押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

福田首相の施政方針演説

2007-10-02 23:23:35 | きのうきょうの話題
福田首相の施政方針演説に対する新聞各紙の反応が鈍いようだ。例えば日経社説を読むと野党との話し合いを述べている点について批判も評価もしていない。私は野党との論戦は法案提出段階に議会で行うべきで、法案作成段階で裏交渉、下交渉のような形で協議するのは不適切で民主主義に反すると思う。しかし、社説の論旨は曖昧である。読んでいてモドカシイ感じがする。
野党は具体的に何をするのか、が述べていないと批判している。私はその通りだと思う。これでは段々化けの皮が剥れて行くことになる。

福田内閣の人気

2007-09-27 10:52:57 | きのうきょうの話題
福田内閣が成立し、新聞各紙にその人気度が掲載された。朝日ドットコムでは50%台前半の数値だが、日経では後半と多少の差がある。派閥の古い体質が出て来たとの印象は強いようだが、インド洋でのガソリンスタンドはやった方が良いと言う意見は過半数とか・・・。これも含めて、ご祝儀相場だろう。私個人としてはガソリンスタンドでの営業実績についてあれこれの資料を出して頂いて、実態を明らかにした上で、最終的な判断をしたい。

その後、どこかの新聞に頭を挿げ替えれば良いのだろうか?と言う皮肉が書いてあった。成程・・・。

自民党新総裁に福田康夫氏、そして党四役選出

2007-09-25 07:52:56 | きのうきょうの話題
自民党の新総裁に福田康夫氏が選出された。その経緯についてはあれこれの報道があったが、私の感想は旧来の派閥システムが働いた、但し、派閥そのものは極めて弱体化している、である。
その一つの現れは自民党党四役の選出に見る事が出来る。福田康夫総裁の選出に功績のあった派閥の領袖が四役に充てられているのである。これで瀕死の自民党の再生が出来るのだろうか。
ここらに福田康夫総裁の安全運転の限界を見る事が出来る、と考えて良いだろう。こうした派閥システムを取り仕切っていたのが森喜朗だと言う説がある。

今日、25日に首班指名が行われ、衆議院で福田康夫首相が選出され、新内閣が発足する事になるが、新内閣の大臣は党四役に転出した者を除いて、再認されると予想される。

インド洋における給油活動謝意ーねじれその7

2007-09-20 18:42:42 | きのうきょうの話題
テロ特措法延長に関連して国連安保理事会で日本の給油活動に感謝すると言う決議が成立したそうな。しかし全会一致ではなく、ソ連が棄権したことで問題になっている。
この記事を引用すると『 ロシアのチュルキン国連大使は決議の本来の目的である国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長を、米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)からはっきり区別。「(OEFの有志)連合の活動は国連の枠外のものだ」と言い切った。』
この部分を読むと小沢一郎が国連決議にはなっていない!と主張している事が説明されているように読める。有志連合を国際治安支援部隊と読み替えている、日本政府、自民党、外務省、米国、などなどの誤魔化しがばれている事のようだ。
因みに、毎日新聞は前文にしか謝辞はなく、本文にはないと指摘している。中国は賛成投票だった。
グーグルニュースでUS版を見てもこの件はヘッドラインには出て来ない。
日本政府はこれで一件落着としているがそんなことで国民を騙せると思っているのだろうか?

追記

毎日ドットコムによれば、安保理事会決議?に盛り込んで欲しいとブッシュ大統領にお願いしたのは安倍首相だったそうな。その直談判が下りて、ライス国務長官・町村外相の話題となり、・・・、と言う事らしい。

自民党後継総裁選挙

2007-09-13 23:11:15 | きのうきょうの話題
後継総裁選挙の日程が15日候補者締め切り23日投票開票と決まりそうな気配で、立候補推薦の動きが出て来た。
その前に、海外の安倍首相辞任の報道が次のようにまとめられている。いわく、「翼の短かった鷹」などの酷評が綴られている。

13日夜の段階では麻生太郎、額賀福志郎、福田康夫の三氏が立候補ないし準備中となっているようだ。15日の締切りまでにはまだまだ紆余曲折があるのだはないだろうか。

なにしろ安倍首相が地位を途中で投げ出した、職場放棄した、ので、あれこれの課題が全て中途半端になってしまったようだ。テロ特措法延長が直接の切っ掛けのようだが、六カ国協議も拉致拉致とだけ主張しているうちに日本の役割はどんどん小さくなっている。アジア外交、中東外交、日米関係、これら全てを再構築するくらいの展望と見通しを持たないとポスト安倍政権の外交は勤まらない。
更に、経済政策としては格差是正などの直近の課題と共に、中長期的には財政再建と景気回復だと思うが、どちらも大変困難。

これらの三人の中にこうした問題点に展望を語れる、語ってくれる候補者が居るだろうか。

安倍首相の辞任ーその2/噂あれこれ

2007-09-13 11:42:24 | きのうきょうの話題
昨日のとたばた劇ではタイミングの悪さが指摘された。7月29日の選挙敗北後に辞めてれば・・・と言う事は誰もが感じた事だ。
与謝野官房長官が病気を後で指摘した。今日の昼前に慶応病院で検査、その後入院ということもあり得ると言う報道もある。
朝のニュースショウではあれこれの噂と断って、噂が流れた。それは金銭スキャンダルを某週刊誌が報道するぞ、と予告があり、その期限が12日の昼と言う事だったが、返事がなく、14時に辞任の記者会見がテレビで流れた、と言う話。確かに新聞の中吊り風広告には「殿ご乱心」突然の辞任!とある、きな臭い。
麻生幹事長は10日には辞任の意向を漏らしているのを聞いた、とも述べている。12日まで引っ張ったということか。
小池大臣は泥舟からは降りていた事になる。

つづく

安倍首相の辞任

2007-09-13 00:36:02 | きのうきょうの話題
安倍首相が突然辞任した。しかし、毎日新聞には、当然とする識者の声が載っている。結局参議院選挙の結果がボデェーブローのように効いていたということか。最後の記者会見でも記者の質問にきちんと答えず、空気の読めない姿勢は最後まで直らなかった。
自民党、公明党の混乱はニュースでもリアルタイムでも読み取れ、野次馬的には、面白かった。民主党も青天の霹靂という感じ。
新聞各紙もあれこればらばらの予測を展開している。毎日は民主党は年内解散は遠のくか?との読みを報じ、日経は経済界も寝耳に水と報じている。朝日は民主党は早期解散へ加速、と報じている。

参議院選挙で自民党大敗、野党過半数を取る

2007-08-03 00:00:46 | きのうきょうの話題
出口調査の予想通り自民党が大幅に参議院の議席を減らし、民主党が大躍進し、野党が過半数の議席を占めた。
安倍首相が選挙運動の最中に安倍を取るか小沢を選ぶか、と選挙民に何度も問いかけた。そして大敗したにも拘らず、首相の座に居座ることを表明し、大方の顰蹙を買っている。私には遂行する政策がある、その事は国民が理解している、そうな。お祖父さんの『声なき声は私を支持している』の身勝手な台詞を思い出した。このことは誰も言っていない。
首相続投は困難だと三愚人が伝えたそうだが、安倍首相は首を縦に振らなかったそうな。選挙か終わってから赤城農水大臣を事実上罷免して、また世の中の失笑を安倍首相は買った。
民主党は首相の居直りは織り込み済みで、衆議院解散に向けてあれこれの手を打って来るらしい。例えば、テロ特措法反対をこれまで以上に大声で主張している。そしてこれにシーファー米国大使が小沢民主党代表に会談を申し入れ、断られている。

・・・とまああれこれ出て来ているが、これらはまだほんの一部だろう。これからじっくり、ゆっくり見て行きたい。

そもそも自民党の長期低落は細川内閣の時から顕在化して、村山内閣で社会党を取り込むという離れ業で主導権を取り戻したかのような錯覚現象を実現した。その後、森内閣でまたおかしくなり、小泉内閣で一発逆転を、青木幹雄参議院議員会長が強く主張して、図り、一応の大成功だった。しかし、小泉首相は特異な人格で、自民党をぶっ壊すと主張して、実際あれこれの自民党の骨格を破壊してきた。それが今回の自民党大敗の原因でもあり、安倍首相の居直りの原因でもある。派閥を壊したから、安倍首相に代わる人材も出て来ない。そもそも今代わって、負ける総選挙を戦おうと言う小泉純一郎のような変人は居ないだろう。つまり、安倍晋三は居直り、そうすれば自民党はますます苦しい状況に落ち込むことになる、蟻地獄に入り込んでしまった。

株価はこの選挙結果を受けて一時落ち込んだが、午後には盛り返したとか・・・。詳しい話は不勉強です。

宮澤喜一氏の死去

2007-06-29 11:37:45 | きのうきょうの話題
宮澤喜一氏が亡くなった。以前に宮澤喜一回顧録を読んで感想を書いた。

新聞、テレビ等の報道で私が良く書けていると思ったのは読売のこの記事である。線形理論のケインズ理論を非線形の範囲まで拡張して日本経済に適用してしまった誤りは末代まで日本国民に巨額の負債を強いた事になる。本人も反省しているとこの読売の記事には書いてある。
米国、EU、中国等の市場経済諸国にとってはまたとない学習材料を提供した事になるだろう。
その他の記事、テレビ報道はやれ平和主義者だの財政通だの中身のない、適当な、ありきたりの評価を陳列しているだけである。

しかし我々は今後どのような国を構築して行くかを考える時に大変な足枷を嵌められた事になる。宮澤喜一一人の責任ではないことは明らかで、国民がそうした選択肢を選んだ訳であるから、最終責任は我々国民にある。問題を数十年、百年に渡って先送りした事になる。彼はそうした意味をあの時説明はしなかった、と記憶する。それが頭脳明晰な人間のすることだろうか。

国別対抗野球/WBC

2006-03-21 23:40:33 | きのうきょうの話題
あれこれ問題があり、話題があったWBCだったが、結果は日本の優勝と言う奇跡で終った。王監督の眉間から皺が消えていたのがとても印象的だった。毎日新聞ドットコムの記事にはイチロウのこのWBCに掛けた思い入れを上手にまとめてあった。
テレビにはダイエーの松中選手の王監督(WBCとダイエー)に対する恩返しを旨く番組にまとめてあったのも印象的だった。
今後ともWBCがチャンピオンリーグとして発展する事と今回は第一回目として辛うじて成功だったとの意見が見られた。

追加
その1の解釈は面白い。こうした健全な遊び心を楽しみたいね。

山岳遭難/仙ノ倉山

2006-03-21 21:31:53 | きのうきょうの話題
春分の日を含む飛び石連休に山岳遭難が相次いだ。八ヶ岳/阿弥陀岳、仙ノ倉山などで死者が出た。毎日新聞ドットコムの記事を読むと、一行9人の最後部の二人がザックのカバーが強風で外れ、直している内に隊列から遅れ、吹雪で視界が効かなく、行方が分らなくなったらしい。そして凍死という最悪の結果となった。

隊列を組む時はリーダーは最後部でサブリーダーが先頭となるのと私は思っていたのだが、どうなのだろうか。私はハイキング程度の山登りしかしたことが泣く、冬山などは登山した事は全くない。春山のスキー登山は何度かしたことがある。
こうした時にはハイキングでもスキー登山でもリーダーとサブリーダーの配置は上に述べた通りであった。一行の中に体調の優れない者が出たりした時はリーダーが全員を集めて、次の行動を全員に諮り、最終判断をした。

今回の九名は全員冬山の経験者だったらしいが、悪天候の中で落伍者を置き去りにするようなことが起るなどとは冬山経験以前の問題だと思うが・・・。死者にはご冥福を祈るしかないが、どのような気持だったのだろうか。

6大手銀行の業績大幅改善

2006-02-16 22:03:35 | きのうきょうの話題
日経の新聞記事だが、6大手銀行の業績が改善し、特に三菱UFJは1兆円を越えてトヨタ自動車を上回り、国内トップに躍り出たそうな。利益還元策を問われるとの解説があり、第一に株主への還元、第二に利用者への還元、具体的には支店内には顧客向けのトイレすらなく、とある。へェー、トイレなんてコンビニに任せて、私なら、顧客の一人の積りだが、利子を上げて欲しいね。今の利子は銀行とは言えないね。バカにするな!

ネット接続規制

2006-02-15 22:59:52 | きのうきょうの話題
米国務省は中国をはじめとする諸外国でのネット接続規制について重大な関心があるとして特別対策チームを立ち上げるとの意向を表明した、朝日ドットコムによる。ネットサーフィンしたら、この件を調べている学者がいた。ここを開くと更に詳しい話がある。
中国当局はネット監視による逮捕者なしとの反論があった、との報道もある。
一方米国議会では公聴会が開かれたとの報道もある。

イランの核武装について

2006-02-12 16:32:30 | きのうきょうの話題
イランは核武装へ向けてあれこれ準備している。核武装の論理は第二次大戦の戦勝国が構築し、彼等は核武装の独占でその論理を維持しようとしている、と私は考え、理解している。
ところで核独占国家の説得にも拘らずイランは核武装の準備を進めている。米国はこの外交交渉が失敗した時にイランの核施設を攻撃する計画を立案したとの英国の報道があるそうな。

この核の論理は北朝鮮も使っている。日本はこうした戦勝国の論理に敗戦国の卑屈な理屈でしか対応していないように私には思える。こうした戦勝国の論理は破綻しつつある。その最も具体的な事例はその後の経済的な発展、格差である。従って、こうした敗戦戦勝の単純な論理を乗り越えなければならない。日本はそうした行動をするに最も適した国である。イランと欧米諸国との外交交渉に日本も加わり、決裂、軍事攻撃に至らないよう努力する事が大切で、そこに21世紀が前の世紀とは違って戦いのない世紀にする可能性が存在する。