マスクもつけずに公園を走り回っている子供たちがいた。
マスクをして公園の片隅に集まってゲームを楽しんでいる子供たちがいた。
どちらもいい。その姿にホッとさせられた。
マスクを外して歩く姿を通勤路で見かけるようになった。
マスクをした人が多く集まる通勤電車は、通常の込み具合に近づいている。
それぞれの事情を抱えて、それぞれの目的地へと急げるありがたさ。
震災で当たり前を失って、当たり前へ向かってもう一度進んでいった。
津波と放射能汚染の加わった被害で、また日常を奪われて、日常を取もどす為に再び歩き出した。
そして今、目に見えないウィルス感染に心がまた震えている。
正義ほどわかりやすく悪酔いし易いものはなく、報道ほど頼もしく当てにならないものはない。
ひとのこころほど強く暖かいものはなく、儚く移ろい易いものもない。
私が子供たちの姿に見たのは、過去の影であり未来への願いであったのだろうか。
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