見ていられなくなっちゃった

百日紅の白い花が揺れていた。

大きくなりすぎているこの木も、そろそろ手入れしないと住居に覆いかぶさってくる。

どこを切ってどこをどこを残そうかという思いを走らせながら見ていたのをやめた。



ネットニュースが燃えている。

叩いても誰も文句言う人はないだろうと、育てたり発見したりしたネタに火がつけられる。

いい仕事ってなんだろうなぁ、という思いを走らせながらページを進めていた手を止めた。



関西の我が田舎ではもう彼岸花が咲いていた。

「やけに早いなぁ」と感じていると、これが今の主流なのかと、異常を正当化する気持ちがのっかってくる。

お世話になってきたお店を異端視する正義の先には何が待っているんだろう、と花を見ていられなくなった。



足のかゆみに気が付いて足を見ると、血が出ていた。

虫にかまれた痕跡を、無意識にかきむしったようだった。

「気付いてしまうと、妙にかゆみばかりが気になるもんだ。」と絆創膏を貼った。

あさのご挨拶

８月も残りわずかとなってきた。

朝５時の風景・夕方７時の風景も大きく変わって来た。

冷夏のお盆が過ぎて、残暑が寂しく残されている。




「毎年ここからが、年々早くなるんだよなぁ。」

と、記憶を撫ぜながら変わり往く雲を眺める。

人間社会の歪をお天道様はどう見守ってくださっているのだろう。

などと、思ってみた。



会社の近くに、とある幼稚園児のお孫さんをお持ちのご婦人がおられる。

この方は、コロナゼロリスク信者で離れて挨拶をしても、こちらがマスクをしていないと無視をなさる。

本日も汗をかきながら歩いているのでマスクはしていなかったから、見なかったことにされた。

気持のいいものではないけれど、何を信じるのかは人それぞれだから仕方ないと思う。

こんな分断が、あちらこちらにあるのだろうなと思う。



ひとの心の中というのは、状況次第でどうにでも変わってしまうものなんだろう。

彼女がどういった経緯で彼女の今の正義にたどり着いたのかを私は知らない。

なんでこんな考え方の人が・・・と思ってしまう人と出会ったとき

自分とは関係ないと処理してしまいがちだけれど、無意識領域では染まるのが怖くて遮断しているのかもしれない。




「あの時はねぇ・・・」なんて話ができる日もきっと来るだろう。

続く長雨

家を出ると、晴れ間がのぞいていた。

ただそれだけで、エネルギーが湧いてくるのを感じた。

一涼をもたらしてくれる雨雲を心待ちにしていた日々など綺麗に忘れている。



気象庁によると、本日も天気は下り坂。

今年の甲子園出場を果たした高校球児の心境を重ねてしまう。

ネット上で私にも確認できる予報データ解析には、このほかに欧州型・米国型がある。

今回は、どれもあまり違いはないようだ。




日本の報道を見ていると、マスクとワクチンがそのうち助けてくれるように感じてくる。

欧米の報道を見ていると、マスクやワクチンで被害が収まった例はない気がしてくる。

ともあれ、パラリンピックが開催される。

コロナに打ち勝った証がオリンピックの開催だったそうだから、バッハさんには隔離が不要らしい。



今日も、建て前が本音を馬鹿にしている。

そして、本音が建て前を小馬鹿にしている。

それを見ている多くの人は、支給される生乾きのシャツをお仕着せさせられて、

風邪をひかないか心配している。

この雨に何を思う

本日から仕事の再スタート。

理屈を組み立て、論理立てて考えていくと、いつも不安に流されてしまう。

二度と繰り返されることがないのは、普段の何気ない一日だって同じこと。

とにかくアクションを起こして、リアクションを受けて、何かを感じて次なるアクションへと心の車輪をこいでいく。




そう臨んだのはいいが、朝から雨は降りどおし。

道路は、登坂でも浅い川のように水が流れていた。

連休明けの納品は重なっていて、外に出るたびびしょ濡れで、風邪の心配だけの一日となった。




それでも、仕事ができるのだからありがたいことだ。

水害で仕事ができない人もいれば、緊急事態宣言で仕事ができない人もあるのだから。

そう考え直し、できるだけ腐った顔をしないように心掛けたつもりだけれど、どうだったろうか。




長雨の影響で夏の甲子園大会は、順延続き。

そんな中、部員らの中からコロナ陽性反応で１３人感染が判明したと、宮崎商業高等学校が試合の辞退を申し入れ、受理されたという。

OGPイメージ

宮崎商が甲子園辞退　部員ら計５人が新型コロナに感染　開幕後辞退は初 (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

甲子園球場 - Yahoo!ニュース(デイリースポーツ)

Yahoo!ニュース

 

そうかと思えば、デンマークでは正面からウィズコロナすることを決めた。

デンマーク:コロナ対策をすべて廃止｜KTC｜note

デンマーク議会は先日コペンハーゲンで、10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定しました。そのため、マスクの必要性はなくなり、テ...

note（ノート）

 

世界中のかしこい人たちが英知を集めても、答えが見つからない。

そんなことが、まだまだきっとたくさんあるんだろうな。

これを踏まえて、望む結果になかなかたどり着けないわが身を振り返ると

まぁまぁよく耐えて頑張っている方かな、とも思える。

晩夏が始まる

施餓鬼法要も終えて、お盆の季節が過ぎようとしている。

束の間の休息を終えた雨が、しとしとまた降りだしている。

今年のような雨続きで涼しいお盆は、たかだか約半世紀であるが、覚えがない。

ワクチンとウィルスのいたちごっこが激しくなって来ている。

夏だと言うのに、今年は更なる変異株と思われるウィルスが大はしゃぎしている。

疫病蔓延と天候不順は、バイオリズム的に関連があるんだろうか。

感謝と反省を心に刻みながら、集まれた親族や集まれなかった親族のこれからを祈願している。

一昨日の雨と風で、テレビが写らなくなっている。

明日からまた情報の雨に晒される毎日かと考えると、

年末年始に向けて、自粛やワクチンで正義の分断が起こらない様にと、

樹木に滴る雨を眺めている。