梅干しの保存などに愛用している密封ビンの事であります。
■ほとんどが数十年前に買ったものであります。
そのパッキンが硬化してきているので、
替パッキンを手に入れて交換したいなぁと、
ここ数年ぼんやり思っていたのでありますが、放置でありました。
というのも、このビン、当時の私の買い物エリアでは、
ポピュラーだったのでありますが、このところ見かけないのであります。
その頃は、替パッキンも売っていたような記憶が。
■よいしょと。
■こんなパッキン。
新品の時は、色がもっと白めだった記憶と、
手触りがもっと柔らかかった記憶があります。
■煮沸による真空密封で蓋が開けられない場合に、
でべそをハサミでちょん切ると良いという凝った仕様であります。
私は煮沸密封はしないので、一度も切ったことがないですが、
そうする人には替パッキンは必需品だと思うのであります。
■こんな時こそネットでありますね。
まだ剥がれずに残っていたラベルの文字を頼りに、
または「密封保存ビン」とか「替パッキン」なんかのキーワードで、
検索でありますが、しかし全く同じものが見つからないのであります。
■画像は、アルク・インターナショナル・ジャパンの「沿革」から。
このはさみで切る式は「ボーカルHIFI」ということはわかりました。
■楽天のショップにあった一番近いかなと思われるもの。
それにしても、パッキンの作りは明らかに違って見えるのであります。
無駄なものを買ってしまうかもと不安でノンポチでありました。
■上がリュミナルク、下がル・パルフェのライン。
ル・パルフェは3Lだけ口径が大きいということを知りました。
■リュミナルクは3Lでも口径は同じ。
そのためにずんぐりとしたシェイプになってしまうことはあっても、
パッキンの使いまわしという点でいいなぁと思うのであります。
■どれどれ。
■ して、私の買い物エリアでも手に入る、
ル・パルフェの替パッキンを試しにひとつ買ってきたのであります。
■リュミナルクのビンにル・パルフェの替パッキン。
使えないことはないと思うのでありますが、
比べればしっかり感が足りない感じであります。
金具を締めた状態で上蓋に力を加えると少し動きますし。うーみゅ。
■パッキンの厚みもそうだけれど、素材が違うので
余計に緩めに感じてしまうのであります。
■むふー。
■なので先の楽天のサイトでお試しに買ってみたのでありました。
■ボーカルHIFI的なちょん切る仕様は同じでありますが、
なんだか立体的な構造で、見ためは適合しなさそうであります。
■ただ接点の厚みと、素材感は同じであります。
■結論を言うと、これは替パッキンとして使えます。
ただ、替パッキンをビンのフチに載せて、上蓋を閉めれば、
4つの爪が溝にはまって的な事が説明書きにありましたが、
4つすべてははまらなくて、指で無理くり押し込みました。
ビンの細部が違うのかしら、それともこなれてくるとスムースにはまるのかしら。
にしても、ル・パルフェのような、シンプルなゴム板のタイプのほうが、
しっくりくるというか、お手入れも楽だろうし、傷みもわかりやすいし。
うーみゅ。
ボルミオリロッコやキルナーなんかの替パッキンは使えるのじゃろか。
いまココであります。
以下は替パッキンの説明書。
分解掃除した時に気がついた偏摩耗していたミル刃でありますが、
注文していた替え刃が届きました。
■1セット1000円ちょっとを2セット。写真は1セット分の4ピース。
■早速試したいので、まずは分解掃除。
■ミル刃の中に残る粉カスは仕方がないにしても、
この左フタの内側に入り込む分は、刃の交換で改善が見られるだろうか。
次の掃除の時の楽しみなのであります。
■比べればエッジが効いている新品。
■左外ミル刃と右外ミル刃。刻印はなし。
■Before
左のミル刃(本体を正面に見て)に挽かれた粉が多い。
■After
左右の差はなくなりました。
見た目も、指で触った感じも、より均一に挽けていて、
微塵が少ないと感じました。
うみゅ。
最低でも月に一度は分解掃除をしようと思うのであります。
そしてその時に、
刃の摩耗がどうなっているかのチェックもしたいと思うのであります。
愛用している「カリタ 鋳鉄ダイヤコーヒーミル with 電動アシスト」でありますが、
このところ、気になる点が2つあるのであります。
電動アシスト部分ではなくて、本体の方にであります。
■不調1:挽いた粉が片側に偏よっている
左右のミル刃に挽かれた粉が、本体下部の木製の受け箱に、
落ちて溜まるのでありますが、左のミル刃(本体を正面に見て)から、
落ちたもののほうが、右のミル刃から落ちたものより、
よりうず高く溜まるのであります。
これ、使い始めた時からその傾向があったのか、それとも、
左右に分かれずに受け箱の中央に1点でうず高く溜まったものだったかの、
記憶が定かではないのでありますが、
とにかく今は、左のミル刃を通過する量が多いということが、
はっきりとわかる状況であります。
■不調2:調整ダイヤルを動かしても違いが感じられない
以前、調整ダイヤルを外して取り出せる内蔵のバネ周辺に、
粉カスがみっちり詰まって、バネの動きが制限されていたことがありました。
その部分を掃除すれば解消していたのでありますが、
今回の不調はそれではないようなのであります。
とにもかくにも、今までフル分解して清掃したことが一度もないので、
やってみることにしたのであります。
■まず左の調整ダイヤル(ダイヤル、ブッシュ、バネの3点)を外し、
左フタのネジ3つを外してと、
■取り外した左フタの内側。粉カスがみっちりと。うぅ。
■左外ミル刃(正式名称は不明)の背面。
■左外ミル刃を取り外すと、厚みのある左内ミル刃があります。
■左内ミル刃を溝にスライドさせて取り外すと、右内ミル刃の背面。
スライドさせれば取り出せるはずでありますが、
溝に溜まった汚れのためか取り出せないので、
反対を向けて右フタを外しました。
■右フタを外したところ。右外ミル刃の背面。
左に比べれば粉カス汚れが少ないように思えます。
ミル刃付き軸もここで取り外せました。
■最後に残った右内ミル刃。うぅ。
取り出したパーツを並べて、ひとつづつ掃除であります。
本体内側も。
粉カスは、微塵が粘土上になったものがこびりついていて、
歯ブラシなんかでは取れないので、金ブラシでこそぎ落としました。
うぅ。
■こそぎ落した粉カス。
どこにいたのか小さいモカの豆かしらも1個。
2カップ分ぐらいの粉カスが挽けました 取れました。
今までの分解しない掃除は、上から下から見えるところをブラシでこすり、
あとはスプレーでブローというものでありました。
ブローするとブワッと想像以上の粉カスが出てくるので楽しいのでありますが、
ブローをすることで、本来粉カスが行かないようなところにまで、
それを押し込んでしまっていたのじゃなかろうかと思うのであります。
■して、きれいになりました。地肌が見えております。
分解清掃できるというのはなんとビューティフルな事でございましょう。
もっとコマメにするべきでありました。反省。
それから、分解清掃したことでわかったことがありました。
ミル刃が編摩耗しているのであります。
■左外ミル刃と右外ミル刃。
大きさも厚みも一見同じに見えるのだけれど、
左外ミル刃は「5」の刻印、 右外ミル刃は「4」?の刻印なので、
違うものなのじゃろか。
それはともかく、左右で刃の丸まり具合が違うのであります。
■拡大。
比べて右外ミル刃のほうが丸まっている。
これは型番による仕様の違いかもなのでありますが、
■左内ミル刃 と右内ミル刃には、はっきりとした違いがありました。
■拡大。
右内ミル刃は金属表面のザラッとしたものが削れてピカツルしております。
このせいで、右側の向かい合うミル刃は、より密着度が高く、
それが不調1の原因になっていると思われるのであります。
この編摩耗は、電動アシストによる軸への負担がその理由だと思うのですが、
粉カス汚れの放置による動きの制限からくるものかもしれないし、
だとしたら、手で回す通常の使い方(ハンドルは右側)でも起こりうるしであります。
うーみゅ。
ミル刃は、左右4個のパーツ1式で1000円ちょっとで買えるみたいなので、
2セットぐらい買っておこうと思うでありました。
■再組立して感じたことは、遊びがこんなにあったのかであります。
調整ダイヤルを緩めた分だけガチャガチャとするのであります。
あぁ。
早速豆を挽いてみましたが、清掃前に比べ明らかに挽くのが速くなりました。
動作音は少し大きくなりましたが、汚れのない音であります。
不調2は解消しました。
不調1は多少良くはなりました。
清掃後のコーヒーは、とてもすがすがしい味がしました。うみゅ。
梅、干しました。
先週末からの、「曇り時々晴れ」の予報の日も含めた3日間で、
なんとかいけるかなと思ったのであります。
■干しはじめ。
しっかりと赤紫蘇がしみ込んでいて、上出来の予感であります。
■時々返しながら、1日干した状態。
■赤紫蘇。
だいぶ乾いてきておりますが、1日くらいではまだ水分が多く残っていて、
カッサカサには程遠い状態であります。
しかし、干しはじめ初日こそは良く晴れておりましたが、
2日目以降は、それでもいいと覚悟していた「曇り時々晴れ」にもならず、
悪くなる一方でしたので、干さずに家に取り込んだままでありました。
■仕方がないので、豆を買いに行ったりして。
種類によるハンドピックの手間の違いを、
実際の生豆で教えていただいて、勉強になったのでありました。
■して、完成しました。
2リットルのビン2本に、写真はないけれど、3リットルの梅酢。
この2日は、放置干しというギャンブルでありましたが、
幸い雷雨もなくて十分に干し上がりました。
感謝であります。