残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

10月の読書

2009年10月30日 13時20分13秒 | Weblog
もうすぐ10月が終わる。
明日から気温がぐっと下がるらしい。

久々の雪マークが天気予報に・・・。


「私の男」 桜庭 一樹 ~読書中~

まだ半分くらいのあたりだけど
なんとも言えない感覚がある。
じめっととした、それでいて厭世的で
でもちょっとカラッと乾いた部分がある。
早く読み切ってしまいたいと思わせる一冊だ。


「あかね色の夕張」 日下 康夫/文・さし絵

1947年生まれの著者が小学校5年で転校するまで過ごした
旭町、初住、福住界隈や夕張第二小学校でのできごとをつづったエッセー。
年代は10年違うけれど
よく似た炭住生活や遊びが懐かしい一冊だった。
さし絵がもうすこし大きく入っていたらもっとよかったのに。


「まほろ駅前番外地」三浦しおん

前回(まほろ駅前多田便利軒)の方がおもしろかったなぁ。
スピンオフと言うことなので、まぁ、しょうがないですか。

でも仰天はいい味だしてるわ。


以下、既出なので割愛。
「白蛇島」三浦しおん
「夕張のぱんじゅう~ある炭鉱町の想い出~」  青田 じゅん

ちょっと以前のこと

2009年10月27日 11時49分04秒 | Weblog


今年の6月に故郷の小学校を訪ねた。

もうずーと昔に廃校(1989年/平成元年3月31日)になった。
夕張北炭新鉱のガス突出事故(28年前、1981年/昭和56年10月16日)の後のことだ。

ほぼ毎年訪れるのだが
そのたびに、今一度校舎の中に入ってみたいと思っていた。
それが今回叶った。


職員室




図書室


教室


廊下


階段


音楽室


廃校後、陶芸家が校舎を利用していたのだが
あちらコチラで遊んだ(?)のであろう、
散らかしっぱなしで無惨な状態になっていた。

そのまま朽ち果てるだけとはいえ
思い出の場所をけがされた思いだった。

校舎後を有効利用してもらってありがたいことだと思っていたのだけれど
そんな気持ちは失せてしまった。

そんな気持ちを抱きながら
シューパロ湖方面へ出かけた。

ちょっと暗い気持ちを
吹き飛ばしてくれたのは、初夏の大夕張の空だった。

流れ星

2009年10月22日 14時36分26秒 | Weblog
ここ札幌は今週の月曜から
東の空には雲がかかりっぱなしで
オリオン座すら確認でない夜が続いている。

その東の雲の下ある
札幌ドーム周辺の明かりが
雲に反射して
なんと明るい曇り空なんだろう。

昨夜は仕事中ネットでCSの途中経過を検索し、
ファイターズは8回6-1と負けている、あぁ今日は負けだな。
後でノムさんがどうぼやくかそっちを楽しみにしようと帰宅。

夜中のニュースを見ると、
なんと逆転かよー!!
予想もしてなかった展開。

今夜は流星群、見られるかなぁ。

しごと・・・、ひまだわ

2009年10月20日 13時15分51秒 | Weblog
今週の一冊は「白蛇島」三浦しおん。

主人公が生まれた島、拝島にまつわる秘密。
夏休みの帰省で体験する不思議。

この中に出てくる「犬丸=荒神」がどことなく「まほろ駅前多田便利軒」に登場する「行天」と似ている気がして・・・。
今朝から「まほろ駅前番外地」を読み始めたので
そう思うんだろうか?

それにしてもすっかり“三浦しおん”にはまっちゃったなぁ。

季節感とおしり

2009年10月16日 10時36分13秒 | Weblog
約1ヶ月間、現世から離れていたため
札幌の季節の移り変わりを見逃しました。

「夏の終わり」からいきなり「冬のはじまり直前」へといった感じ。

仕事の行き帰り、
地下鉄の階段通路で目にする服装は
留守にしていた間に
薄手のシャツや短めのスカートは厚めの生地に、
上に羽織るものも1枚・2枚と増えている。

階段で目につくのが女性の後ろ姿。

スケベなオヤジですが
特別「いやらしい」目で見ているわけではありません、
階段を昇ると、目の前に自然と見えてしまうのです、念のため。

そして思うのが、おしりにも「いろんなカタチがあるなぁ」と。
まぁーるくてやわらかそうなの、固そうそうなの、
バァーンと存在感と威圧感を示しているもの、
ほそっこくてエッー?って思うもの、
上半身や脚とのバランスもひとそれぞれとほんとに様々。

去年までずっーと車通勤だったので
こういう機会に恵まれていなくって
地下鉄通勤にもグチはこぼせないものです。

命よりも食い意地?

2009年10月15日 16時50分58秒 | Weblog
9月11日から10月6日まで約25日間、病院の中で規則正しく暮らしました。

途中でストップかと思っていた
●私が語りはじめた彼は 三浦 しをん も病院で完了。

その他、絶対ヒマだ!と勇んで10冊ほど本を持ち込みました。
自分の選書ではなく
新しく買うのももったいないので
娘と妻の本を持って行きましたが、
ベッドの上で、文字ばかりを追うパターンにわずか2日でうんざり。

そんな中、妻が書店で見つけて届けてくれたのが
●夕張のぱんじゅう~ある炭鉱町の想い出~  青田 じゅん。

自費出版のようで、文章も「?」と思う部分があるのですが
同じ炭鉱町での生活、筆者との年代も近く
温かい気持ちで読むことが出来ました。

あと娘の本を1冊読みましたがタイトルを失念。

さて病院では大腸検査のため内視鏡を入れたのですが
腫瘍が大きく内視鏡があたったのでしょう、血便。
腸閉塞一歩手前と言うことで、
入院4日目から突然、絶食に。

あー、あれを食べておきたかったと思う品がいろいろ。
で、思う品はなぜかジャンクフードばかり、なんででしょうね?

そして手術は予定より1時間ほど長びいて完了。
どうやら、お腹の脂肪のため施術に手間取ったらしい。
あとから聞いたところ
あまり太ると脂肪がじゃまでお腹の手術が出来ないらしい。
相撲取りなんて痩せるまで手術はのばされるとのこと。

去年より痩せていてよかった・・・ほっ
(体重の経過 2008.1月 95kg -->2009.1月 88kg -->入院前85kg -->手術前83kg -->手術後79.5kg)

なんだかんだとおかゆにたどり着くまで12日間ほどは点滴が栄養源。
なぜか点滴をしているとお腹が減らない、不思議だ。

それでもテレビを見ていると
食べ物ばかりが目につく。
大食い選手権、グルメ番組多いなぁ。そしてCMも。
あぁぁ、ケンタッキーくいてぇ。栗山千晶のケンタうまそうぉぉぉぉ、
ゴックン。ってな感じ。

食べられない環境が、普段なんとも思わずスルーしているものまで
脳に刺激を送るんでしょうなぁ。

まずは、無事にシャバへ出ることができ一安心であります。
(一時は最悪のことも脳裏をよぎっていましたから・・・)