気持ちの良い宿で、朝ご飯を普通の時間に頂いた後は、
昨日のやり残し、冠着山に登るために、車で登山口まで行きました。
■よく整備された気持ちの良い道。
■「お山まいりはつろうござんすが、御苦労さんでござんす。」
今村昌平監督版の映画「楢山節考」の、
お山まいりの作法を一同が口伝する痺れるシーン。
原作は山梨県境川村がもと、ロケは長野県小谷村ということでありますが、
ついこれを想像しながらの山登りであります。
■冠着山(姨捨山 標高:1252m)の山頂。
南方面に開けた展望。雲でアルプスなど遠目の山は見えませんでしたが、
すこぶる見晴らしがいいのであります。
■北方面がまた善光寺平が一望であります。
昨日見た、赤矢印の姨捨の棚田、青矢印の森将軍塚古墳を、
更に上から眺める楽しさ。
下からは山頂に樹木が茂っているように見えたので、
この展望は予想外の喜びでありました。
お手入れに感謝であります。
■気持ちの良い山頂で、たっぷりのんびりしました。
■木下恵介監督版の映画「楢山節考」で描く山頂の雰囲気は、
この冠着山の山頂に似ているように思いました。
もちろん骨がごろごろしているようなことはありませんけれども。
して、もともとの予定では朝から上田に移動し、お城から、
ため池の多い塩田平をぐるぐる回り、
ハイライトの別所温泉でザブン&ゴーでしたが、
山を下りたらダイレクトに別所温泉に行きました。
■将軍塚古墳。
■北向観音参道。
■奥で陽射しを受けて光っているのが、
安楽寺にある国宝「八角三重塔」。
屋根の葺き替えや双輪の補修が近年に行われたとのことであります。
■温泉街の奥に上がり、
■上田紬のお店で、
■カミさんが国指定伝統工芸士作の小袋を買っておりました。
90歳で今はもう作られていないということでありました。
■やっぱり饅頭は箱で買って食べて、
■大湯で汗を流し(カミさんだけ)、
■温泉街をぐるぐるして、
■戻り道。
■駅にはたくさんの人が。
■車で上田菅平ICに向かう途中、古墳の看板を見つけて、
寄ったのであります。
■大蔵京古墳。
■「みだりに登ることを禁ずる」と書いてあります。
みだりに......。
(1)分別なく行うさま。
(2)正当な理由や資格もなく行うさま。
あぁ。
実際は草が生い茂っていたので、登れる状況ではなかったし、
無理に登ったとしても、墳丘の形がわかる感じではなかったのでありますが。
■それにしても、見晴らしのいい場所に古墳はありました。
この後、高速に乗って無事に帰宅いたしました。
して、御嶽山が大変な事になっておりますね。