押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

マスクごしのメジャー/城島健司の挑戦@日経9/22/3006

2006-09-25 10:32:24 | 気になる記事
城島健司の活躍が徐々に目立つようになって来た。この記事はその背景を物語っていると私は感じた。城島は日本ではパ・リーグの審判の特徴は全て熟知していたそうだ。したがって、その日の審判に応じてリードをしたのだろう。こうしたやり方が多分野村克也監督が初めてで、古田敦也に受け継がれたとされている。
しかし、城島健司も彼なりのインサイドワークを物にしていて、日本で身につけた技術をメジャーリーグで更に発展させようとしている。
克服しなければならないのは圧倒的に多い審判の数、対戦チームの数、そして英語のようだ。
英語でのやり取りが紹介されている。Joh:"You are right, but it is close." Umpr:"What?" Joh:"You are right pitch by pitch."
城島:「あなたは正しい、でも際どい」 審判:「何だと?」 城島:「あなたは正しい投球によってはね」
などとやり取りして、段々コミュニケーションの密度が高まって来ているのだろうと私は思う。英語能力は確実に上達するだろうね。外野でボンヤリ守備しているのと緊張度は違うでしょう。その内英語で考えるようになるでしょう。キャッチャーの守備位置では思考も英語、思考の組み立ては日本で身につけたもの、しがし、段々渾然一体となるだろう。