慰め

本物に拘るあまり

ほんものに騙される。

嘘っぱちを馬鹿にし過ぎて

ほんものに気付けなくなる。

二日酔中

昨夜酩酊

いくら探ってみても見つからない記憶がある。

たどった痕跡はグーグルが教えてくれた。



ただ今も漂流中

メイデイ・メイデイ・・・

時折こみあがって来るものを警戒中




寒さもあまり感じない。

電車に揺られ目を閉じる。

あらゆるものが通過していく。

こそあど私

私の中には

あの人がいて、その方もいる。

この子もいれば、あの子もいる。

あいつもいれば、奴もいる。

なのに私はどこにもいない。

結晶

職場近くでは、昨夜雪が少し積もった。

期待して家へ向かうが、自宅近くでは積雪の痕跡しか見つけられなかった。

今日になって、いつもの時間に起きた。

寒くて眼が覚めたのだけれど、雪はなかった。



トイレに立ってから二度寝をした。

浅い眠りを感じながらも夢を見ていた。

一時間が経っていた。




明日仕事へ向かうリズムを考えると、

布団の中で惰眠を貪っていられなくなった。

着替えて、ゆっくりと朝食をとった。

妻や息子と同じ空間にある、

一呼吸、一呼吸をも味わっていた。



昼過ぎになって雪が舞い出した。

洗濯物を３人で取り込んだ。

やがて軽い雪は流されてしまい、

息子は友人に誘われ遊びに出掛け、

妻は買い物へ出掛けた。



家人達を見送りリビングへ戻ると

隣の部屋の窓に雪がまだへばりついていた。

寒気・喚起・官記

今年最初の寒波がやってきた。

晴天に寒風が吹き止むことはない。

山沿いには雲も見受けられる。




昨日から、テレビやラジオは盛んに雪への警戒を歌っている。

人によってはウキウキ感が隠しきれずに

妙なハイトーンで注意喚起していた。

今日明日は兎に角、平野でも降るそうだ。




不思議に思ってネットで雨曇レーダーを見ても、

私にはそれらしき雲は見つけられなかった。

しかしまだ、今日も始まったばかりだしな。