押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

インビテーション クリント・イーストウッド特集?

2005-05-13 00:13:37 | 読みちらし
本屋でクリント・イーストウッドの顔を大写しにした雑誌があり、パラパラと見て、買い求めた。インビテーションと言う名前の月刊誌だった。

その前に、ケーブルテレビで「ホワイトハンター ブラックハート」と言うのを婆が見ていて、つい吊られて爺もちらちら見た。婆はじーっと見ていたので後で話し、筋書きを聞いた。CEって変わった人ねえが第一声。「アフリカの女王」(H.ボガード、C.ヘボン主演)の監督だか製作者だかの話。イギリス植民地でのロケであれこれの話らしい。イギリス人、イギリス文化とアメリカ人、アメリカ文化の軋轢が描かれているとか。

おや、それなら「第三の男」をCEは見ていたのか?もう一度腰を落ち着けて頭書の映画を見ることにしよう。

さて、その雑誌のClint Eastwood Filmographyを読むと結構CEの孤高の歴史について入れあげて書かれている。まあいいでしょう。

中国「反日運動」その後-その1/毛里和子・青木直人・加藤周一

2005-05-12 17:37:15 | きのうきょうの話題
2005年4月に始まった一連の中国における反日行動は5月4日にどうなるのだろうか?と注目を浴びた。色々な意見があれこれ書かれた。私の目に付いた記事を恣意的にメモしておこう。

2005年4月27日朝日新聞毛里和子(談)、早稲田大学現代中国論。・・・中国の歴史教育は、共産党支配の正統性を照明するため、必ず全の共産党が悪の日本軍を追い出すところに焦点をあてる。相互理解にとって非常に厄介だ。以下略。

一党独裁だから、他の意見、他のメディアは存在しない。そして、ITネットを通じてゲリラ的に示威行動が形成され、それを防ごうと当局がネットを通じて個別に警告メールを流すという。この最後の段の事が事実とすると、恐ろしい。当局が個人のメールアドレスを承知していて、それを使って、個人行動を規制しようとするのだ。

2005年4月27日号SAPIO39ページ青木直人 共産党政権が畏怖する「管理された反日」が「反政府」に変わる日。青木直人は日本の国連常任理事国入りに反対する政府の意向が繁栄されているとの見方と動員されるデモ参加者には経済格差に対する不満、都市圏と農村圏との落差に対する不満などなどが織り交ざっていると指摘する。つまり、管理されたデモがいつ反政府へと転換するかは判らないとも指摘する。

加藤周一、2005年4月20日 朝日新聞夕刊 夕陽妄語、は中国からの帰国便で隣の席に座った男の話として、日本のアジアにおける位置、姿勢、歴史などを指摘している。最後に中国、韓国の大衆の激しい対日批判が、必ずしも政府の操作に還元されないだろうと思う、と述べている。還元されない部分が青木直人の指摘と符合するかどうかは不明確である。私は加藤周一はそこまで踏み込んでいない、と思う。