現在の私には批判的に読む力はない。

同じ日経の別のページに日中歴史問題にアメリカが日米の対話に関与する用意があるとの政府筋の話を紹介している。アメリカの当面の懸念材料は六カ国協議で日米が孤立する事を避けたい、という米外交専門家の警戒感があるそうな。
中長期的には米国の対中戦略への影響を心配して、いつまでも歴史問題を引きずっていると、日米の今後の同盟関係を強め中国の台頭に対処することの障害になりかねない、とのこと。これは対中強硬派の米安全保障当局者の話。

日経に更に別のページに北京吉田記者の記事でテレビ、新聞では報道が控えめになっている。これは政府の態度が決まっていないため、とある。外交部は強硬反対を唱えているが、首脳部としては決めかねている、ということか。町村外相の訪中を断った。


小泉首相の靖国参拝、大阪高裁の違憲判決確定へ

2005-10-12 00:44:36 | きのうきょうの話題
これも朝日ドットコムの記事。原告側は理由がないと、上告しなかった。国側はどうしたのかは記事にはない。
その後の話。
判決としては、慰謝料の支払を認めていないので、形式的には国が勝訴で、上告は出来ない。しかし、首相の靖国参拝は違憲と言う文章は判決文に入っているのだろうか?調べて見たい。いずれにしてももし違憲と言う文章が裁判官の意見ではなく、心象でもなく、文章として、判決文の一部として組み入れられているならば、真に賢い裁判官だ。ヴェニスの商人のポーシャを思い出した。『肉一ポンドは良いが、血は一滴も流してはならぬ』だったかな?!

ドイツ大連立政権と郵政改革法案可決

2005-10-12 00:26:27 | きのうきょうの話題
結局あれこれある選択肢の内最も可能性がないと言われた大連立となった。朝日ドットコムの記事を読むと、主要な問題で対立していた二大政党が妥協できるかと冷ややかな見方がかなりあるらしい。そうした見方はこの大連合が意外に短命に終わるのではないかと予測する向きがあるらしい。
10月12日の日経だったと思うが、このドイツ大連立は投票前の政党公約とは別次元の政党間の駆け引き、取引で、国民不在と言う見方があった。これを読んで、ふーーん、と考えてしまった。
これと時期を同じくして、全く無関係だが、選挙の争点、シングルイッシュウと揶揄された、郵政改革法案が圧倒的大差で可決され、三十人余だかの前回の反対票議員が今回その多くが賛成に回った、と話題になった。個々の議員の考え方、信念、意思、などなどが問われている訳で、これはそれらが国民の前に明らかになっているので、良いのではないかと感じた。少なくとも当面の政治現象としては、ドイツ大連合よりは判り易いのかなァ、と感じた次第。単純かな?

WTOの多角的通商交渉

2005-10-11 23:51:05 | きのうきょうの話題
日経(2005年10月5日)に表記の交渉が新四極を米、EU.ブラジル、インドで構成し、日本、カナダはかつての四極となってしまった、と報道。農産物の輸入関税に上限をつけるのに反対していたEUは上限を100%にすると言う動きがあり、工業製品の関税撤廃を日本は主張していたが、ブラジル、インドは撤廃反対の姿勢だとか。今までより国内農業が厳しく、工業製品の輸出も厳しくなるのか。この問題も今後の推移を注目しなければならない。

地震の話題二三

2005-10-10 14:20:59 | きのうきょうの話題
その1.パキスタンの地震は規模の大きさから大きな被害が予想され、時間が経つにつれ、死者の数が増え、やっぱりそうか、と厳しい現実を感じた。被災地の方々には同情したい。
この地震の発生メカニズムについての記事が朝日ドットコムに出ていた。インド大陸が北へ動いていて、ヒマラヤの峰々、チベット高原、更に北のゴビ砂漠、中国西部の高山などなどを形作っていることは良く知られている。インド大陸が乗っているのはインド・オーストラリアプレートと呼ばれるプレートである。このプレートの西よりの先端が今回の震源である。因みに、昨年12月のスマトラ島沖を震源とした大津波はこのプレートの東の縁である。
この地震の特徴は震源が10km未満と浅い事で、浅いと表面波成分(他にP波、S波がある)が出易い。またこの表面波は減衰し難い、などの特長がある。このことが被害を大きくしているようだ。

その2.中越地震の被災者の中で年寄り(65才以上)で、避難所、仮設住宅などに住んでいて、歩行能力が落ちている人が多いと言う。生活不活発病と呼ばれて、住居空間での移動距離が少なくなったり、買物に出掛けられなくなったり、などが原因と考えられている。うーーん、なかなか気付かないだろうな。

その3.中越地震で六本木ヒルズのエレベーターに障害が発生し、一台ではワイヤーが切れたとの報道があった。今調べたら、人民日報のwebsiteが出て来た。元は朝日ドットコム。無断掲載禁止もコピーしているようだ。それは兎も角、表面波が東京まで伝わり、六本木ヒルズは表面波の低周期振動に共鳴して揺れたのだろう。日本エレベーター協会の話によると、この地震での東京のビルでの障害は六本木ヒルズだけだと言う。超高層ビルは地震の振動に共鳴しないように設計されているが、低周波振動がどのような強度周波数分布(スペクトル)をしているかは良く調べられていないらしい。そこで設計の段階では、仮定しているのではないかと思われる。この仮定、設定が実体に合わなければ、共鳴する、と言う事になる。恐ろしい空間である。
長周期振動地震については時期忘れたが、十勝沖地震で石油タンクがやはり共鳴して破壊され、中の石油が漏れて、火災となり、長時間燃えて、話題となった。

選挙後の小泉内閣の動きーその1 牛肉輸入問題

2005-10-09 22:22:08 | きのうきょうの話題
牛肉輸入は勿論アメリカからである。この問題に関する新聞記事をネットで探したが余りない。気付いたのはこれだけだった。毎日新聞の意見は要領良くまとめられている。
この記事の予測では年内輸入が可能だろう、とのこと。後は食べない、と言う自己責任?個人的自由?しか残されていないようである。小泉首相が米国に対して強い態度には出られないだろうなァ。

特集:政界粛清、首相のクーデター 中央公論2005年10月号

2005-10-07 09:34:40 | 気になる記事
衆議院総選挙が終り、意外な結果の衝撃がTV、新聞、週刊誌を過ぎ去り、雑誌に少し落ち着いた記事が出るようになった。表題の記事もその一つ。

「党より信念」変人首相が仕掛けた次代の政治ステージ
対談 飯尾潤、田中秀征
田中の意見、分析はなかなか面白い。田中角栄が築き上げた中央利益地方還元システムのあらゆる分野を壊そうとしているのが変人首相で結果的にはそれが旧制自民党を「ぶっ壊して」いるのだ、と言う。その象徴として旧橋本派、旧亀井派などが崩壊している。
郵政民営化問題を単一選挙課題としたのに対し、民主党は対案を出せなかった、出さなかった。官邸側は旧自民党勢力を叩き潰す同じ刀で民主党も潰せる、と言うことが分っていてその手法を使ったかどうかは分らない。しかし、民主党は全く分らなかったのだそう、想像もつかなかったのだと思う。

「自民党を壊した男」小泉純一郎の体制内革命
大久保好男
これも面白い見方を示している。体制内革命を試みた最近の例として、ゴルバチョフ・元ソ連大統領がある。彼と小泉純一郎との類似性、相違性について言及されていて、これは新しい見方だ。もっと調べてみると更に面白いだろう。

駅前大規模書店設置差し止め

2005-10-07 08:57:37 | 気になる記事
表記の仮処分申請が久我山駅前の小売書店から東京地裁にされた、との小さい記事が2005年9月29日の朝日新聞に出ていた。成り行きを注目したい。切抜きしたが、どこかへ行ってしまうので、ここに物忘れメモしておく。これは東京の各駅前の各種小売店への励ましになるのかなァ。