夏の早朝、ラジオ体操の時間を過ぎるとゴミ出しの時間が始まる。
それをきっかけに、Stay Home を律義に守ったまま病院へ行かなくなっている高齢者の方々の立ち話が始められる。
うちの近所に限ったことかもしれないけれど、あの距離で額寄せ合って連日会合していれば、きっと無症状感染している方もおられるように感じる。
世間ではPCR検査という踏み絵をして、隠れ新型コロナ陽性者のあぶり出しが推奨されている。
地域によっては、軽症や無症状でも病院へ入院させることで、高齢者離れした病院運営の一助としているとも聞く。
これでは入院を要する病を抱えた場合に病院は利用できなくなるが、ともあれ医療崩壊は静かに進んでいるようだ。
テレビやラジオは戦果報告の様に日々、感染者数報告がなされている。
そして鬼畜米英とばかりにパチンコの次は夜の街が危ないとやり玉に挙げられている。
withコロナを感じるのは、早朝近所の街角と主婦の憩いランチタイムの街にしか見られない。
通勤するだけで蝉の喧騒の中、額に背中に汗は流れる。
言葉を交わすことなどほぼない人たちがマスクをしたまま流れていく。
好景気不景気にかかわりなく、可能な限り会社は存続させていかねばならない。
矛盾に絶望しきってしまっても、生きていけなくなる。
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