押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

ねじれ国会が本質

2007-11-25 17:28:49 | 気になる話題
一月ほどのブランクが出来てしまった。福田内閣が成立してからも分かり難い現象があれこれ起きつづけているように見えた。暫くは書き込みを休んで考える事にした。

漸く書く気になってきたので始めて見たい。

少し前まで遡ると、参院選挙があり、野党が大勝し、いわゆるねじれ現象が現れた。しかし、安倍内閣は続投を標榜したが、結局は首相の所信表明の直前に安倍首相は辞任した。そして、自民党総裁選挙の中断があり、あれこれの盲動があり、福田首相、福田内閣が実現した。
福田内閣はテロ特措法の継続を実現しようと試みたが、期限切れになり、新テロ特措法の提案を考えている。
福田首相はこの間、11月1日のテロ特措法の期限切れの前後、に小沢民主党代表と複数回会い、特措法の継続に協力などを要請した。他に何を議論したかは私はまだ理解していない。この際大連立などの話があり、小沢代表の辞任表明と撤回があった。
11月16日?に日米会談があったが、記者会見もなく(異例?)帰国。
帰国報告もかねて?11月22日に各党党首と党首会談があり、特措法協力のお願いがあり、各党拒否した。

こうした流れを振り返ってみるとねじれ国会で法案が成立せず、自民党はどのように国会運営をして良いか判らないらしい、と考えるの正しいだろう。安倍首相の時もじたいを打開する知恵もなく、首相に一任し、自爆した、と捉え直そう。実務派の福田首相なら何か新しいことをやって呉れそう、とでも考えたのだろうか?でも新しいアイデアが出ているとは言えないだろう。

ねじれ国会現象は戦後の国会では初めての事なのだろうか?国民の意思表明の結果がこうなったのだから、そこを出発点として、どのように国会運営を行うかを国会で論議すべきだと思う。

この間各メディアもこの新しい事態をそうした観点から取り上げてはいないと思う。私が気づいているのは田中康夫だけがまともに取り上げている。田中康夫の東京ペログリ日記172週刊スパ2007年11月27日号、ここに参考文献あり。

ここらからもう少し読み解いて見たい。

サブプライムローンの実体経済への影響

2007-09-29 10:12:49 | 気になる話題
『サブプライム「実体経済への影響これから」・グリーンスパン氏』と言う見出しの記事が日経ドットコムに出ている。新聞には11面全面にグリーンスパン氏のご意見、見解が披瀝されている。最悪の危機は脱したが、「実体経済への影響これから」で、中央銀行の対応には限界がある、・・・。当たり前の事しか仰っていないように私には聞こえるが・・・。

気候変動:米国主催で主要経済国会合

2007-09-29 00:47:53 | 気になる話題
先週、国連事務総長主催の気候変動に関する会議があった。今週は米国主催のやはり気候変動に関する会議がある。
良く判らないので、Googleで米国の新聞を手繰るとBusinessWeekのこんな記事が出て来た。見出しは"Bush's Climate Meeting: Talk, But No Action" 極めて明快ですね。
これに対して、毎日新聞の見出しは『気候変動:米国主催で主要経済国会合 5年後の枠組み模索、各国の自主性期待』記事はここにあり。暇があればじっくり読み比べられたし。
Scientific American と言う月刊誌があり、邦訳もあるが、その記事にこんなのがある。ヘッドラインには"Bush Administration Pushes Climate Change Action into the Future
The president says cutting greenhouse gas pollution should be a "long term goal"―but offers no hint of what that goal might be
By David Biello " ヤンワリしているが、これもやる気がない!と言っていますね。

安倍首相の辞任ーその4

2007-09-20 18:24:55 | 気になる話題
安倍首相の突然の辞任の話を誰が何時事前に知っていたか、が話題になっている。もう少しウガッタ見方では、麻生幹事長、与謝野官房長官の策謀だと言う話もあるそうな。一方、安倍首相は結局「単なるお坊ちゃま」だったと言う事で大方の意見、週刊誌などなど。は一致しているようだ。最後の辞任の記者会見をリアルタイムで見たが、記者の質問に噛み合った返事をしていないのが印象的だった。小沢一郎が党首会談に同意して会ってくれないから、と言う辞任の理由の一つも極めて頓珍漢で不自然。
安倍首相がそうしたお坊ちゃまで、頓珍漢で、まあ普通の世間では、馬鹿と言うのだが、そうであるならば、どんな人でも安倍晋三に会って、5分でも話せば、こいつはオカシイ、と判るのではないだろうか。
自民党議員がそうしたオカシイ人をヨイショと担ぎ上げ、その事を本人が世界中にバラシ、職場放棄的に辞任したから、次の候補を探し、一晩でAかBかを決めて、懲りずに、またヨイショする。こんな漫画の世界は世の中広しと言えども、そうないだろう。
報道各紙、週刊誌各誌、テレビ各局・・・、殆んどそうした視点からニュースを掘り下げることなく、皮相な茶番劇を面白おかしく垂れ流している。日本国民としてこんな恥ずかしい経験は今までなかった。ああ、恥ずかしい。

自民党後継総裁選挙ーその3

2007-09-17 17:42:41 | 気になる話題
安倍首相の職場放棄的辞任の原因が噂の域を越えそうに見えてきた。その一方安倍首相の辞任はもっと早く、参議院選挙の結果が出たところで、内閣総辞職をすべきであったという意見が多い。それを延ばしに延ばして、施政方針演説までしてから、あたかも登校拒否をするような状況で辞めてしまった。
従って、今回の自民党後継総裁選挙には、通常の状態とは異なるので、著しい制限が加わるべきであると考える。
1.後継首相には解散権が充分にあるとは考えるべきではない。福田候補の意見、野党との話し合い解散、はそのような状況を反映しているかのように見えるが、どうか。
2.福田候補は非常事態に緊急避難的に立候補したような言い訳があり、一夜にして多数の派閥が支持に回ったこともそうした認識の現れであろう。だから、週刊現代の噂が信憑性を持つようになるのである。しかし、世間の声は意外に冷静であるように見え、醒めている。
3.拉致問題は安倍首相が解決への推進主体であったので、辞任の影響は大きいと誰しも考えている。候補者も拉致問題解決を強力に進めると述べ、官房長官もそのように語っている。石原政調会長は「米国の北朝鮮政策を批判」して六カ国協議から離脱するぐらいのことがあってもいい、と述べたそうだ。米国のアジア政策はいい加減で、アジアにおける冷戦は解決していない、との藤原帰一先生の意見を紹介した。そうした大局的状況の中で、中東政策の失敗から北朝鮮政策で何らかの得点を得なければならないのだと推察するのだが・・・。
石原政調会長のような若い方が短気を起すのは頂けませんね。外交は粘り強さが大切です。北朝鮮の粘り腰は参考になるでしょう。核兵器が力になる、と言う論理には賛成出来ませんが、世界戦略を念頭に米国を弱みに付け込んで六カ国協議を引きずりまわす力量は見上げたものです。短気を起したら負けです。

自民党後継総裁選挙ーその2

2007-09-14 20:48:57 | 気になる話題
結局麻生太郎、福田康夫の二人が立候補した。福田康夫は各派閥の応援を得たそうな。その経緯は例えば朝日ドットコムにある。派閥の領袖にご挨拶して了承を取り付ける、と言うようなことだろう。これは長年やっていた事で、旧態然たる有様だ。これらの皆さんが一年足らず前には安倍晋三を雪崩を打って支持したのではなかったのか。安倍晋三は国民に申し訳ないと謝らなかった。しかし、あのオカシナ安倍晋三を支持した皆さんは自分は正常と考えていらっしゃるのだから、一年前を思い出して、福田康夫を支持する前に、国民に謝って欲しい気がする。

金融危機のその後

2007-09-08 16:08:18 | 気になる話題
サブプライムローンに端を発する金融危機は株価の乱高下が世界の証券取引所で起こり、その後、沈静化しているように見える。
しかし、その後も株価、円為替レートは依然として不安定な動きを見せている。あれこれの予想、思惑を探って見よう。勿論、どれが正しいなどとは誰もいえない話。どういう根拠でどういう結論、予測を導き出そうとしているか、と言うようにご当人は考えているのだが、下世話に申せば、当るも八卦、当らぬも八卦、である。
田中宇(さかい)は例により手広くニュースをサーベイ、引用して、「広がる信用崩壊」と記述している。
米財務長官はサブプライムローン問題が米国経済に打撃を与えるとの懸念を表明したとのニュースがある。雇用率の低下が明らかになり、サブプライムローンとの関連が指摘されている。
週末の株価はNYSEでは大幅な値下がりを示している。
などなど・・・。

六カ国協議/最近の進展ーその1

2007-09-05 07:58:06 | 気になる話題
六カ国協議は私のメモでは今年の二月頃から米中二カ国会談が表向き始まり、あれよあれよと言う間に進んでいる。その間日本は拉致・拉致・・・と繰り返すだけ。しかし、外交と言うのは相手のある話だから、相手の出方でどうするかの次の手を複数考えておかなければならないだろう。
今日の朝日ドットコムを読むと日本は完全に取り残されているとしか思えない。これではまるで外務省全体が外務大臣、自民党外交部会?がストーカーになってしまったみたいだ。

737のスラット留め金具ーその2

2007-09-03 11:30:50 | 気になる話題
スラットの留め金具についての進展があったようだ。この、留め金具は最新の737ではそれまでの物とは違う金具が使われ、ナットの径が小さくなり、ワッシャ―をはめ忘れるとボルトーナットなどの一式が穴から抜け落ちてしまう事が判った。作業ミスがあると事故を誘発するような設計に変更されていた事が判って来た。どうしてそのような設計変更をしたのか、が調査問題点。

タリバンが韓国人質解放で合意/条件は韓国軍の年内撤退

2007-08-28 23:10:15 | 気になる話題
タリバンと韓国の人質解放を巡る話し合いが決着したとの報道がある。当初内容が錯綜していたので、Google NewsでUS版を見て確認したが、NYTに依れば、タリバン側のスポークスマンは最終結論については詳細は知らされていない、とのことだった。この朝日ドットコムにあるように韓国は既に年内撤退を決めており、アフガンを危険度の高い地域として入国禁止に指定しているので、NGO活動は事実上出来ない。だから、韓国側は特に譲歩したことにはならないそうな。はて?どう言う事か??

この辺りのことが明らかにならないとまだ結論は出せないが、テロ特措法の行方に大きな影響がありそう。

その後の世界金融市場

2007-08-27 19:08:26 | 気になる話題
株価もかなり戻し、円高も収まってきたように見えるが、どうなっているのだろうか。その場のあれこれの話はあるが、今後どうなるのかについては余り見当たらない。
私が気づいたのは田中 宇(たなかさかい)の記事が殆んど唯一。彼はあれこれの記事を引用して、この記事を書いている。だからそれなりの説得力を持っている、と言えよう。勿論、経済の話は予想屋レベルを越えることは甚だ難しい。最終的には自分で考えるしかない。
彼の記事の題目は「世界金融危機のおそれ 」である。じっくり読まれることをお勧めする。
クリントン政権の財務長官を務めたサマーズ「米景気後退リスク9.11以後最大」と述べて、警鐘を鳴らしている。

安倍首相のアジア三カ国訪問

2007-08-25 23:41:48 | 気になる話題
短いお盆休みの後、安倍首相はインドネシア、インド、マレイシア(順序は怪しい)訪問した。インド国会での安倍首相の演説に中国が神経を尖らせているとの報道があった。安倍演説の主旨はインド、オーストラリア、米国等を抱きこんで対中国の均衡勢力を形作ろう、と言うようなもので、既に小池防衛大臣が訪米した折にライス国務長官に打診し、ヤンワリたしなめられた路線である。やんわりたしなめられたのだから、初志貫徹、と言うのも悪くはない。中国の報道も政府系の新華社は黙っていたそうだから、取り敢えずは、軽いジャブなのだろか。

月曜日の兜町の株価は・・・

2007-08-20 23:38:10 | 気になる話題
どこまで日本の株価が回復するかは注目されている。800円台の先週の下げの半分くらいは戻したらしい。明日以降更に戻すかどうか、まだまだ気になるところらしい。為替は株価に較べると戻りは緩やかのようだ。

ところで今回の金融不安定化の端緒はサブプライムローンの焦付きと言うことだった。低所得者向けの住宅建設資金の貸し出しが焦付いた、ことらしい。まあ、例えて言うならサラ金の貸し出し金利が高くて、焦付き易い、とでも言うことか。プライムローンは行き渡り、未開拓の低所得者向けの融資、金融商品を売り出し、このリスクをファンド化して、リスク分散を行い、焦付きがどこまで波及するか、疑心暗鬼になって、信用不安が拡大したらしい。

大臣と事務次官問題

2007-08-20 06:29:24 | 気になる話題
表題は小池大臣と守屋元事務次官のことだが・・・、痛み分け風の曖昧な首相裁定は尾を引きそうだ。
中川幹事長は小池大臣の月末の内閣改造での再任を早くも打ち上げている。石波元防衛庁長官はテレビで文民統制の原則を守るべきだと元事務次官を批判し、大臣を弁護した。あれこれの方々が例によってあれこれ述べていらっしゃるが、そこらのことはこれを読むと要約されている。ここには鈴木宗男議員が田中真紀子元外務大臣と事務次官?とのゴタゴタと同じだ、と語ったのは、古すぎてか、出ていない。
いずれにしても27日に予定されている内閣改造の既知の問題点の一つとなった。未知の問題点については、中川幹事長が政治と金について問題のある人は入閣辞退を求める、と語っているそうな、

17日夜のカブドットコム

2007-08-19 10:52:08 | 気になる話題
8月17日にFRBは公定歩合の引き下げをし、これを受けて、NYSEは株価を上げた。兜町はもう夜で日本の株価の動向は月曜にならないと判らないと書いた。しかし、カブドットコムと言うネット世界では夜も運用しているので、狭いサンプルだが、一部の日本株保有者の動向を見ることが出来るらしい。その結果は上昇の株の件数が下降の件数より多かったそうな。