な~んにもない

もう、わけわからんわ。

只管馬鹿

2016-11-30 18:02:30 | 日記


体温の殻に閉じ籠っていたい朝だった。
自分と言う世界が自棄にやかましいから、
眠るに任せていたかった。



やむを得ず家を出ると、
六甲の山から進んで来た雲群に少し驚いた。

お盆過ぎの海にクラゲが大量発生することがある。

今朝の空は、それを思い出させた。

その後ろに鎮座する六甲の山並みは、
清々しくくっきりと綺麗だった。

まるで憂いを感じさせない姿に、完全なる敗北を感じた。




打ちのめされた感たっぷりに歩を進めた。

駅へ着く頃には、あさひが射し込んできていた。

金色とも橙色ともつかない色に、
すべてが美しく染まっていた。

なのに、私もその色に染まっていた事を
認識できないでいた。




私という窓からの眺めから離れることができない。

捨ててしまいたいと思っていながら、
このフレームを忘れることができない。

一心不乱の心地好さは、そこにはない。
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冬眠し損ねた虫

2016-11-29 21:07:04 | 日記

昨夜家に着いたのは10時半を少し回っていた。

食事をして風呂へ入り、布団へ入る頃には
0時半となっていた。

布団の中で横になると、
まだ残っていた湯の温もりが殻を作り始めた。

その中で、充電器に差し込まれた器械のように納まり、
瞼の重さで開いていく扉へと入っていった。
点滅灯を灯し静かな時を刻んでいた。



いつもの時間に起きた。
寝過ごさないようにと、目覚ましを少し離れた場所に置いていた。
崩れ落ちた殻の温もりが、より一層恋しかった。
兎に角体温をあげるのに、
薄い幕でもまとわねばと活動を開始した。

そしてバタバタと外に出れば、
空の色も、吸い込まれる空気も、吐く息も
みんな冬の顔をしていた。

暦で今日という日を知ってはいる。
なのにまだ秋気分が抜けないでいるのは、
私ひとりに思われた。

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あ~、またか。

2016-11-28 22:15:58 | 日記

昨夜は、日曜夜の恒例と化しているが、
緊張と不安で寝つけなかった。

スマホゲームで気を紛らわせて、3時前になるまで眠る覚悟がつかなかった。

そして、ずっと起きていたような夢ばかり見ていた。



夜が明けて目覚ましに起こされると、昨日中降り続いた雨もあがっていた。

電車に揺られ目を閉じてみても、眠りには落ちなかった。

いよいよ11月も終わり、12月を迎えようとしている。




このままじゃいけない。

これと言った策があるわけでもない。

小さな事の積み重ねしかない。




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雨音は天音

2016-11-26 23:52:54 | 未分類

今の全力をどれだけ注ぎ込んでも、
凝縮して詰め込んでみても
それでも届かないと、肩を落としている。

「ピンチこそ楽しめ
プレッシャに押し潰されて行動しないことこそが本当のピンチなのだから」

と言われ、
そんな芸が無いから苦しんでいるのも忘れ、
白い目で見られるくらいに、
狂人のレッテルを覚悟して、
死物狂いで更に無駄に頑張る。



「あいつ変わったなぁ~」
「いや、前からあ~言うとこあったで」

世間話は、結果論と声の大きな人達のご都合主義で出来ている。

無責任で非人間的でも、
非のないところに煙がたとうが、
世間話は作られ、消費され、時には炎上すらして人々を飲み込んでもきた。

また話題にさへ上らなくなるよりマシだろう、
なんて囁きもある。



どんな駄目な人間になろうが、
途中で体調崩して退場させられようが、
見事這い上がろうが、

他人と代わることができない限り
事の次第は自分自身の中で完結せざるを得ない。



こんな煩わしい事には、初めから出来るだけ近づかない生き方もある。

何を選ぼうが、彼岸からの声が掛かるまでの、夢の途中である。

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テレビでもやらなくなったよな

2016-11-25 22:02:52 | 日記

滋賀県彦根市で開かれた県特産の近江米PRイベント
「おにぎりの早食い競争」に参加した男性(28)が、おにぎりを喉に詰まらせ、
救急搬送されたものの3日後に死亡したそうだ。


昨年も同様の大会が開催されており、この時には死亡した男性が優勝していたという。


主催したJA東びわこは「お茶を用意し、慌てさせないよう安全に配慮していたが、結果として重く受け止めている」と話したとのこと。



命を落としたという事実の前では、
心情的にはたとえ言葉をつかんでも、
手のひらで細かく崩れてしまう。

亡くなった男性と親い人達にしてみれば、
不慮の事故では片付けられないだろう。

食べ物のスピードや量を競ったイベントが
いけないという事になるのだろうか。
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